こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
OPPOは、完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Free2」「OPPO Enco Buds」という2つの完全ワイヤレスイヤホンを発表しました。
OPPO Enco Free2は、1万円台の完全ワイヤレスイヤホン。
自分の音の聴こえ具合に応じて音質がパーソナル化され、自分の耳で聞くと非常にすごさを感じます。
もう少し安いけど、コードレスなイヤホンを使いたいのなら、「OPPO Enco Buds」がおススメ。
1万円を切る価格で、音質のカスタマイズはできませんが、気持ちいい音質で聴くことができます。
今回は、OPPO Enco Free2・OPPO Enco Budsの2機種を、OPPO様より発表前にお借りしたので、先行レビューします。
音質にこだわりたいなら、「OPPO Enco Free2」利用者に合わせた音質・ノイズキャンセリングのパーソナル化(最適化)がすごい!
まず、OPPO Enco Free2をレビューしていきます。

軽く、付け心地は楽!
OPPO Enco Free2を使っていきましょう。

ケースは目薬を一回り大きくした、ぐらいの大きさです。
正面にはLEDランプが、底面にはUSB Type-C端子がついています。

ケースをひらくとイヤホン本体が現れます。
イヤホンの形状はAirPods型で、カナル型に細い棒のユニットがついている形。
耳の装着部の付け根のところ(耳の穴からの延長線上)にタッチセンサーがあり、タップで再生や音量などのコントロールができます。

実際に耳に装着してみると、イヤホン自体が軽いのもあって付け心地はいいです。
ただ、デフォルトでついているイヤーピースは、他社より少し小さめかもしれません。
耳の穴が大きめな方は、付属の大きめなイヤーピースへ取り換えたほうがいいでしょう。
連続再生時間はイヤホン単体で6時間、ケース併用で24時間利用可能です。
聴こえ方を実際にテストし、自分の耳に合わせた最適な音質で聴ける!「パーソナル化された音質の最適化」がすごい
OPPO Enco Free2を使って一番すごいと感じたのが、「パーソナル化された音質の最適化」という機能です。
OPPO Enco Free2をスマホで使う場合、「HeyMelody」というアプリをインストールすると、イヤホンのカスタマイズが可能です。
「パーソナル化された音質の最適化」では、スマホで簡単な聴こえ方のテストをし、その人の特性に合わせて最適な音質をリアルタイムで調整してくれます。
左耳・右耳で、それぞれ低音域から高音域まで各6種類の音を、4つのボリュームでそれぞれ聴きとれるかどうかチェックします。
聴力テストに似た感覚でのチェックになりますが、医療機器ではありませんのでご注意を。
実際に音楽を聴いてみると、私は低音域が比較的聴きとりにくかったようで、低音域の音が非常に強化されて聴くことができました。
人によって、この音域は聴き取りにくい、というのはあると思います。
その性質を補って、よりアーティストの意図に即した音楽を聴けたり、より自分好みに音質を整えたり……。
音楽をより楽しむには最適だと思います。
ノイズキャンセリングも、かなり効いている印象
OPPO Enco Free2はノイズキャンセリングの機能も充実しています。
ノイズキャンセリングも聴こえに応じてパーソナル化することができ、非常に効いている印象。
例えば、居室にはデスクトップPCやアイスコーヒーサーバーがあり、部屋の中のノイズは結構多いのですが、このノイズをきれいにカットしてくれます。
周囲の音を拾ってくれる「トランスペアレントモード」もあります。
これに関しては、少しのべっとした音になっている印象。
周囲の音を拾って耳の中に流す間の遅延が影響しているのかもしれません。
SonyのWF-1000XM4も同じ形の完全ワイヤレスイヤホンですが、OPPO Enco Free2のノイズキャンセリングについては、数日使った印象としてはなかなか高性能だと感じています。
とくに周囲の音を拾ってくれるアンビエントサウンドモード(OPPOのトランスペアレントモード)については、WF-1000XM4のほうが上手な感じはします。
音質自体も、特に低音域はWF-1000XM4のほうがパワフルな印象はあります。
耳の密着感はOPPO Enco Free2のほうが少し開放的で、耳の負担は少なく比較的長時間聞いていられると思います。
ただ、OPPO Enco Free2よりWF-1000XM4のほうが価格が上なため、価格差は考慮したほうがいいかもしれません。
より安くて使いやすいイヤホンなら、OPPO Enco Buds!
OPPO Enco Budsは、数千円台のかなり安価な完全ワイヤレスイヤホンです。

大きさはコンパクトで、使いやすい

OPPO Enco Budsの大きさはコンパクト。
OPPO Enco Free2とは異なり、カナル型にバーがついている形状ではなく、ケースにもすっきり入ります。

WF-1000XM4にも少し似た形状でありますが、より小さいですね。

耳に装着すると、やはりイヤーチップが少し小さめな印象。
耳に開放感があるので、耳の穴への負担は小さい気がしています。
ただし、耳の穴が大きい人は、イヤーチップを変えた方がいいかもしれません。
OPPO Enco Budsの音質は?
OPPO Enco Budsは、OPPO Enco Free2とは異なり、音質などをパーソナル化・カスタマイズすることはできません。
音質は、低音が弱め、高音や中音が比較的強いため、シャリシャリとした音になりがちです。
音楽も楽しめますが、どちらかといえばラジオやトーク動画を中心に楽しむ方は、OPPO Enco Budsでも楽しめると思います。
また、ノイズキャンセリングなどの機能もないので、ご注意ください。
OPPOの完全ワイヤレスイヤホンをコントロールできるアプリ「HeyMelody」では、左右のイヤホンにあるタップセンサーのコントロール内容をカスタマイズできる程度です。
ゲームモードで、遅延を最小限に!
OPPO Enco BudsとOPPO Enco Free2の両方に搭載されている「ゲームモード」では、遅延を80msに抑えることができます。
私は、イヤホンでゲームしても、あまり遅延は気になりませんでした。
あまりに遅延にシビアになる方は有線イヤホンを使った方がいいとは思いますが、80msぐらいで十分と思われるなら有用な機能です。
リーズナブルな完全ワイヤレスイヤホンを使いたいなら、OPPOの2機種はありかも!
より音質や機能を求める方であれば、SonyのWF-1000XM4など選ぶ方がいいと思います。
ただ、3万円を超える価格であるため、そこまではお金出せない、けど音質ほしい…という方もいるでしょう。
そんなあなたは、OPPO Enco Free2がおススメです。
1万円台の価格ですが、個人的には結構満足度の高い完全ワイヤレスイヤホンでした。
音楽よりはトーク音源・動画をメインで聞くよ…という方は、より安いOPPO Enco Budsがいいかもしれません。
音質の調整はできませんが、使い勝手はよく、小さいボディが扱いやすいです。
通勤・通学のお供に、最初の1台として使うと便利でしょう。
今回は2機種の完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Free2」「OPPO Enco Buds」をご紹介しました。
ぜひ、用途に合わせて使ってみてくださいね!
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