こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
UMIDIGI A5 Proは、低価格なスマホを得意とするUMIDIGI社の中でも最も安いAシリーズの最新機種です。
なんと、1万円台前半(8/20現在の価格で13,777円)という低価格スマホです。
低価格すぎて、ちょっと買うのが怖い…という人も多いと思います。
今回は、UMIDIGI A5 ProをUMIDIGI社からご提供いただきましたので、本音で実機レビューしていきます。
YouTube Liveでもレビューしています。
1万円スマホUMIDIGI A5 Proのスペック・対応バンド
まずは、UMIDIGI A5 Proの仕様を確認していきましょう。
UMIDIGI A5 Proの仕様をA3 Proと比較
UMIDIGI A5 Proのスペックを比較してみましょう。
項目 | UMIDIGI A5 Pro | UMIDIGI A3 Pro |
---|---|---|
OS | Android 9 Pie | Android 8.1 Oreo |
ディスプレイ | 6.3インチ (19:9, 2280:1080) | 5.7インチ (18:9, 1512:720) |
CPU | MediaTek Helio P23 | MediaTek MT6739 |
メモリ | 4GB | 3GB |
ストレージ | 32GB | 32GB |
バッテリー | 4150mAh | 3300mAh |
microSD | 〇(単独仕様) | 〇(単独仕様) |
SIM | nanoSIMx2 DSDS | nanoSIMx2 DSDS |
メインカメラ | 16MP+8MP+5MP Sony | 12MP+5MP |
インカメラ | 16MP | 8MP |
サイズ | 156×75.9×8.2mm | 147.2×70.2×8.5mm |
重さ | 203g | 187g |
端子 | microUSB 3.5mmイヤホン端子 | microUSB 3.5mmイヤホン端子 |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証(背面) | 顔認証・指紋認証(背面) |
価格 | 1.4万円程度 | 1万円程度 |
UMIDIGI A5 Proは、UMIDIGI A3 Proに比べると画面の大きさ・解像度、CPU、メモリ、バッテリーなど多くの項目で進化しています。
1万円台のスマホに4GBのメモリというのは、非常に魅力的。
Androidスマホには最低4GBのメモリが必要だと思っているぐらい、メモリの3GBと4GBでは使い心地が変わります。
UMIDIGI A5 Proは格安ながらも、使える端末の最低ラインに立てています。
UMIDIGI A5 Proの対応バンドは、3キャリアともほぼ完璧。ただし「au不可」の表示あり
UMIDIGI A5 Proの対応バンドは、以下の通り。
LTEの対応バンド
LTEは以下の通りで、Band 19(ドコモ),18/26(au),8(ソフトバンク)とドコモ・au・ソフトバンクのプラチナバンドにそれぞれ対応しています。
VoLTEはメーカーとしては対応していますが、特にドコモ・auのVoLTEは使えない可能性があります。
ドコモはSIMを挿すと4G表示されましたが、ドコモの他回線に発話した瞬間に「3G」落ちしました。
ドコモSIMではVoLTEは利用できませんでした。
ただし、後述するようにドコモはFOMAプラスエリアの3G Band6/19にも対応しているので、電話のエリアは困らないです。
auは販売ページに「au不可」の表示がありますので注意。
VoLTEが使えないとauの通話は使えないので、VoLTE非対応の意味だと思われます。
3Gの対応バンド
3Gについては、ドコモ・ソフトバンクに関しては問題なく利用できます。
※技適は2019/8/20現在で「取得予定」とのこと。
まだ技適を取得していませんし、端末にも電磁的表示はありません。
使われる方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
サクッとUMIDIGI A5 Proの端末を見てみよう
それでは、届いたUMIDIGI A5 Proをざっと見てみましょう。
UMIDIGI A5 Proをぐるっと見てみよう
私はBrything Crystalを選びました。
UMIDIGI A5 Proは見る角度によって色が変わる、というわけではないですが、きれいなグラデーションプリントがされています。
プラスチックのコーティングがされていて、結構反射します。
カメラは3眼仕様。指紋センサも背面にあります。
右側面は音量ボタン(+/-)と電源ボタン。
左側面はSIMトレイがついています。
SIM2枚とmicroSDを入れられます。
microSDは単独仕様。
UMIDIGI社製のものは、低価格ラインのAシリーズのみ、いつもmicroSDは単独仕様なのです。
底面はmicroUSBポートと3.5mmイヤホンジャック。
コストの絡みもあるのでUSB Type-Cでないのがいつも残念に思うのですが、仕方ありません。
その他、同封されているものたち
UMIDIGI A5 Proの他に同封されているものは、ACアダプタ、USBケーブル、お礼状と説明書です。
また、本体に黒いTPUケースが装着された状態で封入されています。
本体には、画面保護シートも貼られています。
端末だけ買えば、保護シートやケースを別途買わなくても使えるというのは、うれしいですね。
UMIDIGI A5 Proの大きさや画面の色味を、A3 Proと比較してみよう
UMIDIGI A5 Proの大きさ・画面を、前モデルのUMIDIGI A3 Proと比較してみましょう。
前モデルのA3 Proが左側、今回のUMIDIGI A5 Proが右側です。
UMIDIGI A5 Proのほうが一回り大きいのがわかると思います。
厚さはそこまで変わりません。
側面の質感や構成も、そこまで違いがありません。
下面からのボタンの高さがほとんど同じ、というのが面白いです。
UMIDIGI A3 ProからUMIDIGI A5 Proへの買い替えでも、ボタンの配置の点においてはあまり戸惑うことなく使えそう。
画面を比較するため、Pixel 3aで撮影した全く同じ写真を表示させています。
大きさの差はありますが、UMIDIGI A3 Proでは大きかったノッチがUMIDIGI A5 Proでは小さくなっており、迫力は増しています。
色味は、左側のA3 Proのほうが暖色寄り、UMIDIGI A5 Proのほうが寒色寄りの傾向にありますね。
そして、両方とも最大輝度で表示させていますが…UMIDIGI A5 Proは暗い。
UMIDIGI A5 Proの性能は万全?ベンチマーク比較
つづいて、性能は万全か、Antutuのベンチマークで比較してみましょう。
ベンチマークと価格は2019/8/20現在のものです。
機種 | 価格帯 | Antutuスコア |
---|---|---|
UMIDIGI A5 Pro (Helio P23+RAM 4GB) | 13,777円 | 82,376 |
UMIDIGI A3 Pro (MT6739+RAM 3GB) | 9,537円 | 45,905 |
UMIDIGI F1 (Helio P60+RAM 4GB) | 19,777円 | 140,118 |
AQUOS sense2 SH-01L | 31,104円 | 70,781 |
Galaxy Feel2 SC-02L (Exynos 7885+RAM 4GB) | 40,824円 | 123,527 |
OPPO R15 Pro (Snapdragon 710+RAM 6GB) | 69,980円 | 140,000程度 |
HUAWEI P30 lite (Kirin 710+RAM 6GB) | 32,121円 | 133,000程度 |
1万円台前半の端末としては、結構サクサク動いています。
UMIDIGI A5 Proに搭載されている「Helio P23」は、Antutuスコアを比較すると、Snapdragon 625 or 630相当です。
AQUOS sense2 SH-01Lよりもいい性能を、AQUOS sense2 SH-01Lの半額で実現できているのは素直にすごいです。
(価格はカメラの性能などトータルで考慮する必要はありますが…)
Antutuベンチマークを回している様子は、YouTube Liveのアーカイブでご確認ください。
(下の動画再生で、ベンチマークを回している時間から再生可能です)
UMIDIGI A5 Proの動作は、先代のUMIDIGI A3 Proと比べてもかなりスムーズに操作できています。
ポケモンGOも使ってみましたが、UMIDIGI A3 Proではガックガクでした。起動も非常に遅く、使い物にならないレベル。
UMIDIGI A5 Proであれば、画面の遷移では多少のつまりはあるものの、遊べるレベルだと思います。
UMIDIGI A5 Proで撮った写真を、同価格帯の他の機種と比較!!
UMIDIGI A5 Proのカメラ性能もチェックしましょう。
UMIDIGI F1のレビューでは、1万円を切るUMIDIGI A3 Proのほうが2万円台のUMIDIGI F1よりもカメラの画質・使用感ともに良い、という結論に至っています。

さて、UMIDIGI A5 Proはどうでしょうか?
まずは、単色の壁で色むらをチェック
まずは、単色の壁を撮影し色むらをチェックします。
iPhone XS Maxで撮るとこんな感じ。
昼間のリビングで、局所的に暗くなっているということはありません。
iPhone XS Maxでもほぼ均一な明るさで、同じような色味で撮れています。
UMIDIGI A5 Proで撮ると…
真ん中がやはり白っぽくなっていますね…
とはいえ、UMIDIGI F1ほどではないかもしれません。
UMIDIGI F1は真ん中が非常に白っぽく映っています。
UMIDIGI A5 ProよりUMIDIGI A3 Proのほうが均一な感じもしますが…
並べると、カメラの色味が全然違うのがわかりますね。
室内で、画を撮ってみる
室内で、画を撮ってみます。
UMIDIGI A5 Proで撮った絵はこんな感じ。
比較的近づいて写真を撮ったのでピント合わせに時間がかかりましたが、UMIDIGI A3 ProやUMIDIGI F1ほどではありませんでした。
ただ、AQUOS sense2やPixel 3aはかなり瞬時に近い速度でピントが合っていたので、やはりクオリティ違うなぁと思いました。
色味の比較は以下の通り。
壁の色は白ですが、外の光を遮断し、暖色のリビングライトをつけた状態で撮影しています。
実際の色味に近いのはiPhone XS MaxとAQUOS sense2あたりかも。
UMIDIGI A3 Proもいいところいっています。
よく動くペット
次は、よく動くペットを撮影しました。
窓際ですが若干暗めです。
よく動くので、画角が変わってしまうのはご容赦ください。
UMIDIGI A5 Proで撮った写真は次の通り。
明るめに撮れている気がします。
ほぼ同じタイミングで撮っているので、この6つのカメラの中ではUMIDIGI A5 Proが一番明るく撮れているかもしれません。
動いているので、ピントを合わせるのは大変でした…UMIDIGI3機種は…
食べ物
次は、食べ物を撮ってみます。
チャーハンです。
UMIDIGI A5 Proで撮った食べ物は…
カメラの作画が暖色寄りなので、比較的おいしそうに見えますね。
UMIDIGI F1では撮り忘れてしまいました…
5つで比べると、UMIDIGI A3 Proは寒色すぎてまずそうにしか見えないですが、UMIDIGI A5 Proは逆に暖色すぎるほうに寄っている感じもしますね。
また、コメの粒粒感が出ていない、というか若干つぶれてます。
粒粒感はA3 Proのほうが出ていますね。
外の風景
続いては、外の風景を。
あまり晴れなかったので、広島大学を撮ってみました。
UMIDIGI A5 Proでは、こんな感じ。
暖色傾向のカメラのおかげで、逆に暗く(夕方感)でていますね。
夕方撮ったので間違いではないですが…
同じ天気なのか?というぐらい結構差が出ています。
一番現実に近い色味なのはPixel 3aです。
マクロ撮影
最後に、マクロ撮影してみました。
UMIDIGI A5 Proでは…
結構いい感じです。
UMIDIGIシリーズ3機種の中では、UMIDIGI A5 Proが一番きれいに撮れていると思います。
他のを含めると…Pixel 3aかなぁ。
Pixel 3aのコスパの高さは、やはりすごいですね。
ちなみに、これはどの機種でしょう?
正解は…
HUAWEI P30 Proでした。
マクロ・ポートレートに強いですね。
まとめると…UMIDIGI A5 Proは暖色寄り。UMIDIGI F1よりは全体的にいい
UMIDIGI A5 Proは全体的に暖色寄りの色味をしています。
細かい画像処理はさすがに難しいですが、価格が価格なだけに仕方ないでしょう。
1万円台前半のスマホにしてはよくできていると思います。
UMIDIGI A3 Proよりは細かさは上がっていると思います。
もちろんUMIDIGI F1より全体的にきれいに撮れています。
1万円台でこの作画は、結構面白いですね。いい線いっています。
おもちゃとして結構楽しめそうです。
UMIDIGI A5 Proは、格安ながらバランスのいいスマホ
UMIDIGI A5 Proは、1万円台前半の価格帯なので、どこまで性能を妥協しているか不安になる方も多いでしょう。
- サクサク具合は、普通のネット・メール程度であれば全然大丈夫
- カメラは、2万円台のUMIDIGI F1よりはよっぽどいい。おもちゃとして楽しめそう
ゲームは、軽ければ大丈夫ですが、バリバリ使うような用途であればBlackShark2など選んだほうが幸せになれると思います。
別にデジタルカメラなど持っていて、メモ代わりにメールのやり取りなどで補助的に使う、ぐらいの用途であれば十分いいと思います。
ただ、UMIDIGI A5 Proもピントが合いにくかったり、カメラアプリの立ち上がりが遅かったりと、使い勝手で不満が出てくるところはありそう。
UMIDIGI A5 Proは、待ち受け専用で使ったり、ライトに使う方、サブ機(おもちゃ含め)であれば満足はできると思います。
カメラは使わなくていいけど、そこそこサクサクにいじりたい、という方はUMIDIGI F1のほうがいいでしょう。
ぜひ、自分に合った格安スマホを選んでみてくださいね!!

YouTube Liveでもレビューしています。
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