2429Dなんて存在を、ジョルダンで調べるまで知りませんでした。
普通は、大きな「時刻表」って本を買ってから乗る列車を決めるはずなんですが、自分はそんなことはせずジョルダンで18きっぷ検索をかけてました。
すると、滝川から釧路まで一本で行ける列車が…
定期普通列車としては日本で一番の距離・時間を走る列車だそうです。
滝川駅に着くと…
と、大々的にアピールw
あまり滝川駅って聞きなれない方も多いと思いますが、こういうところでアピールしてるんですね。
他の路線でも長距離普通列車とか謳ってPRすればいいのに、とか思ったりもしますが…
日本一長い普通列車に、乗る!!!
列車泊した翌朝に、とりあえず滝川駅で80分程度待ちぼうけです。
入線した列車は1両編成。塗装を復刻した列車らしいです。
行先表示には、きちんと「日本一長い距離を走る定期普通列車(2429D)」と書いてあります。
9:18に滝川を出発し、順調に走行を続けます。
雪国は天気が変わりやすいようで、滝川では結構な快晴だったはずが、その後赤平あたりではまた雪が舞っていました。
富良野に到着は11時前。20分間停車して車両の増結です。
富良野はラベンダーの時期に行くのが一番綺麗そうですよね。
富良野を出発し、なお雪しかない車窓が続きます。
美しいと言えば美しいし…
落合駅では、すれ違い待ちで長時間停車。
Ustream中継もしてみたんですよね。見てくれた人いましたか?
雪しかない。列車の外に人なんて誰もいない。不思議な空間です。
列車につららがついてたりもします。斬新ですよね。
この時は、何にも思っていなかったんですけど、これからが地獄の始まり…
新得までの間で運転停車.
新得を過ぎて上芽室信号場ですれ違い待ち運転停車.
芽室で上り特急待ち運転停車.
西帯広でまた運転停車.
と、ほぼ各駅で運転停車を繰り返し、ようやく帯広。
帯広では20分ばかし停車するはずでしたが札幌地方が大雪だったらしく、札幌からくる特急列車が遅延してたため、それに合わせ停車時間が短縮されました。
急いでお弁当を買いに行き…
帯広と言えば豚どん弁当。これはひもを引っ張れば温まるタイプのお弁当です。
さて、池田を過ぎたあたりから、誰も乗り降りしなくなります。まるでサドンデス勝負のようw
そして、信号場でのすれ違い待ちが多くなってきます。駅だったら降りられるんですけれど、信号場での待ち合わせはつらい。
しかも、車内はすごく静か。みんな一人旅で、なんだろう、このわけのわからない雰囲気。
誰かに話しかけようとも思ったりするんですが、雰囲気が許しません…鉄ちゃんの世界は怖いね…
道東に向かえば向かうほど、景色の最果て感がぱねぇ!
古瀬駅でのすれ違い停車の間に撮りました。この駅もかなりの秘境駅ですね!
なんだか大変なところに来てしまったなと思いつつ、あたりは暗くなり…
「新富士」のアナウンスが流れたときは、あと一駅だーというほっとする感じがすごかった。
釧路駅に着いたが…
さて、終点、釧路。まず料金表がすごいw
そして、2429D完乗の証。
ほんとにほっとしました。二度とのりたくありませんw今度は特急で来ようと思います。
というわけで、修行の一日は終わり、釧路で一泊です。
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