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【TP-Link Deco XE75】Wi-Fi 6Eが活きる!メッシュWi-Fiを実機レビュー

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こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

TP-Linkから、ついにWi-Fi 6Eに対応されたメッシュWi-Fi「Deco XE75」が発表されました!

Wi-Fi 6Eは今までの2.4GHz帯/5GHz帯のWi-Fi 6に加え、6GHz帯でも利用可能になります。
6GHz帯はほかの機器の競合もなく、さらに快適に使えます。

ただし、執筆時点(2022年12月)では、スマートフォン・PCなど各機器において、日本国内ではWi-Fi 6Eに対応した製品がほとんどない状況。

それでもこの「Deco XE75」では、複数のDeco間でのデータ通信(バックホール)において6GHz帯を利用でき、Wi-Fi 6Eの対応機種を持っていなくても、ある程度恩恵を受けられます。

今回は、Deco XE75をTP-Link様より先行してご提供いただき、実機レビューをお届けします。

商品提供:TP-Link JAPAN

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目次

Wi-Fi 6E対応メッシュWi-FiルーターTP-Link Deco XE75をチェック!

まずは、TP-Link Deco XE75をチェックしていきましょう。

Deco XE75の外観

Deco XE75は、円筒形をしています。

太さは、Deco X60やDeco X90ともほぼ同じ。
上部が黒い装飾をしているのがおしゃれですね!

高さは、Deco X60とDeco X90のちょうど中間。
500mlペットボトルの背よりは小さいです。

3つのLAN/WANポートを配備

Deco XE75のLAN/WANポートは3つ配備されています。

今までのDecoシリーズは、LAN/WANポートが2つ、というのも多かったのですが、ポートが3つあると幅が広がりますね!

私の手元にあるDeco X60(左)やDeco X90(右)は、2ポート編成。Deco XE75(中央)は3ポート

2022年の最近に発売されたDeco X95やDeco X50は、LAN/WANポートが3つとなっています。

6GHz帯・5GHz帯・2.4GHz帯のトライバンド対応

Wi-Fi 6Eに対応したDeco XE75は、6GHz帯・5GHz帯・2.4GHz帯のトライバンドでの対応となります。

6GHz帯に対応するメリットとしては、5GHz帯では別機器の通信の競合が起きる可能性があったのに対し、6GHz帯ではWi-Fiの通信のみに割り当てられています。
競合が発生せず、快適に通信ができます。

Wi-Fi 6Eに対応している端末は、記事執筆時点(2022/12現在)ではまだほとんどありません(Pixel 7 Pro・Pixel 7は対応)。
しかし、Deco XE75では、複数のDeco間の通信(バックホール)に6GHz帯を利用できます。

メッシュWi-Fiならではの、Wi-Fi 6Eの活かし方ですね!

メッシュWi-Fiで、家中どこでも、より快適に!

Decoシリーズは、TP-LinkのメッシュWi-Fiに特化したルーターシリーズです。

家の中に複数のDecoルーターを配置し、Deco同士で通信(バックホール)されています。
お手持ちの機器は、近くにある高速なDecoルーターと送受信することができます。

また、SSIDを変えずに、家じゅう繋ぎ変えることなくどこでも同じネットワークで接続することができます。

Decoシリーズ同士であれば、新しく買い替える場合にも既存のネットワークに追加できます。
下の画像は、我が家のDecoネットワーク(中央のメイン「ダイニング」と「書斎」はDeco X90)にDeco XE75(「廊下」)を追加したものです。

カバレッジとしては日本の一般家庭では2台~3台で十分ではありますが、「Wi-Fiの有線化」をする場合などでもDecoを配置するのは便利だと思います。

光回線の引き込み線に接続する、メインのDecoを切り替えることも簡単です。

Decoアプリの「メインのDecoをセット」を選ぶと、ほかのDecoをメインに変更することも可能

以前のDecoから新しいDecoに買い替えの際も、一度Decoを追加してから、このネットワークから古いDecoを削除する、ということもできます。
いちいちネットワークを新しく構築しなおす必要なく、SSIDを変えずに増設・買い替えできるのも、Decoシリーズのメリットといえるでしょう。

Wi-Fi 6E(6GHz帯)をスマホ・PCなどの機器で使う方法

Wi-Fi 6E(6GHz帯)は、初期状態ではバックホール(Deco間の通信)専用となっていますが、スマホ・PCなどの機器で使えるように設定変更することができます。

Decoアプリを開き、「Wi-Fi設定」ボタンをタップし、「6GHz Wi-Fi」を選択します。

「6GHz Wi-Fi接続」のところがボタンになっていますので、タップしましょう。

すると、「Wi-Fiネットワーク&バックホール」という選択肢が出てきます。
それをタップします。

これで戻ると、Wi-Fiのネットワーク名とパスワードを設定できます。

ネットワークとパスワードは、2.4GHz/5GHzのDecoネットワークと別のSSIDとなりますので、ご注意ください。
Wi-Fiをサーチする際には、6GHz帯が使える機器のみで表示されます。

Pixel 7 ProがWi-Fi 6E(6GHz帯)に対応!接続を確認!

Pixel 7 Proが2022/12/6のアップデートでWi-Fi 6Eの6GHz帯に対応しました。
取り急ぎ、Wi-Fi 6Eへの接続を確認しました。

前の節で設定した「〇〇_6GHz」のSSIDは、6GHz帯に対応した端末でしか表示できません。
Pixel 7 Proでは、この6GHz帯のSSIDが表示され、さらに接続もできました。

速度は5GHz・6GHz接続時で速報的に数回測定しましたが、この時はほぼ同等の速度を記録しました。
(間取りや時間帯、接続台数など、環境にもよりますので、参考程度に…)

また後日じっくり測定してみたいと思います。

Deco XE75は、「Wi-Fi 6」対応スマホの通信でも快適?

Deco XE75は、Wi-Fi 6E対応の最先端のメッシュWi-Fiルーターです。
ただ、Wi-Fi 6E対応スマホ・PCはまだ日本でもそこまで発売されていません。

Deco XE75は、Wi-Fi 6Eに対応していない、既存のWi-Fi 6対応スマホでも、快適に通信できるのでしょうか?

実際に速度を測定してみよう

実際に、我が家で速度を測定してみます。
まずは間取りをおさらいしておきます。

1階のキッチン脇にドコモ光の引き込み線があり、そこにDeco XE75のメイン端末を設置します。

2台目は、2階の「MATTU居室」内に設置しています。

測定箇所は、1階の設置場所と反対側の窓際(MATTU居室の下)、2階のMATTU居室・居室の奥の部屋・ドコモ光設置場所上の部屋の窓際となっています。

測定ツールはSPEEDTEST.netアプリを利用し、Galaxy Z Fold4(Wi-Fi 6Eに非対応、Wi-Fi 6の5GHz帯での測定)で計測しています。

Deco XE75一台での測定結果

Deco XE75を1台のみ利用した際の測定結果は、以下の通りです。

1台のみでの計測の場合は、Wi-Fi 6Eの6GHz帯を利用していないため、純粋に5GHz帯でのパワーを測定した形となります。

Deco XE75は下り・上りとも結構速く通信できていることがわかります。
(一番調子のいい時間帯で計測しております)

2階でも速度低下はそこまで発生せず、電波の通りにくい、ドコモ光引き込み線の上の部屋、MATTU居室の奥の部屋ともに、下り400Mbps台・上り200Mbps台をキープできていました。

1台でも、結構パワーが出ているのに驚きました。

Deco X90と比較

Deco X90とも、一応比較しています。

Deco X90とDeco XE75ではマシンスペックも異なるため、Wi-Fi 6Eの恩恵を比較するには不適当ではあります。
全体的にDeco X90のほうが高速で通信できていることがわかります。

メッシュWi-Fiの効果を検証!2台で測定比較

続いては、1階だけでなく2階の「MATTU居室」にもDeco XE75とDeco X90を置き、測定してみましょう。

2台での測定は2階の3部屋で実施しています。

2階のDeco近辺で計測

まずは、サテライトを設置したMATTU居室で計測した結果です。

1台より2台のほうが、速度が出ているのがわかります。
ただし、1台でも安定して速度が出ている部屋ですので、2台にしてもさほど変化はないでしょう。

中継器と同様、「Wi-Fiの有線化」という用途でも利用可能です。
デスクトップPCやゲーム機など、有線LANで接続したい場合には、その部屋にDecoを置いておくと便利です。
(Wi-Fiを介しての接続となるので、安定性や速度はWi-Fiと同等ではありますが)

2階Deco設置室の、となりの部屋で計測

続いては、隣の部屋で計測します。
通常、1階に設置したルーターからは比較的電波が届きにくい部屋となっています。

Deco XE75・Deco X90ともに恩恵は出ていますが、特にDeco XE75では下り100Mbps程度改善しています。
時間帯や間取り、もともとの回線速度など、いろいろな要因によって回線速度は変化しますが、安定して使えるのは非常にうれしいですね。

各部屋の速度測定結果まとめ

各部屋の速度測定結果をまとめると、以下の通りです。

2階の3部屋ともに、私の環境では速度は改善しました。
1台でも結構速度が出る印象はありますが、2台運用でさらに快適に使えるのはうれしいところですね。

Wi-Fi 6E対応のメッシュWi-Fi「Deco XE75」で、非対応スマホ・PCでも恩恵を受けられる!

今回は、TP-Link初の国内Wi-Fi 6E対応ルーターである、メッシュWi-Fi「Deco XE75」をレビューしました。

Wi-Fi 6Eに対応したスマホ・PCなどの機器はまだあまりないですが、メッシュWi-FiのバックホールでWi-Fi 6Eの恩恵を受けられるのは、非常にうれしいところ。

安定して、快適に使えるのは、ほかの機器で利用のない6GHz帯ならではともいえるでしょう。

ぜひ、Wi-Fi 6Eという未来を体感して頂ければと思います。

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