こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
2020年6月に発売されたOPPO Reno3 Aは価格を抑えつつレスポンスとカメラを両立した、非常にバランスのいい端末に仕上がっています。
3万円程度のスマホとしては、当時非常に革新的で驚きました。
OPPO A73はもう少し価格を抑え、2万円台としながら、eSIMに対応するなど先進的な機能も取り入れられています(物理SIMは1枚のみ対応)。
実際の使い心地やカメラはどうでしょうか?
今回はOPPO A73をIIJmio様よりお借りしましたので、使い勝手をOPPO Reno3 Aとも比較していこうと思います。
商品貸出:IIJmio
OPPO A73、背面の質感が素敵!端末を見てみよう
まずはOPPO A73を見ていきましょう。
6.44インチの画面はOPPO Reno3 Aと同じ
OPPO A73の画面サイズは6.44インチ。

OPPO Reno3 Aと同じ大きさです。有機ELでFull HD+となっています。
画面の映りもいい感じ。写真もきれいに表示されます。

OPPO Reno3 AとOPPO A73では、画面の色味はそこまで差がなさそうですが、最大輝度だとOPPO A73のほうが明るく快適に見れます。
背面はレザー調で、肌触りが最高。カバーなしで使いたい…
背面はレザー調です。
肌触りがさらさらしていて非常に気持ちいい。

カバーなしで使いたくなりますね。素敵な筐体です。

OPPO Reno3 Aは光沢のある背面で、丸みを帯びていました。
OPPO A73は、角は丸みはありますが側面の仕上げは少し角ばっている感じ。


3.5mmイヤホン端子とUSB Type-C端子は下面に。
音量ボタンが画面左側、電源ボタンが画面右側にあります。
SIMスロットは、nano SIMとmicroSDが入る形。
eSIM対応のためか、SIMカードは1枚のみの対応となります。
人によって好みは分かれると思いますが、なかなかにいい出来です。
OPPO A73のスペックとサクサク具合は?
OPPO A73のスペックとサクサク具合はどれぐらい快適でしょうか?
OPPO A73のスペックをOPPO Reno3 AやAQUOS sense4と比較
OPPO A73のスペックをまとめてみましょう。
OPPO A73 | OPPO Reno3 A | AQUOS sense4 | |
---|---|---|---|
大きさ | 159.8×72.9×7.45mm 162g | 160.9×74.1×8.2mm 175g | 148x71x8.9mm 177g |
画面 | 6.44インチ FHD+ 有機EL | 6.44インチ FHD+ 有機EL | 5.8インチ FHD+ IGZO TFT |
CPU | Snapdragon 662 | Snapdragon 665 | Snapdragon 720G |
メモリ(RAM) | 4GB | 6GB | 4GB |
ストレージ(ROM) | 64GB | 128GB | 64GB |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4025mAh | 4570mAh |
カメラ | 16MP+8MP+2MP+2MP | 48MP+8MP+2MP+2MP | 12MP+12MP+8MP |
FeliCa | ✕(NFCも非搭載) | 〇 | 〇 |
価格(IIJmio) ※税別 | 26,800円 | MNP/新規: 19,800円 定価: 29,800円 | 29,800円 |
OPPO Reno3 AよりOPPO A73のほうが若干スペックが抑えめになっていることがわかると思います。
実際に触ってみると、普通に使う分にはそこまで差はなさそうな感じはします。
なお、OPPO A73はおサイフケータイや防水機能に非対応です。おサイフケータイを利用する方は特にOPPO Reno3 AやAQUOS sense4を利用するといいでしょう。
AQUOS sense4のほうが一枚上手で、動作を優先するならサクサク使えるでしょう。
ベンチマークを比較!
OPPO A73のAntutuベンチマーク(v8)とGeekbench 5を比較すると以下のとおり。
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v8 | Geekbench 5 |
---|---|---|---|---|
OPPO A73 | Snapdragon 662 /4GB | 29,480円 | 179904 | S 310 M1300 |
OPPO Reno3 A | Snapdragon 665 / 6GB | 33,700円 | 181602 | S 390 M 1400 |
AQUOS sense4 | Snapdragon 720G /4GB | 37,244円 | 253116 | S 573 M 1752 |
Xperia 10 II | Snapdragon 660 / 4GB | 41,976円 | 165900 | S 310 M 1400 |
Galaxy A51 5G | Snapdragon 765G /6GB | 70,488円 | 317234 | S 607 M1492 |
GalaxyNote20Ultra | Snapdragon865+/12GB | 145,728円 | 579654 | S 957 M 3221 |
Zenfone 7 | Snapdragon 865 / 8GB | 86,800円 | 595264 | S 930 M 3332 |
(iPhone 12 mini) | (A14) | (82,280) | (548504) | S1590 M4120 |
ベンチマークの上でも、OPPO Reno3 AとOPPO A73にはそこまでスコアに差はみられなさそう。
ブラウザやカメラなど使うときにも若干かくつきを感じることがないわけではない感じ。
3万円程度の価格帯で、動作を優先したい場合はAQUOS sense4を利用したほうがいいでしょう。
OPPO A73のカメラはきれいに撮れる?OPPO Reno3 Aと比較レビュー
OPPO A73のカメラはOPPO Reno3 Aと似た構成になっています。
OPPO A73の標準カメラが16MPと、OPPO Reno3 Aの48MPと比べて下がっておりますが、超広角8MP、モノクロ2MP、ポートレート2MPと、標準以外のカメラは画素数としてはほぼ変わっていません。
外の風景
まずは外の風景、神社の外から撮影してみました。
OPPO A73のカメラでは、タッチで簡単に倍率が変えられるのが1倍、2倍、5倍、超広角です。
かなりきれいに撮れているように思います。
望遠レンズ自体は搭載されていませんが、結構きれいに撮れている印象ありますね。
超広角レンズは少し暗めな感じもします。
OPPO A73とOPPO Reno3 Aの写真を比較してみましょう。
OPPO A73のほうが、だいぶ明るめに撮れているのがわかります。
木々や青い布など、非常に明るく「映え」な感じで撮れていますね。
マクロ
小さいお花をマクロで撮影してみました。


OPPO Reno3 AよりOPPO A73のほうが寄って撮影できました。
色補正も、両者とも花を認識して明るめに撮れるのですが、OPPO A73のほうが自然な色味な感じがします。
お食事
お食事も結構差が出ます。


OPPO Reno3 Aは非常に暗く、というか、黒い感じですね。
OPPO A73は赤が非常に発色がよいような印象を受けますが、緑色や黄色なども、それぞれ発色がよさそうな感じ。


お刺身は、赤くすると非常に鮮度がよさそうにも見えるのですが、OPPO A73のサーモン(前列真ん中)は明太子みたいに真っ赤ですね。
ちょっとやりすぎな感じもします。
かといって、OPPO Reno3 Aのお刺身は全体的に黄色っぽく、ちょっと鮮度が落ちて見えますね。


OPPO A73は、お皿の色が明らかに違いますね。
たしかにビールは美味しそうなんだけど、餃子も確かにおいしそうなんだけど、補正で餃子も若干変色している気がしなくもないです。
補正が裏目に出るときもあるようです。
本当はOPPO A73とOPPO Reno3 Aのちょうど真ん中ぐらいの補正がいいんでしょうね。
食事はこってり目の味付けになっています。
ちなみに、Galaxy A51やiPhone 12 miniの作例も、レビュー動画の中ではお伝えしています。
気になる方は是非見てみてください。
スペックはほどほど、カメラはより「映え」方向できれいに撮れる!2万円台でこのクオリティは結構いいかも
OPPO A73を数週間利用してみて感じたのは、持ち心地の質感はよく、動作はたまにカクつくことはあるもののそこそこ快適。
OPPO A73のカメラは、食事のシーンなどちょっと強調しすぎなところはありますが、OPPO Reno3 Aより全体的に映りがいいのはうれしいですね。
現在OPPO Reno3 Aを使っている妻も、カメラの映りがいいOPPO A73に変えたい…とため息をついています。
2021年春の時点では、価格を抑えながら動作を重視したい方はAQUOS sense4、カメラを重視したい方はOPPO A73を選ぶといいかもしれません。
ただし、OPPO A73はおサイフケータイに対応していない、物理Dual SIMで運用できない(物理SIM+eSIMのDual運用はOK)など、注意するべき点はあります。
ぜひ、OPPO A73を一度使ってみてくださいね!
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