こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ついにGoogleから、画面が折りたためるスマホ Pixel Fold が発売されました。
Galaxy Z Foldシリーズを歴代使っている身としては、Googleが自ら折りたたみスマホを出してくれたのは、非常にうれしいところ。
Googleの折りたたみスマホPixel Foldは、Galaxy Z Foldシリーズと比べてどれぐらい使いやすいのでしょうか?
個人的にも毎年Galaxy Z Foldシリーズを購入し、毎年使い込んでいます。
今回は、手元にあるGalaxy Z Fold4と比較しながら、機能面を中心にレビューしていきます。
▼動画でもレビューしております。
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Pixel FoldとGalaxy Z Fold4の最大の違いは、大きさ・重さ!?
Pixel FoldとGalaxy Z Fold4は、ともに開いたときの大きさはそんなに変わらないですが、折り目の向きが異なることによって使い勝手がだいぶ変わってきます。
Pixel FoldとGalaxy Z Fold4の、開いたときの大きさ比較
Pixel FoldとGalaxy Z Fold4を開いたときの大きさを比較すると、以下の通り。

開いたときの大きさは、縦横の縮尺をそろえるとほぼ同じです。
ベゼルの太さが異なりますが、画面下にカメラがあるGalaxy Z Fold4・Fold5と、ベゼル部分にカメラがあるPixel Foldの考え方の差もあると思います。
インカメラの画質は、実際の映りもPixel Foldのほうがいい感じがします。
テレビ会議などする方は、Pixel Foldのほうがストレスが少ないかも。
開いたときに縦長か、開いたときに横長かで、だいぶ使い勝手に差が生まれる
Pixel Foldは、スマホを開いたときに横長になるように、Galaxy Z Fold4は縦長になるように設計されています。

この差はだいぶ出てくると思います。
Foldシリーズを使う場合は、基本的には閉じた状態でアプリ・コンテンツを使用し、大きな画面で閲覧・作業しようと思ったタイミングで開くことになると思います。
開いた際に、横長で見たいか、縦長で見たいか…となると、横長じゃないですか?
雑誌や漫画を読みたいときは、見開きで読みやすい横長で。
動画も、ショート動画ならもともと縦長のカバーディスプレイで事足ります。「開いてみよう」と思うのは、やはり横長だと思います。
マルチタスクで作業する際にも、なんだかんだ横長のほうが作業しやすいのは事実でしょう。
Galaxy Z Fold4では、横長で使うためにくるっと回すのがひと手間でした。
それがなくなっただけでも、使い勝手は非常に向上したといえるかもしれません。
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Pixel FoldとGalaxy Z Fold4の、閉じたときの大きさ比較
Pixel FoldとGalaxy Z Fold4の、閉じたときの大きさを比較すると、以下の通り。

閉じたときの大きさは、だいぶ変わります。
Pixel Foldは横幅が非常に大きく縦は短いですが、Galaxy Z Fold4は縦が眺めで横幅が短いです。
単純な握り心地としては、圧倒的にGalaxy Z Fold4のほうが握りやすいです。
横幅70mm近辺でないと個人的には持ちにくいと感じていて、Galaxy Z Fold4は67.1mmとちょうどいい横幅です。
閉じたときの厚みが15mm程度と少し厚めなのですが、横幅のおかげでもちやすい印象。
Pixel Foldは、横幅79.5mmとやはり太めな印象です。
折り目側のベゼルも少し分厚いので、やはり少し太い印象を受けます。

Pixel Foldの幅は、Pixel 7 Proと同程度です。
Pixel Foldは79.5mm、Pixel 7 Proは75.9mmですが、ケースをつけると(Pixel純正ケースは特に太いこと、Foldはヒンジ側まで覆われないので)持ち心地はほぼ同じ印象。
カメラ部のでっぱりも、Pixel FoldとPixel 7 Proではだいたい同程度です。

縦の高さに関しては、Pixel Foldに最も近いのはiPhone SE(第2・第3世代)と思います。
画面の大きさはよりPixel Foldのほうが狭額縁(ベゼルレス)で大きいですが、持った時の縦の感覚は似ています。

横幅が近いのはiPhone XS Maxのように感じます。
最近のiPhoneのPro Maxは角ばったデザインなので、側面が丸みを帯びている点もXS Maxが近い気がします。
Pixel Foldを持ちやすくするには、MagSafe準拠のマグネット充電対応マグネットプレートが入っている、PITAKA MagEZ Caseを装着するのが最も簡単でしょう。
MagEZ Caseと、MagSafe用のマグネットスマホリングを装着することで、がっしり端末をつかまなくてもある程度操作できるようになります。

ちなみに、Galaxy Z Fold4・Galaxy Z Fold5ではMagEZ Caseは発売されていないので、Pixel Foldならでは、といえるのかもしれません。
(Galaxy Z Fold4・Fold5でも、トリニティなどのMagSafeシールを貼り付ければ同様のことは可能です)
指紋センサーの高さが少し気になっていたが……、結構よさそう
発表時から気になっていたのが、Pixel Foldの指紋センサーの高さです。
Pixel FoldとGalaxy Z Fold4は、ともに電源ボタンに指紋センサーが仕込まれており、指紋センサーをタッチしてロック解除します。

Pixelシリーズは、電源ボタンが上側、音量上下ボタンが下側にあるように配置されています。
他のAndroidスマートフォンは逆になっており、Galaxy Z Fold4は電源ボタンが下、音量上下ボタンが上側というスタンダードな形です。
特に側面指紋センサーは親指で認証することが多いのですが、親指はほかの指と比べて短めなので届くか不安…な感じでした。

実際に使ってみると、Pixel Foldの指紋センサーには、親指でも案外届いています。
結構これぐらいの高さは妥当な感じがします。
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ポケットのおさまり具合は、大丈夫?
横幅が広いと不安になるのは、ポケットのおさまり具合です。
ちなみに、Pixel Foldは、Pixel 7 proの幅(76.6mm)よりも広いです。
ジーンズのポケットに入れてみましたが、問題なく入りました。
ポケットが狭めのズボンの場合は、もしかすると少ししんどいかもしれませんが、よく履くズボンのポケットの横幅を測ってみてください。
▼動画内で実際に入れています(再生ボタンで該当箇所から再生されます)
おしりのポケットにも入れてみましたが、こんな感じです。
おしりのポケットに入れたまま椅子に座るのは、折りたたみスマホという特性上もお勧めしませんが、案外収まりはいいです。
重そうだけど、重さは感じる?
実際、Pixel Foldは重めです。

Pixel Foldは公称で283g。実測で281.2gでした。
Galaxy Z Fold4も、263gと、20g程度の差です。とはいえ、10%程度差があるので、結構大きいかもしれません。
ただし、特にフォルダブルスマホはケースを一緒に使うほうが精神衛生上いいと思います。
ケースの重さも足し合わせて考えていただければと思います。

先ほどのPITAKAケースをつけると303gでした。
今まで使っていたGalaxy Z Fold4+Sペンつき純正ケースでも310gだったので、だいたい同程度です。
持った感じ、重さを感じるかというと、そこまで感じないです。
端末が薄いのも、影響しているのかもしれません。
ずっと持ち続けていると、やはり重さを感じるのは事実です。
ただ、端末の重さの割には、Galaxy Z Fold4との重さの差は感じませんでした。
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Pixel Foldの作業のしやすさは、Galaxy Z Fold4と比べると?
画面折りたたみスマホの最も魅力な点は、「大画面に変形できるからこその作業のしやすさ」だと思います。
Pixel Foldは作業がしやすいでしょうか?
まずは開封レビューということで、ざっとご紹介したいと思います。
閉じて閲覧、編集したくなったら開いて作業、が簡単にできるようになった。Gboardキーボードアプリが絶妙!
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