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【TP-Link Archer AX23レビュー】v6プラス(IPoE)対応、安価でコスパも抜群のWi-Fi 6ルーター

家電・Accessory

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

TP-Linkから、高速通信にも必須な「v6プラス」(IPv6 IPoE)に対応した、Wi-Fiルーター「Archer AX23」が発売されました。

昨年から、Wi-Fi 6ルーターでも「v6プラス」に対応したルーターは、TP-Linkから発売されていました。
Archer AX73Archer AX72 など1万円以上の価格が多かったのですが、今回の Archer AX23 は7,000円台という低価格でWi-Fi 6とv6プラス(IPoE)の両方に対応しています。

ルーターとしてもパワフルで使いやすいです。
今回は、Archer AX23 をTP-Link様よりご提供いただきましたので、レビューいたします。

商品提供:TP-Link JAPAN

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TP-Link Archer AX23のデザイン

TP-LinkのWi-Fi 6対応ルーター「 Archer AX23 」をレビューします。

コンパクトなデザイン

Archer AX23 のデザインは、非常にコンパクト。

4本のアンテナがあらかじめ取り付けられており、前面は「X」をかたどっているようにも見えます。

左がArcher AX23、右がArcher AX73

実はデザインや大きさは、Archer AX20と同じ。
グレードが上の Archer AX73Archer AX55よりは一回り小さいのがわかると思います。

背面のポート

Archer AX23 のポートは、背面にWANポートx1、LANポートx4と電源ポートがついています。

背面にポートがあるのみ

Archer AX20 では側面にあったUSBポートは、 Archer AX23 では省略されています。
FTP・メディアサーバー機能については、 Archer AX23 では機能がなくなりました。

Archer AX23はIPoE(v6プラス)に対応!設定も簡単ですぐ使える!

7,000円台と安価なルーターとしては待望の、IPv6 IPoEに対応!

代わりに、 Archer AX23 はIPv6 IPoEに対応しています。
フレッツ光やドコモ光の「v6プラス」やOCNバーチャルコネクトなど、対応回線であればLANケーブルをWANポートに挿すだけで、IDやパスワードの設定を一切せずに利用可能です。

実際に設定してみましょう。

接続は、終端装置(ONU)とつなぐだけ!

私は、ドコモ光(プロバイダーはGMOとくとくBB)を利用しており、回線はv6プラスの対応です。

ドコモ光の終端装置(ONU)と Archer AX23 をLANケーブルでつなぎ、ONU→ Archer AX23 の順に電源を入れます。
実際に接続している様子は下の動画でもまとめています(再生ボタンで、v6プラスの接続設定から再生されます)

あとは数分待つだけで、 Archer AX23 本体のインターネットランプまで緑色に点灯し、回線利用のセットアップは自動的に完了します。

ケーブルを挿しただけだが、「インターネット」のランプ(左から4つめ)も数分待てばつく!

スマホのTetherアプリをインストールし、フローに従って初期設定を行いますが、基本的に設定するのはWi-FiのSSIDやパスワードの設定など、最低限のことだけです。
プロバイダーからもらったIDやパスワードを入力する必要は一切ありません。

ちゃんとv6プラスにつながっているか、確認!

v6プラスの接続を確認できるツールが、GMOとくとくBBのホームページで公開されています。

ここから、v6v4.netにアクセスすると、まずIPv4/IPv6接続の判定がされます。

「こちら」のリンクをタップすると、v6プラスで接続できているか、簡単に確認することができます。

v6プラス接続時の速度は…!?!?

v6プラスでIPv6に接続されている場合の速度を測定すると…

試しに1度測定!時間帯にもよるが、ちゃんと速度が出ている!

v6プラス接続で、ちゃんと速度が出ています。
Archer AX20Archer AX73 との速度比較は次の章でご紹介しますが、快適に使えそうです。

リモートワークでVPN接続を利用する場合の注意点

リモートワークでVPN接続する場合に、v6プラス接続でうまくネット回線を使えない場合があります。

TP-Linkのヘルプページにも記載がありますが、
・VPNパススルーの設定が「有効」になっているか確認(初期状態は「有効」)
・インターネット接続タイプをv6プラスおよびDS-Liteに設定している場合、一部のVPNサービスに接続できません。TP-Linkルーターを初期化してPPPoE接続で再設定を行ってください。
とのことです。

妻がリモートワークをしているのですが、 Archer AX23Archer AX73 のv6プラス接続の場合、VPN接続を利用できませんでした。
この場合は、v6プラスではなくPPPoE接続を試してみてください(妻のPCもPPPoEで接続できました)

テレワークで会社のVPNに接続できないときはどうすればいいですか? | TP-Link 日本
テレワークで会社のVPNに接続できないときはどうすればいいですか?

Archer AX23の実力は?Archer AX73・Archer AX20と比較してみた

Archer AX23 の実力はどのような感じか、実際に測定した結果をご紹介します。

Archer AX23とArcher AX20の仕様の違い

Archer AX23とArcher AX20の仕様の違いを簡単にまとめてみます。

Wi-Fi速度は同じで、5GHz帯が1201Mbps、2.4GHz帯が574Mbpsとなっています。
Archer AX23のCPUはArcher AX20よりすこしスペックダウン、USBポートも非搭載となっておりますが、そのぶんIPv6 IPoEに対応。

速度比較はこのあとご紹介しますがあまり変わらないため、v6プラスが使えるArcher AX23のほうがユーザーにとって恩恵があるように感じます。

Archer AX23の速度測定結果をArcher AX20と比較

それでは、 Archer AX23 の速度測定をArcher AX20と比較してみます。

Archer AX23は「v6プラス」直接接続、Archer AX20は他社v6プラス対応ルーター経由で接続した場合

まずは、
Archer AX23 は「v6プラス」での直接接続
Archer AX20 は、v6プラスへの対応がないため、光回線プロバイダーから無償で貸し出されているv6プラス対応ルーター経由(有線接続)で測定

で測定します。

図では1階の右側のルーターの絵がある箇所にドコモ光の引き込み線があるので、そこにルーターを設置して測定しています。
ルーター近辺や、1階の反対側の窓際で測定すると、 Archer AX23 のほうが高速で通信可能です。
直接「v6プラス」で接続している Archer AX23 のほうが、流入速度が速いように感じます。

一方、2階の「MATTU居室」やルーター直上の部屋(この部屋がいつも一番電波が入りにくい)では、多少 Archer AX23 のほうが速度が速めには見えますが、あまり変わらないです。
(※なお、我が家は二階中央部が吹抜けのため、一般の2階建てと電波状況が異なる可能性があります)

Wi-Fiの仕様としては Archer AX23Archer AX20 は同様なので、この結果は妥当だといえるでしょう。

Archer AX23・Archer AX20とも、同様に他社の「v6プラス」対応ルーター経由で接続した場合

続いて、条件をそろえるために、 Archer AX23Archer AX20 と同様に、他社の「v6プラス」対応ルーター経由で接続してみました。

多少 Archer AX23 のほうが速い地点もありますが、総じていえば同じぐらい、と言っていいのかもしれません。

Archer AX23とArcher AX73で「v6プラス接続」で測定比較

最後に、 Archer AX23 の上位機種ともいえる、 Archer AX73 と測定比較してみます。
今回は、両方とも「v6プラス」で直接接続して測定しています。

Archer AX73 のほうが上位スペックであることもあり、総じて高速通信が可能です。
Archer AX73 は5GHz帯で4.8Gbpsの高速通信ができ、6ストリームに対応しています。
より高速・他接続での通信に適しています。

OneMesh対応!RE600Xなど中継器で1つのネットワークを広げられる!

速度を求めたい場合は、 Archer AX73 のほうが便利に使えます。
価格を抑えたいなら Archer AX23 を購入するのも手ですし、もし電波の入りにくい部屋があればRE600XやRE605Xなどの中継器でエリアを広げることもできます。

我が家の場合は、2階ルーター直上の比較的電波の入りにくい部屋にRE600Xを設置してみると、

中継器有無での比較Archer AX23Archer AX23+RE600X
下り133.2 Mbps149.5 Mbps
上り137.6 Mbps146.8 Mbps

と、少し高速化できました。
もともと Archer AX23 でも100Mbps越えのそこそこ高速な通信ができているので、そこまで中継器の恩恵はないかもしれません。

また、 Archer AX73 の結果(下り206.2 Mbps/上り210.8 Mbps)というのを見ると、中継器を導入する場合より Archer AX73 の1台を導入したほうが、結果的には安くなります。

部屋が広くない場合は Archer AX23 の1台でも十分だとは思います。
そこそこ広くて中継器を導入したほうがいいかも…と迷う広さであれば、Archer AX73Archer AX72のほうが後々いい結果になるのかもしれません。
(Archer AX72はほぼ Archer AX73 と同等、CPUがグレードダウンしていますが、1000円~2000円程度安いのでおススメです)

RE600X の中継器では、Wi-Fiを有線化する、という使い方も有用です。
nasneなど、有線LANでしか使えない機器で使いたい場合には便利ですよ!

Archer AX23は、コストパフォーマンスとしてはかなりいい!部屋の広さ・価格に応じてArcher AX73やArcher AX55などと迷おう…

Archer AX23 は、7000円台のルーターでIPoE(v6プラス)にも対応しており、より高速通信の恩恵を受けられるのは非常にいいですよね!

より上位モデルとしては、 Archer AX73AX72AX55とありますが、速度と価格の兼ね合いで選んでみていただければと思います。

速度を求めるのであれば Archer AX73Archer AX72を、価格重視であれば Archer AX23 が非常におススメです。

ぜひ、用途に応じて選んでみてくださいね!

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