こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
先日、Apple watch series 3セルラーモデルが発表になりました。
「iPhone 7を1年使ったAndroidユーザーが、iPhone Xや8を選ばない3つの理由」という記事では、iPhoneに対するモヤモヤを書きました。
しかし、予想に反してApple watchのニューシリーズは、同一番号をスマホとApple watch両方に付与し、どちらでも電話を取ることができる、という新機能を搭載しています。
この機能、まさに画期的で、モバイラーには刮目の新機能だと思っています。
同一番号を2台で同時待ち受けできる「ワンナンバー/ナンバーシェア」、まさに画期的
同じ番号を同時に二か所で待ち受けできるサービスは、今までにもあった
今までも、同一番号で外出先と家で同一電話番号をシェアする試みは行われてきました。
NTTドコモは2008年に、FOMA(3Gケータイ回線)と家の電話を同一番号で受けられるようにする試みが行われています。
ただし、あくまでも家の電話を3G回線と同じ電話番号で受けられるという仕組みです。
ポータブルで2回線をナンバーシェアできるわけではありませんでした。
ちなみに、このサービスは2012年に終了しています。
今回、スマホとApple watchをナンバーシェアできるように。国内3社同時展開
キャリア発のサービスというのは、結構不発に終わることが多いです。
しかし、今回仕掛けたのはApple。
国内3社の大手キャリアは、一斉展開をしました。
これは、Appleだからこそできたのではないか、と思っています。
他のメーカーが仕掛ける場合は、どうしてもキャリアとの紐づけを意識し、1キャリア独占、または異なる規格を採用、という形をとると思います。
例えば、VoLTE。
VoLTE自体は世界でも通用する規格なのですが、ドコモ・au・ソフトバンクで少しずつ対応策が異なります。
VoLTE対応海外SIMフリー端末を購入して、SIMを差し込んでも、国内3社のVoLTEは明確に使用できると記載がない限りは使用できないといっていいです。
こんな感じで、キャリア主導のシステム導入は、どうしても世界から孤立するというか、他社や世界と異なる、独自のシステムに適合するサービスを提供するにとどまってしまうのです。
今回のApple Watch 同一番号eSIM化は、Appleだからできた
今回のワンナンバーサービス/ナンバーシェアは、国内3社と同等の立ち位置(もしくは、国内3社より上手かもしれませんが)であるAppleだからこそできたのではないか、と思います。
eSIMという仕組み自体は以前からあります。
同一番号をeSIMで組み込むということ。
できそうでできなかったことを、Appleが風穴を開けた。
これは、Appleに感謝すべき点なのではないか、と思います。
プロダクトとしての欠点はあるかもしれないけど、未来のモバイルの一端を担う製品になるに違いない
若干大げさですが、未来のモバイルの一端を担う製品に、ほぼ間違いなくなるでしょう。
スマホが成熟期の今、スマホから次に何に移るか?といえば、間違いなくウェアラブル端末です。
まだ電池持ちなど、技術的な壁が立ちはだかってはいますが、今回のApple Watchや、他社ですがGoogle Glassのようなウェアラブル端末で完結するような時代が、もうすぐそこまで来ているように感じます。
予約は、
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