こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Galaxy S22 UltraでSペンが内蔵され、「Galaxy Noteが戻ってきた!」と喜ぶ方も多いでしょう。
私MATTUも、メモがはかどるのが心地よく、メモしまくっております。
ただ、このメモ機能がGalaxy S22 Ultraの中だけにとどまっていては、PCやタブレットで作業する方にとってはあと一歩!と思うかもしれません。
いやいや!実は、多くのWindows PCにもSamsung Notesアプリを入れることにより、マルチデバイスでメモを連携・共有することができるんです!
Androidタブレットでも、Galaxy Tab S8などで利用可能です!
テキストと手書きを混ぜながらかけたり、会議中の音声録音・筆跡メモ機能や、写真・画像を添付できる機能も。
ページ区切りも可能で、すぐPDFにして送信することもできますし、自分で作ったテンプレートを使ってメモをすることも可能です。
対応機器を持っていれば、とにかく高機能で非常に便利に使えます。
メモの機能をGalaxy Notesに移行して常用できそう。
今回は、Galaxy Notes(Samsung Notes)の高機能ぶりを徹底レビューします。
Galaxy Notes(Samsung Notes)の基本、書く!描く!消す!見る!
まずはGalaxy Notesアプリ(Windows PCアプリやAndroid海外版では「Samsung Notes」)の基本である、書く・描く・消す・見る、についてご紹介していきます。
なお、できることはGalaxyスマホ・タブレットとWindows PCすべてで同じです。
テキストと手書きを重ねて書ける!描ける!
Galaxy Notesアプリでは、テキストと手書きを重ねて書くことができます。

テキストモードと手書きモードは左下のボタンから切り替えられます。
また、テキスト編集時にペンを引き抜けば、自動的に手書きモードに切り替わります。
また、テキストモードでも、右下のペンのアイコンから、手書きを認識してテキスト化して入力してくれるモードも搭載されています。
テキストは、左揃え・中央揃え・右揃えの切替や、フォントの色・大きさなどを変えることも可能です。
(フォントの種類は変えられません)
手書きモードでは、ペンの種類や色・太さなどを細かく変更できます。
お気に入りのペンの色を保存し、エアアクション(ペンを浮かせてボタンを1度・2度押し)でペンの種類を切り替えられます。
消しゴムはSペンのボタンを押しながらたどれば消せます。
Sペン自体はかなり書き心地が良く、とくにGalaxy S22 Ultraなど硬いガラス面に書く場合、Sペンのペン先が柔らかく手に衝撃を受けにくいおかげで、筆のような書き心地を味わえます。
長時間書き続けても、手首は疲れにくいです。
画面ロックしていても、さっとペンを出してメモを書ける「画面オフメモ」
Galaxy S22 UltraなどSペンが使えるデバイスでは、画面をロックしなくてもペンを引き抜くだけでメモができる「画面オフメモ」を使うことができます。

画面が暗い状態でペンを引き抜くと、背景は黒いままでキャンバスが現れます。
左上にペンの色や太さのアイコンが現れ、画面に自由に文字を書くことができます。
書き終わったら、右上のピンのボタンを押せば、画面ロック状態にも常時表示できるAlways On Displayに表示できます。
「保存」を押すと、ほかのメモと同じようにGalaxy Notesアプリに保存されます。後で見返すことも可能です。
とっさの状況でもすぐメモが取れるのは便利ですね!
なお、Galaxy Notesの通常の手書きメモに比べると機能は少し限られますので、がっつりメモしたい場合はGalaxy Notesを使うことをお勧めします。
ロックを解除した状態でペンを引き抜くと、通常はランチャーが表示されるのですが、すぐノート作成画面が開くように設定から変更することも可能です。
あとから見返すときはGalaxy Notesアプリから
メモするときは「ノートを作成」からすぐメモを取ることができますが、見返したりメモを書き足したり、という場合には、「全てのノートを表示」を開きます。

Galaxy Notesアプリを開くと、いままでのノートを時系列に表示できます。
星をつけたお気に入りノートを上部に固定することも可能です。
Galaxyスマホでは左の「三」をタップすると、ノートのフォルダが表示されます。
(PC版の左側バーと同様の内容が表示されます)
Galaxy Notes(Samsung Notes)、充実の多機能!
Galaxy Notesアプリは、機能が非常に充実しています。
Galaxy S22 UltraをはじめとしたGalaxyスマートフォンでも、Windows PCやGalaxy Tab S8などのタブレットでも、シームレスにメモを共有・編集できます。
手書きメモをテキスト化!
手書きのメモをテキスト化できます。
メニューバーの中にある「テキスト変換」を選択すると、表示されているエリアのテキスト変換プレビューを、自動的にポップアップで表示してくれます。
そのまま「変換」することもできますが、個人的には「コピー」を選択し、別ページにテキスト変換結果を貼り付けすることをおすすめします。
手書きの字体によって精度は変わりますが、結構精度はいい印象を受けます。
ただ、修正が必要な場面もありますし、後述の録音筆跡の機能を使う場合もあると思うので、できれば元のテキストは残しておいたほうがいいかもしれません。
録音しながらメモ!筆跡も保存できる!
Galaxy Notesアプリのすごいところは、メモしながら録音できるだけでなく、手書きの筆跡も保存できる点です。
アプリ右上のクリップ(📎)ボタンから「音声録音ファイル」を選択すると、自動的に録音が開始されます。

録音しながら、メモを取ることができます。
メモしたデータは、録音した音声を再生する際に筆跡も保存されており、聞き返しながらどこをメモしたか確認できます。
メモしている場面で聞き漏らした場合は、音声を確認したらもう一度振り返ることができます。
下の動画では、Surface PC・Galaxy Z Fold3・Galaxy S22 Ultraの3機種で、それぞれメモしたときの録音音声を聞くことができます。
特に、筆跡のボリュームに注目しながら聞いてみてください(再生ボタンタップで該当箇所から再生します)
さらに、「音声しながらメモ」のすごいところは、Galaxy S22 UltraなどGalaxyスマホのSペンにあります。
Galaxy S22 Ultraなど、Sペンのペン先は比較的柔らかめで、画面に描いていてもほとんど手首に衝撃を与えず、非常に書き心地がよいです。
手首に衝撃を与えないというのは、画面にとっても衝撃を感じにくく、筆跡の音を拾いにくいです。
Galaxy S22 UltraなどSペン対応デバイスで録音しながらメモすると、ほとんど筆跡の音を拾わず、声をリアルに録音することができます。
議事録を作成する場合など、利用シーンとしては最強の環境だと思います。
その他、カメラで撮影した写真(アプリ内での撮影も可能)やPDF、ほかのアプリで録音した音声ファイルなども添付できます。
メモデータは、WordやPowerPoint、画像、PDF、テキストファイルとして共有・出力可能
Galaxy Notesアプリにメモしたデータは、Word・PowerPointや、画像・PDF・テキストファイルなどの各種ファイルで出力することができます。
Wordファイルなどで出力したデータにちょっと手を加え議事録として仕上げ、会議参加者に共有する、といった使い方も可能です。

(図は手書き文字を選択した状態のため、図を選択している枠が表示されています)
なお、Wordファイルでの手書きメモは画像として保存されます。Microsoft Officeのインク機能で保存されません。
ノートの中のテキストデータは、そのままテキストデータで出力されるようになっています。
PowerPointファイルでは、手書きメモ・テキストデータはすべて1ページにつき1枚の画像として出力されます。
手書きをテキスト変換したい場合は、あらかじめGalaxy Notesアプリ上で変換しておくことをおすすめします。
ページを区切ってメモを取れる。オリジナルのフォーマットを取ってメモを取ることも可能!
Galaxy Notesの便利な機能は、ページを区切ってメモを取れることです。
ページを区切らずに無限スクロールでメモを取ることもできますし、ページを区切ることも可能です。
Galaxy Notesは様々なページフォーマットが提供されていますので、方眼紙や大学ノートなど、自分の好きなフォーマットでメモを取ることができます。
また、オリジナルのフォーマットを作り、それでメモを取ることもできます。
QUADERNOなど電子ペーパー端末ではおなじみの機能ですが、メモアプリで提供されているのは少なく、結構便利な機能です。
上の図は、試しに自分の作ったオリジナルフォーマットのpdfを読み込ませたところです。
ページを追加しても同じフォーマットのテンプレートでページが追加されます。
自分でメモにフォーマットがあったり、特定のフォーマットで使いたい時には便利ですよね!
Windows PCやGalaxy Tab S8などタブレットでも利用可能!マルチアカウントでリンクして、どこでも同期しよう
Galaxy Notesアプリは、実はGalaxyスマートフォンだけではなく、Windows PCやAndroidタブレットでも利用できます。
Windows PC版などでも機能の制限はなく、すべての機能を同じように利用できます。
Galaxy Notes(Samsung Notes)を利用できる端末
メモアプリGalaxy Notes(Samsung Notes)を利用できる端末は、以下の通りです。
・PC : Windows 11/10を搭載しており、Microsoft Storeからのアプリインストールに対応するPC
・Androidタブレット:Galaxy Tab S8などのGalaxyタブレット
・Androidスマートフォン:Galaxyスマートフォン
Android OSを搭載した端末でGalaxy Notesのメモアプリをインストールする場合は、Samsung製スマートフォンに限られています。
Sペンに対応していないスマートフォン(例:Galaxy Z Fold2など)でも、インストールして利用することは可能です。
Windows PC向けには、Samsung製Windows PCでなくても、Microsoft Storeからインストールできる場合があります。
Samsung製以外の、多くのWindows PCでインストールする方法
Samsung製Windows PCは執筆時現在、日本でコンシューマー向けには発売されておらず、個人輸入など入手する方法は非常に限られます。
Windowsでは、実はSamsung製以外のWindows PCでもインストールができます。
私も、手元のSurface Laptop StudioやASUS ZenBook Duo、ゲーミングデスクトップPCなどでも問題なくインストールすることができましたので、簡単にご紹介します。
「どのWindows PCにでもインストールできる非公式ツール」がSamsungコミュニティ上に配布されておりますので、これを使います。
※非公式ツールのため、くれぐれも自己責任でご利用ください。利用による不具合などあっても、責任は負えません
手順は以下の通り。
ダウンロードしたzipファイル内にある「Instructions.txt」にも英語で手順が書いてあります。
(1)ファイルを解凍し、WSAppBak.exeを実行し、10秒以内に閉じます

(2) 「SAMSUNGELECTRONICS~.appx」をWSAppPlgIns.exeに重ね、実行します

これで、Windows PC内に旧バージョンのSamsung Notesがインストールされた状態になります(スタートメニュー内にも入っているはずです)
(3) Samsung Notesを更新後、最新バージョンが利用できます
Microsoft StoreのライブラリにアクセスするとSamsung Notesは「更新」表示になります。
更新をして最新バージョンにしましょう。

Androidスマートフォンやタブレットで、Galaxy Notesのメモを見る方法
Galaxyスマホ・タブレット以外のAndroidスマートフォンやタブレットでは、Galaxy Notesアプリをインストールすることはできません。
しかし、Galaxy Notesアプリ上でMicrosoftアカウントとリンクをすることによって、OneNoteアプリからメモを見ることが可能です。
Microsoft OneNoteと同期を完了すると、OneNoteアプリ上の「最近表示したノート」に表示され、ノートのデータを見ることができます。

ただし、OneNoteのノート内にデータが保存されているわけではなく、編集はできません。
あくまでも、Galaxy Notesアプリ上でメモした内容を、Galaxy Notesをインストールしていないスマホでも閲覧できる機能、となっています。
Galaxy Notes(Samsung Notes)アプリは、PC・タブレット・スマホのマルチデバイスで、「紙を超えた」メモができる神アプリ!
Galaxy Notesアプリは、Galaxy S22 Ultraをはじめとするスマホだけではなく、Windows PCやGalaxy Tab S8などのタブレットでも使えます。
意識しなくても自動同期できる、非常に便利なメモアプリです。
私MATTUはQUADERNO・Sony Digital Paperなどの電子ペーパー端末をよく使っているのですが、どちらかといえば「紙を再発明する」というコンセプト。
紙の良さをそのままに、PCとのデータ同期・印刷機能など、非常に便利に使えています。
Galaxy Notesアプリは、とりあえず私はWindows PCとGalaxy S22 UltraなどのGalaxyスマホで使っているのですが、「紙を超えた」と言っていいでしょう。
書き心地も抜群で筆のようですし、ページ区切りやテンプレートの考え方は紙にメモをするようにも使えます。
録音・筆跡再現機能はさらにすごさを感じます。
GalaxyシリーズのSペンならではの便利な機能で、書き心地の良さだけでなく、書いていても筆跡の音をほぼ拾わないところも魅力。
音を拾わないというのは、手首の負担も少なく、長時間書き続けられるという点でもメリットです。
実は、Galaxy Tab S8 Ultraを買ってしまったのですが、買った最大の理由はこの録音・筆跡再現機能です。
あまりにも理想的なメモ環境なゆえ、大画面のAndroidタブレットでメモ環境が構築出来たらどうなるなんだろう?というところから、興味を持ちました。
(Samsung製のWindows PCは、キーボードを取り外せる2in1スタイルのモデルは執筆時点では存在せず、Galaxy Tab Sシリーズでしかこの心地は味わえません)
ぜひ、皆さんにも、Galaxy S22 UltraやGalaxy Tab S8を使って、このメモ環境を味わっていただきたいです!
Galaxy Tab S8 Ultraは到着次第レビューしますので、お楽しみに!
Galaxy S22 Ultraは、そのほかのSペン機能やカメラ機能など、詳細をレビューしております。
下のリンクなどからもぜひご確認くださいね!
Galaxy S22シリーズ・S21シリーズのレビューと価格
Galaxy S22・S22 Ultraを買えるところ
国内版
国内版はNTTドコモと
国内版モデル | NTTドコモ | au |
---|---|---|
Galaxy S22 5G | SC-51C 127,512円 4/21発売 (MNP/機変/契変 5,500円引) | SCG13 125,030円 4/21発売 (MNP 22,000円引) (新規 11,000円引※) (機変 16,500円CB(~5/11)) |
Galaxy S21 Ultra 5G | SC-52C 183,744円 4/21発売 | SCG14 178,820円 4/21発売 (MNP 22,000円引) (新規 11,000円引※) (機変 16,500円CB) |
詳しくは、Galaxy S22シリーズのまとめ記事で順次更新しています。

海外版
モデル | Expansys | ETOREN | イオシス (国内からの発送) |
---|---|---|---|
Galaxy S22 Ultra 5G | 256GB 174,892円 512GB 194,890円 1TB 228,889円 (Dual SIMモデルのSM-S9080) | 128GB 153,700円 256GB 170,300円 512GB 186,900円 (eSIMモデルのSM-S908E) | 256GB 164,800円 512GB 184,800円 (Dual SIMモデルのSM-S9080) |
Galaxy S22 5G | 128GB 104,892円 256GB 112,890円 (Dual SIMモデルのSM-S9010) | 128GB 110,900円 256GB 123,100円 (eSIMモデルのSM-S901E) | 256GB 109,800円 (Dual SIMモデルのSM-S9010) |
Galaxy S22+ 5G | 256GB 139,892円 (Dual SIMモデルのSM-S9060) | 128GB 138,900円 256GB 151,000円 (eSIMモデルのSM-S906E) | 256GB 139,800円 (Dual SIMモデルのSM-S9060) |
購入先 | Expansys (税込・送料無料) | ETOREN (税込・ 送料別+2,000円) | イオシス (税込・送料別+640円) |
Galaxy S21・S21+・S21 Ultraを買えるところ
国内版
・NTTドコモがGalaxy S21 5G SC-51BとGalaxy S21 Ultra 5G SC-52Bを発売中。
・
国内版モデル | NTTドコモ | au |
---|---|---|
Galaxy S21 5G | SC-51B 99,792円 4/22発売 バイオレット、グレー、ホワイト | |
Galaxy S21+ 5G | - | |
Galaxy S21 Ultra 5G | SC-52B 151,272円 4/22発売 ブラック、シルバー | - |
Galaxy S22 UltraやSペン内蔵スマホのレビュー
Galaxy S22 Ultraを購入し、気になったところやカスタマイズのレビューをしています。
ぜひご参考にしてください。
全体レビュー


Sペンでメモ
