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シアターの高音質をどこでも持ち出せる!Sonyのポータブルシアターシステム「HT-AX7」をレビュー

家電・Accessory

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

寝る前や休日に、音楽や映画・動画を楽しむとき、映画館やライブ会場にいるような「包み込まれる」感覚、ほしくありませんか?

ソニーが2023年7月、新製品のポータブルシアターシステム「HT-AX7」を発売しました。

シアターシステムといえば、かなりがっつりスピーカーをリビングに設置し、音場のテストをして楽しむ…というように、大変な印象を受けるのですが、HT-AX7は違います。

ポータブルに、家や室内どこでも、スピーカー感覚で音を楽しめるのです。

手軽さと裏腹に、360度包まれる音の立体感。
イヤホンやヘッドホンで聞くのとはまた違うこの高音質の感覚に、正直驚いてしまいました。

今回は、Sonyのポータブルシアターシステム「HT-AX7」をソニーマーケティング株式会社よりお借りし、この感覚をレビューしていきたいと思います。

商品貸出:ソニーマーケティング株式会社

▼動画でも解説しています

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「シアターを持ち運べる」という発想がすごい。Sonyのポータブルシアターシステム HT-AX7

Sonyのポータブルシアターシステム「HT-AX7」は、既存のホームシアターやサウンドバーと比べ、圧倒的に簡単に、しかし見違えるほどの音の体験をもたらしてくれるように感じました。

「ポータブル」のとおり、大きくない!

ポータブルシアターシステム、というジャンルの名称の通り、ポータブルな大きさをしています。

はじめ、商品ページやプレスの画像を見ると、もう少し大きいのかな?と思ったのですが、案外小さく持ち運びもラクラク。

横幅はXperia 1 Vが1.7台分。高さはXperia 1 Vの0.7台分。

上にある円盤状の物体は、リアスピーカー。
接点でつながっており、フロントスピーカーの上に置いておくことで充電できます。
使うときには外して、自分の背後、耳より下の位置に置いておくことで、サラウンドを楽しめます。

スピーカーは、LとRで区別はあるので、そこだけご注意ください。

コンパクトなので、主に室内での利用とはなりますが持ち運びもラクラクです。

いつもの音楽が立体的に。自分の周りが立体的になる「SOUND FIELD」がすごい!

HT-AX7は、いつもの音楽を立体音響に再構築できる「360 Spatial Sound Mapping」という技術を開発しています。

簡単に言えば、自分の周り半径1mがライブ会場になる感じ。
3つのスピーカーから音の波面を合成し、複数の仮想スピーカーを作るような感じで、自分の周り全体がスピーカーになるような感覚です。

この立体音響は、「SOUND FIELD」(サウンドフィールド)モードをONにすると簡単に体感できます。

フィールドの中の立体感がすごすぎる。いつもの曲が全然違う!

実際に聴いてみると、フィールドの中に自分がいる感覚を味わえます。
スピーカーから少し離れると「あ、あそこで音楽が流れてる」というような感覚になるのですが、このフィールドの中で聴くと「わ!この中のサウンドすごっ!」と思わずに叫んでしまうような感じ。
スピーカーから聴こえる音に思えません。

まず、音楽を聴いてみると、フロントのボーカルが文字通り「目の前」で歌っているような感覚です。
スピーカーではなく。

HT-AX7では、音声をリアルタイムで分析し、サウンドフィールド上に立体的に再配置してくれるので、「スピーカーから流れてる」という感覚では全然ないのです。

いつも聴いている曲が、全然違う曲に聴こえる、完全に曲の印象がアップデートされた!という感じ。
細部の聞き逃していたかもしれない楽器たちが、めっちゃ立体的に聴こえます。
特に、ピアノやエレピ、バイオリン、ビブラフォンが頭の上でふわふわされている感覚がすごいです。

ライブ音源やシティポップは、特に聴いてみてほしい

特に聴いてほしいのが、ライブ音源とシティポップです。

ライブの楽器を奏でる余韻、とくにバイオリンやサックス、ギターの響きがもうたまりません。
ただただエコーがかかっている感覚ではないんです。リアルにライブ会場にいるような、ホールの余韻を味わえる感覚が本当にすごい。

シティポップは、例えば竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をHT-AX7を通して聴いてほしいです。
シティポップといえば80年代ならではのグルーヴ感が非常に気持ちいいのですが、ベースとパーカッションのバランスがHT-AX7では見事に再現されています。

あとは、Charaの曲は360度立体音響の持つHT-AX7にかなりはまる気がしています。
オーケストラを従えたライブ音源は、特に立体感・透明感が浮き出てくるように思えます。

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大勢でリビングでパーティ!のような時には、サウンドフィールドOFFで部屋中どこでもクリアに!

SOUND FIELDオンの時は、1人~2人が立体音響で楽しむ、というのに最適です。

一方、大勢でリビングなどで楽しみたい、というときには、リビングの端にリアスピーカーを配置して音楽を流せば、部屋中に均一に音楽を楽しめます。

スピーカー間の音の干渉を、独自の信号処理により抑制されているとのこと。
リアスピーカーは360度全方向に音が広がるので、部屋中どこでもクリアなサウンドが楽しめるのです。

サウンドフィールドOFFだと、聴こえ方はONの場合とかなり異なりますが、スピーカーで囲まれたエリアの外に出てもちゃんとしっかり聞こえます。

同じスピーカーなのに、聴こえ方がまるで違うのには、かなり驚かされます。

こだわりの高音質を「完全ワイヤレス」で楽しめる、というのがすごい

ほかにも、高音質の秘密はたくさんありますが、
・X-Balanced Speaker Unitというソニー独自技術を搭載
・フロントスピーカーは、デュアルパッシブラジエーター(Dual Passive Radiator)方式を採用し、切れのある低音域を実現
・リアスピーカーは、浅型の振動版を採用し、従来より360度音の広がりとクリアな高温再生の両立を実現
と、小型でも高音質で楽しめるのがうれしいです。

この高音質を、個人的には「完全ワイヤレス」で、ほぼセットアップ不要で楽しめる、というのがすごいと思います。

私は、以前ホームシアターシステムBDV-N1Bを購入し、家でも楽しんでいました。
(振り返ってみると2014年6月に購入していました…)

BDV-N1Bのスピーカーを並べた様子(購入は2014年6月でした…!!)

5.1chで楽しめるのが非常に良かったのですが、リビングに設置が固定されてしまうこと、スペースをある程度占有されてしまうのはデメリットでした。

HT-AX7は、従来のホームシアターシステムよりはるかに小さく、そして充電を除けば「完全ワイヤレス」で使えるのが魅力です。

家の中のどこにでも、リビングでも、寝室でも、はたまた実家や友人宅にもっていっても気軽に楽しめてしまう。
まさに、この高音質を持ち出せるというのが、あまりにも驚きなのです。