こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ソニーの100%子会社であるQrio株式会社は、スマートロックの「Qrio」の新製品として、現在発売されているQrio Lockの周辺機器「Qrio Pad」「Qrio Key S」「Qrio Card」を発売します。
今までは、スマホ・Apple WatchのQrioアプリか、専用のQrio Keyを使って開錠する仕組みでした。
新たな「Qrio Pad」は、ドアの外側に設置した数字パッドに4~8桁のパスワードを打ち込んで開錠したり、カードキーの「Qrio Card」で開けることができます。
また、以前のリモコンキー「Qrio Key」が「Qrio Key S」に一新。
加速度センサーが搭載されており、Qrio Lockが設置されたドアにQrio Key Sが近づくと自動的に開錠する「ハンズフリーモード」にも対応。
私もQrio Lockを使っていますが、より便利に使える機能が満載で、手の届かなかったかゆいところに届いた気分です。
また、木目調のドアに合う、「ブラウン」の新色がQrio LockやQrio Padに登場しています。
気になる仕様を、公式ページやサポートページなどの情報をもとに、まとめてみました。
手ぶらで外に出ても、気軽に開錠できる数字キーつき「Qrio Pad」が新登場!
Qrio Padは、現在販売されているQrio Lockの周辺機器としての新製品。
ドアの外側に取り付け、カギの開錠を便利にするツールです。
番号を打ち込めば簡単に開錠!

番号キーとFeliCaポートが搭載されています。
4桁の好きな暗証番号をQrio Lockアプリであらかじめ設定し、番号を打ち込むことでドアのロックを開錠できます。
暗証番号を打ち込む際に、指紋や汚れによる暗証番号の特定を防ぐため、ランダムな数字を打ち込む「トリガーPIN」を設定することもできます。
スマホをもっていき忘れ、カギが家に閉じ込められた…開けられない……、という状態を防ぐことができますね!
ちなみに、番号入力は「手袋の厚み・仕様によって操作可否は変化します」とQ&Aに書かれているので、薄手の手袋だったら使えるのかもしれません。
10回連続で誤った番号を入力した場合、5分間は使用制限で、暗証番号・Qrio Cardのいずれの方法でも開錠することはできません。
5分経ったらまた入力できるようになります。
操作音は鳴ります。Qrio LockアプリでON/OFFを設定できます(音量は変更できません)
Qrio Cardなら、カードタッチのみで簡単に開錠!

また、専用のQrio Cardをタッチして開錠することもできます。
(Qrio Padには1枚のQrio Cardが付属しています)
Qrio Cardは最大で50枚まで登録できます
(合鍵は最大20本まで登録可能)
Qrio Padに登録可能な暗証番号は最大で1つだけなので、来客の方に一時的にカギを使っていただく場合などは、Qrio Cardのほうが便利かもしれません。
ほかのおサイフケータイ(FeliCa)搭載スマホやカードで解除できるかはわかりませんが、公式ページやサポートページで言及がないため、Qrio Cardのみの可能性が高そうです……。
(購入したら実験してみます)
取り付け方法は両面テープで貼るだけ!簡単!
取り付けは付属の両面テープで貼りつけるだけです。
ドアに穴をあけることも、特別な工事も必要ありません。
あと残りのしにくい両面テープなので、賃貸住宅でも安心。
防水性能はIPX5となります。
ただし、水が直接かかる場所への設置は避けたほうがよいでしょう。
電池はリチウム電池2本ですが、予備用のバックアップ電池2本もセットできます。
片側の電池が切れるともう一方に切り替わるので、不意な電池切れを防げます。
電池残量が少なくなった場合、スマホのQrio Lockアプリのホーム画面に通知されます。
Qrio Pad本体の起動ボタンを押すと、電池切れの際には赤いランプが点灯されます。


専用のリモコンキーがハンズフリー対応に進化!Qrio Key Sも新登場
スマートキーQrio Lockで使える専用のリモコンキーがさらに進化しました。
Qrio Key Sです。
最大の進化の特徴は「ハンズフリー対応」
リモコンキーなので、キー表面にあるボタンで開錠・施錠できます。
さらに、Qrio Key Sは加速度センサが搭載されており、ドアの前で立ち止まると、立ち止まりを検知して自動で開錠してくれます。
ハンズフリー機能は、Apple Watch・iPhoneのQrioアプリで設定するとかなり便利に使えます。
(たまに失敗することはあるのですが、成功確率がかなり高いです)
今回のQrio Key Sがどれだけ精度高いかは使ってみないとわからないところではありますが、かなり期待できます。
Qrio Key Sのハンズフリー開錠動作の仕組み
Qrio Key Sのハンズフリー開錠動作の仕組みは以下の通り。
・150~200歩程度の振動で「外出」判定
・「外出」判定時にQrio Lock付近で1.6秒間静止することで「帰宅」判定へと移行
振動後、「立ち止まる」というのが重要になりそうですね。
徒歩以外の移動手段(車・自転車など)でも、加速度センサーが検知する程度の振動が発生する場合は、ハンズフリー機能が有効になります。
Qrio Lockアプリのハンズフリー動作は2km以上の移動、とのことだったと思いますが、距離ではなく振動させるのがポイントのようです。
新色の「ブラウン」も登場。1ドア2ロックのドアでも、ちゃんと動作できるぞ!
Qrio LockとQrio Padは、新色のブラウンも登場します。
木目調のドアには黒よりブラウンが合うかもしれませんね。
もちろん、色の違いだけですので、黒とブラウンを組み合わせての利用もOK。
我が家は1ドア2ロックなのですが、Qrioアプリで設定することで、上下のキーをリンクして開錠することもできます。
Qrio Padの連携も、この1ドア2ロックの設定をそのまま引き継いで使えるので、非常に便利に使えそうですね。
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