こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
西日本豪雨災害から、7月6日で2年が経ちます。
地震もですが、豪雨も突然やってきます。
豪雨災害のときも、前触れもなく突然やってきました。
備えあれば憂いなし。
食料などの身の回りの品もそうですが、スマホも家族などとの通信手段として確実に持っておきたいもの。
ただ、停電などのリスクもあるので、いざというときにガンガン使うわけにも行かないのが現実ですよね。
そんなときに役立つツール・アプリを今のうちに揃えておきましょう。
17時台の「週刊!ITニュースななめ読み」で特集します。
ご視聴はYouTube Live(映像つき、音楽なし)かサイマルラジオ(音声のみ、音楽あり)から!
いざというときの「電池」の対策
災害が起こって避難するとき、停電してしまったときは、電池が非常に重要になってきます。
水・食料と同じように電気もライフラインとして重要。
電池としてできる対策をご紹介します。
乾電池対応のモバイルバッテリーを持っておこう
モバイルバッテリーは強力な味方です。
普段から使っている方も多いと思いますが、「災害時に持っておきたかったもの」ランキングの1位に入る常連で、必ず役立ちます。
私は20,000mAhクラスのモバイルバッテリーを持っています。
普段使いのモバイルバッテリーは上のようなもので十分です。
ただ、非常用には乾電池対応のモバイルバッテリーを用意しておいたほうが良いと思います。
非常用に手回しやソーラー式のものも多く出回っていますが、手回しはかなり疲れてしまいます。
避難時に体のエネルギーを貯めておくのは必須。
ソーラーは充電のパワーがやはり低いので、充電にかなり時間がかかります。
現実的には乾電池対応のモバイルバッテリーが最適です。
Panasonicから発売されるこのUSB入出力急速充電器は、USBでの充電池への充電、充電池・乾電池からUSB機器への充電に対応しています。
もちろん、スマートフォンにも対応。
Panasonicのエネループ・エボルタの充電池だけでなく、市販の乾電池を使ってスマホに充電できるのが嬉しいポイント。
コンセントが見つからない場合も、持ち出し袋に乾電池を忍ばせておいたりコンビニやスーパーで乾電池さえ購入しておけば、乾電池の差し替えだけで充電することが出来ます。
とはいえ、まずは、「節電」しよう
お金でもなんでも、流れ出るものは節約するのが基本です。
モバイルバッテリーを持っていても、まずは節電を心がけましょう。
根本は、「画面を見すぎない」「ゲームをしない」ことです。
画面はバッテリーの消耗の最も大きな要因です。
いたずらに情報を追いすぎて気づいたらバッテリー切れ寸前、ということのないように注意してください。
ゲームも、かなりバッテリー消費が早くなるので、控えておくようにしましょう。
その上で、バッテリーを長持ちする設定をご紹介します。
Androidの場合
Androidの場合は、設定>バッテリーに省電力のモードがあります。
Xperiaの場合は、「STAMINAモード」「Ultra STAMINAモード」というのがあります。
HUAWEIやGalaxyなど他社のスマートフォンでも「省電力モード」「ウルトラ省電力モード」というものがあります。
ウルトラ省電力モード・Ultra STAMINAモードは、起動するアプリを最小限に抑えてバッテリー消費を抑えるモードです。
アプリは自分で選択することが出来ず、本当に最低限のアプリのみになります。
電話は使えますがLINE等は使えないので、LINEやブラウザを使いたい方は「省電力モード」「STAMINAモード」を選択してください。
ウルトラ省電力モード・Ultra STAMINAモードを選択することで、残りの待受時間が18時間から2日10時間(58時間)と、3倍以上に増えます。
権限を許可すると、シンプルなメニューで使うことが出来ます。
通常モードに戻るには、画面上から下にフリックし、「Ultra STAMINAモードを無効にします」をタップします。
すると、一度スマホが再起動し、通常モードでまた使えるようになります。
iPhoneの場合
iPhoneの場合も「低電力モード」が存在します。
設定>バッテリーの中に「低電力モード」があるので、ONにしておきましょう。
iPhoneにはウルトラ省電力モードのような使用できるアプリを制限する節約モードはありませんが、低電力モードをONにすることでバックグラウンドの通信を制限し、電池の持ちを向上させます。
いざというときの「災害情報」「避難情報」の対策
身の回りに災害が起きるかも、というときにまずチェックしておきたいのが情報です。
便利なアプリもあり、いざというときに早めにアプリから通知してくれます。
インストールして、確認していきましょう。
Yahoo!防災速報アプリで、「危ない」をすばやく察知しよう
まずは「危ない」ことを知ることが大事です。
いざというときにはプッシュ通知で「避難指示」「避難準備」など5段階のレベルを示した通知がエリア内のスマホに配信されます。
ただ、それが配信される際はすでに危ない状況になっている可能性が高いです。
できれば、その前に「危ない状況になる可能性」を知っておいたほうがいいと思います。
家にいれば、テレビの天気予報などである程度情報を得ることができるかもしれません。
NHKなどでは気象庁の会見を中継していることもあるので、わかると思います。
PCやスマートフォンなどでは「日テレNEWS24」などで多くの会見を中継しているので、それを見ることも出来ます。
ただ、外にいるときは把握するのが結構難しいかもしれません。
そんなときに役立つのが、「Yahoo!防災速報」アプリです。
このアプリでは、避難情報や激しい雨などが来た場合、アプリで通知が来ます。
また、地震の情報や、自治体から配信される避難情報まで配信されるので、いざというときにも安心。
あらかじめ自宅を登録しておけば、自分の家の周りの情報を配信してくれますし、出先に出ていたら現在地の情報も知ることが出来ます。
配信は設定から、情報の種類によって細かく設定することが出来ます。
「Yahoo!防災速報」アプリを入れておいたほうがいいもう一つの理由は「防災手帳」機能。
避難場所のリストやハザードマップなど、いざというときに役立つツールが揃っています。
「現在地から探す」こともできるので、旅行先や出張先など、いつもと違うところにいる場合でも簡単に避難場所を探すことが出来ます。
これだけのために入れておいたほうがいいぐらいです。


Yahoo!天気アプリ
天気アプリもたくさんありますが、個人的に一番使いやすいと感じているのは「Yahoo!天気」アプリです。
現在地の天気と登録された地点の天気を表示できる他、雨雲レーダーで15時間後までの天気の予測を確認できます。
特に雨雲の流れを確認しながら、外出の予定を立てることができるので非常に便利です。
いちおうYahoo!天気アプリでも警報・注意報の確認はできるので、とりあえず入れておいたほうがいいと思います。
地震の予測はできませんが、雨の予測はこういう雨雲レーダーを活用したほうがある程度わかりやすいです。
私はホーム画面に天気のウィジェットを配置して、いつも簡単に確認できるようにしています。
Yahoo!天気アプリはこちらから(Android,iPhone)


「いざ」というときには、ラジオがおすすめ
災害が発生した場合に停電してしまったら…
不安はどんどん増えてきますね。
かといって、テレビはつかない…
しかし、スマホでテレビを見ることは出来ますが、画面を使うと電池の消費が激しいので、あまりおすすめできません。
画面を使わずに情報を受け取るには、やはりラジオがおすすめ。
音楽を聴くことで精神を安定させることも出来ます。
非常事態は緊張で疲れますので、リラックスすることも大事です。
「緊急告知ラジオ(FM告知端末ラジオ)」・ポータブルラジオを買っておこう
ほとんどのラジオは、下で紹介する通り、スマートフォンでも聴くことが出来ます。
ただ、停電したときはできるだけ電力を使わないほうが良いです。
そんなときのために、電池だけで長時間聴くことができる「緊急告知ラジオ」を買っておくといいでしょう。
市町村などの自治体でコミュニティFMを展開しているところであれば、多くの場所で売っています。
自治体によっては無料で手に入れられたり、民放FM・AM・NHKが聴けるものを格安で発売している場合もあります。
ちなみに、広島県東広島市の緊急告知ラジオは2,000円(要介護者や75歳以上のいる世帯は無料、コミュニティFMのみ聴けるモデル)。
広島県三原市のFM告知端末ラジオは、コミュニティFMのみ聴けるものが無料配布、他のFM・AMも聴けるものは1,000円となっています。
コミュニティFMのない市町村はおそらく緊急告知ラジオがないと思うので、ラジオを購入しておくといいと思います。
ポータブルラジオで乾電池の使えるものがおすすめです。
県域の広い情報を聴きたい場合は、民放FM/AMとNHK
県全体の広域な情報を聴きたい場合は、NHK・民放AM/FMを聴きましょう。
スマホで聴く場合はradikoがおすすめです。

