こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
せっかくいいカメラを買ったんだから、カメラを使いこなさないと!
ということで、連載でカメラの基本を学んでいっています。
前回は、カメラのモードについて、ご紹介しました。
その中でも、プロカメラマンも50%以上の方が、「絞り優先モード」を使っています。
そこで、今回は、露出を決める3要素のひとつ、「絞り」について見ていきましょう!
露出を決める3要素、とは?
露出については、前回簡単にご紹介しました。
簡単に復習しましょう。
カメラの明るさである「露出」は、絞り・シャッタースピード・ISO感度の3つのバランスの上に成り立っています。
基本的には光の量をコントロールするのですが、「絞り」はボケ、「シャッタースピード」は動きのある被写体を撮るときに、それぞれに別の味付けができるので、調節をしながら使用します。
それぞれ、「絞り優先モード」「シャッタースピード優先モード」というように、どちらを優先して撮影するかによってモードを選べばOKです。
絞り、とは?
絞り
「絞り」とは、レンズから入る光の量を調整する部分です。
(Sony;F値・Aモードより引用)
レンズのなかに「絞り」がついています。
開放した状態が左、絞った状態が右です。
だいぶ光の入ってくる量が異なるのが、わかりますよね?
F値
F値とは、この絞りの大きさを表します。
(Sony;F値・Aモードより引用)
F値が小さいほど、絞りは開いているので、光量が多くなり、写真は明るくなります。
逆に大きいと、絞ってしまうので、光量が少なくなります。
絞りを開くと、背景がボケる?
絞りの最大の機能は「光量の調整」なのですが、もう一つ大きな機能があります。
絞りを開くほど、背景がボケるのです。
F2.8で撮影すると…
このように、後ろにあるClova Friendsのくまさんが見事にボケてくれています。
一方、F22で撮影すると…
このように、後ろもぼかさずに撮ることが可能です。
ボケのコントロールをするための、絞り優先モード
写真を取るとき、ピントが合うのは厳密には焦点距離の合った1平面しかありません。
ただ、実際に人間の目でピントが合っていると認識できる範囲はもう少し緩いのです。
この、人間の目でピントが合っていると認識できる範囲のことを、被写界深度といいます。
絞りを開放するほど、被写界深度の幅が狭くなり、背景がボケます。
絞れば絞るほど、被写界深度の幅が広くなるので、背景もボケずピントが合ったように見えるわけです。
この絞りの範囲を絶妙にコントロールするのが、「絞り優先モード」です。
絞り優先モードは、ボケ味を「絞り」で調整する代わりに、光量はシャッタースピードやISO感度で自動的に調整してくれます。
※ただ、ISO感度は自分でコントロールしたほうがいいです。
ISO感度は固定しないと、すっちゃかめっちゃかなISO感度を指定されるため。
その場の環境に応じて、ISO感度をISO800~3200でコントロールするといいかもしれません。
あとは撮りまくって、自分のものにしてしまおう
撮りたいモノや、環境(昼の日光下、夜など)によって、光量が変わります。
なので、ISO感度をちょっと気にしつつ、まずは絞りにフォーカスして撮りまくりましょう。
だんだん「自分の写真」というのが掴んでいけると思います。
次回は、車や電車、飛行機など、速い被写体を撮るときに使う「シャッタースピード優先モード」について、開設していきます。

LUMIX G9で学ぶ!カメラの基本、連載一覧
LUMIX G9で学ぶ、カメラの基本の連載は、以下のラインナップでお送りします。
回数 | テーマ |
---|---|
第1回 | 「モード」使ってます?写真の味を決める「露出」を学ぼう! |
第2回 | 「絞り」をマスターして、「絞り優先オート」を使いこなそう! |
第3回 | 「シャッタースピード」をうまくコントロールして、走るクルマをきれいに撮ろう! |
第4回 | レベルを上げる写真のテクニック!6選 |
第5回 | カギを握る「構図」をマスターしよう! |
第6回 | 光を操る!あえて、逆光をものにしよう! |
第7回 | シーンによって色味を変えてみよう! |
第8回 | カメラとレンズの選び方!35mm換算って?最大撮影倍率とは? |
LUMIX G9 PROのレビュー
LUMIX G9のレビューはこちらです。



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