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電動キックボードを2年半普段使いして感じた、電動キックボードの魅力と課題

家電・Accessory

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

道路交通法が改正され、電動キックボードのヘルメット・免許の緩和が2023年7月1日より施行、非常に乗りやすくなりました。

私は2020年末から法改正までに2年半、電動キックボードを普段使いしています。
電動キックボードは非常に便利ではありますが、実際に使ってみてヒヤッとした経験もしています。

実際に電動キックボードを2年半使って感じた、電動キックボードの魅力と課題、心構えをご紹介していきましょう。

[2023/7/5更新]警察庁による、取締に関する注意点を更新しました。

[2023/7/4更新]電動キックボードの選ぶポイントや注意点について、YouTube Liveで解説しました。(動画のほうに目次も用意しています)

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電動キックボードに乗るための注意点は?

電動キックボードに乗るための注意点をご紹介します。

電動キックボードの規制緩和、条件は?

電動キックボードは様々なメーカーから発売されています。
電動キックボードの一部車種については、規制緩和が予定されています。規制緩和の内容は

  • 最高速度は15~20km/hに制限されたもの(※)
  • 定格出力600W以下の電力
  • 自転車と同程度に収まる車体(長さ190cm x 幅 60cm内)、乗員1名

であれば、「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」として利用できます。
「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」であれば、16歳以上であれば免許不要、ヘルメット着用は推奨として、義務ではない形となります。
走行は車道のみです。

もっともネックになるのが最高速度20km/h制限(※)でしょう。
20km/hを超える出力ができる電動キックボードは、「原動機付自転車」という扱いになります。
原付免許・ヘルメット必須です。

なお、「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」でも、市区町村役所でのナンバープレート交付と、自賠責保険の加入は必須となります。
ナンバープレートの交付自体は、免許証がなくても住民票さえあれば申請可能です。
また、自賠責はもしも事故があった時に頼りにもなりますので、必ず加入しておきましょう。

最高時速6km/hに制限されたものは「歩道通行車」として、歩道を通行可能です。電動車いすなどの利用が想定されています。

これらの規制緩和については、執筆時点ではまだ施行されていません。
今後2年以内に施行される予定となっており、現時点ではノーヘルメット・免許なしでの走行は違法となります。

「公道走行OK」のモデルを選ぶ

日本で公道を走るには、ウインカー・ブレーキなど保守部品がそろっているものである必要があります。
日本での公道走行がOKであれば「公道走行OK」とメーカーも明示していますので、そのモデルを選びましょう。

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ナンバープレートを取得し、自賠責保険に入る

公道OKの電動キックボードは、商品と一緒に「販売証明書」が入っています。
販売証明書と一緒に、記入した軽自動車税申告書を市区町村役所にもっていき、ナンバープレートをもらいましょう。

ナンバープレートが確定したら、続いて自賠責保険に入ります。
コンビニなどでも入れますので、かならず自賠責保険に入ってから運転しましょう。

自賠責の保険証は走行中携帯する必要がありますが、E-KONには入れる場所がないため、免許証と一緒に携帯しておくといいと思います。

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ヘルメットをつけて運転しよう

個人所有の場合はヘルメットを必ずつけよう

日本では、電動キックボードを運転する際には、原付と同じ扱いのためヘルメットを付ける必要があります。
一部自治体で実施されている実証実験・レンタル事業のみ、ヘルメットの着用は任意となっています(指定事業者からの貸し出しに限定されます。)

※法改正により20km/hを超えない電動キックボードはヘルメットの着用は努力義務となりますが、まだ施行されていませんので必ずヘルメットを着用しましょう。

個人所有の場合は基本的にヘルメットは必須です。用意しておきましょう。
ちなみに、冬場は寒いので、手袋も用意しておいたほうがいいでしょう。

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実際に電動キックボードにのってみて感じる、魅力と問題点

電動キックボードに興味がある方も、批判的にとらえている方もどちらも多いと思います。
個人的には、このような気軽に持ち運んで乗れる乗り物は、当サイトで取り上げている「ガジェット」にも近い印象で、非常に気になって買ってみました。

実際、電動キックボードの良さも、悪さも、乗ってみないとわからないところはあります。

今回は、実際に電動キックボードにのってみて感じたことを率直にご紹介します。

車に積んで、どこでも折りたたんで持ち運べる!

私が一番便利だと思うポイントは、車をハブにして、出先では電動キックボードを使って走り回れる、という点です。

車の後部座席に入れてます

電動キックボードは折りたたむことができるモデルが多いです。
折りたたんで車に入れて持ち運び、目的地周辺を電動キックボードで回る、ということが気軽にできるのはメリットです。

折りたたみはワンタッチで…というものが多い!ハンドルまで折りたためるかはメーカーによります

電動キックボードの航続距離は、大体40-50km程度というものが多いです。
普通の原付バイクに比べるとやはり短めですので、目的地までは車で、目的地周辺の周遊を電動キックボードで、というように乗り物に応じて選択できるのはかなりのメリット。

ものによりますが、安定走行できるモデルを選ぶと、重さは20kgを超えるものになります。
電車やバスで持って運ぶのは、正直現実的ではないと思います。
電動キックボードだけで行くか、車に積むのがベター。

出先の移動手段になるのは非常に便利

折りたためる原付、というのはほとんどなく、最近発売し始めている電動バイクであれば実現できなくもない、という感じではあります(航続距離は同じくらい)。
取り回しの良さでは、「電動キックボード」が圧倒的に優位でしょう。

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想像以上に馬力がある!坂道もぐいぐい登れる!

電動キックボードは、メーカーにもよりますが、想像以上に馬力があります。

先日レビューした、Kaabo MANTIS 10は500Wのブラシレスモーター搭載。
下の動画レビューでもレポートしていますが、想像以上にパワフルで驚きます。

このKaabo MANTIS 10はカマキリのような前輪形状をしており、しっかりとしたサスペンションが搭載されています。
他機種に比べ、路面の凸凹を感じにくい非常に乗り心地のいい電動キックボードで驚きです。

実際、電動キックボードで重要なのはある程度の坂道を登れる馬力。
MANTIS 10であれば25度までの坂道を登れます。
私は広島県尾道市で乗ることが多いため、坂道の多い環境でもちゃんと登れるのは非常に便利です。

電動キックボードを選ぶ際は、500W~600W程度の馬力のあるモデルを選ぶことを強くお勧めします。
(速度より馬力を重視したほうがいいです)

走れる道路は原付よりだいぶ限られる。30km/hの交通量少なめ道路がおすすめ

電動キックボードにのる際は、時速30km制限の道路が目安になると思います。
交通量の多い片道2車線道路や時速50km制限の道路など、正直かなりヒヤッとします。
道幅にもよるのでしょうけど、交通量の多い道路や車がスピードを出す道路はおすすめしません。

これは、乗り始めだけでなく1年半たった今でも感じることです。
交通ルールを守るということはもちろん大事なことですし、事故を起こさない、巻き込まれないためにも、交通量少なめ・スピード遅めの道路や生活道路を中心に走行するのがおすすめです。

後方にウインカーがついているか?ちゃんと確認して購入しよう

電動キックボードの多くは、後部にウインカーがついていません。
ハンドルの端にウインカーがついているものが多いですが、これだと後ろを走っている車両は気づきにくいですよね。

MANTIS 10の後ろ側には、ウインカーライトあり

MANTIS 10やシェアリングサービスのLUUPなど、一部の電動キックボードのみ、後部のナンバープレート付近にもウインカーがついています。

右折の場合は、個人的には普通に右折するよりも、一度降りて横断歩道を歩いて渡るほうがいいと思います。
無理して右折すると車に負ける可能性ありますし、片道2車線以上の道路は「二段階右折」が必須です。

電動キックボードだからこそ、バックミラーは必須だと思う

電動キックボードに乗っていて気になるのは、やはり後方車両の存在です。
後ろに車がいるか、車との距離やスピードは、原付以上に大事だと思います。
そのためには、やはりバックミラーは大事だと思います。

電動キックボードは立った状態で運転するので、短いバックミラーだとちゃんと後続を確認できません。
ポジションによっては自分の体に邪魔されて、うまく後続車両を確認できない場合があります。

ある程度の長さを確保したバックミラーをしっかり取り付けておいたほうがいいと思います。
原付のバックミラーは左右の片側だけで大丈夫ではあるのですが、両方つけておいたほうがいいです。

下の商品のように、バーエンドミラーというのもあります。
方向指示器をふさがないようにしていただく必要はありますが、つけておくのもありかもしれません。

特定小型原付の取り締まりは、点数制ではなく行政処分・刑事処分となる点は注意

特定小型原付は免許なしでだれでも乗れる乗り物であるため、免許制度である点数制ではない点に注意です。

警察庁のHPより。点数でなく、懲役刑か罰金刑となります

車の免許をお持ちの方は、速度超過等で取り締まりを受けたことのある方も多いと思いますが、基本は罰金+点数という形になっているでしょう。

特定小型原付は、点数制は適用されず、行政処分・刑事処分の対象となります。
自転車と同じ運用のため、過度に警戒する必要はないと思いますが、むしろ目立つ乗り物のため注目される可能性はあります。

安易に「ヘルメット努力義務」というところだけ見ると、特定小型原付を選びたくなる気持ちもわからんでもないですが、原付1種モデルを選んだほうがいい方も多いかもしれません。

特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について|警察庁Webサイト

電動キックボードに乗るときは、ルールを学んで守ろう!条件ではなくても、原付免許は持っておいたほうがいい

私は電動キックボードを購入し、乗ってよかったと思います。
もともと原付にも車にも乗っていますし、ちゃんと交通ルールを守って運転すれば、非常に便利な乗り物です。
実際、尾道市街を中心に乗っていますが、非常に便利に乗り回すことができます。

一方で、マスコミの報道やSNSでの投稿にもありますが、危険な運転をしている方もいるのが現状。
よく見るのは歩道運転、信号無視などでの無理な走行。

個人的には、将来的に原付免許のいらない「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」の運用が開始されても、交通ルールを勉強するために原付免許を取っておくべきだと思います。
自転車でさえも怖い運転をする方もそこそこ多いなか、簡単に速度の出る電動キックボードはルールを守らないとより危険になります。

ただし、電動キックボードを運転している身としては、自動車も危険な運転をするものも結構いるようにも思います。
まずは、電動キックボードを社会が認知し、慣れるというのが大事なポイントなのかもしれません。

電動キックボードを過剰に恐れる必要はないと思います。
正しく知って、ルールを守って快適に走行していくのがいいでしょう。

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