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Xperia PRO-Iの実機を触って感じたポイント!!動画特化も気配りがうれしい。カメラ周りの使い勝手やVlog monitor・Bluetoothリモコンとの連携が便利!!

Xperia PRO-I(2021)

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

Xperia PRO-Iが発表されましたが、いち早く実機にさわる機会をいただきました。

存在感のある1型センサーのカメラは、F2.0とF4.0の絞り可変になっており、この黒目の絞りが小さくなる様子を物理的にも味わえるのは面白いです。
シャッターボタンめちゃくちゃ押しやすいんですよね。ほんと半押しの柔らかさもたまりません。

新機能のVideography Proは、本格的な設定を色々使えるけど、さっとすぐ撮って出しもしたいというVlogger・YouTuberにも非常に便利な動画撮影アプリになっています。

カメラの周辺機器であるBluetoothリモコン GP-VPT2BTVlog monitor など、随所にみられる「動画撮影への特化」が個人的にはすごいなと感じています。

今回は、Xperia PRO-Iの個人的に気になるポイントをまとめていきましょう。

▼動画でも詳しく解説しています

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Xperia PRO-Iを実際に触って気になったポイント

今回はソニーマーケティングさんにお声がけ頂きまして、今回 Xperia の体験会に初めて参加させていただきました。

声かけていただけるのも本当に嬉しかったんですが、カメラにかなり特化した Xperia PRO-I に発表当日に体験できるという貴重な体験をさせていただきました。

今回は Xperia PRO-I の気になるポイントを、使い勝手や動画周り・カメラ周りの機能面を中心にご紹介していきたいなという風に思います。

Xperia PRO-Iの実機外観!印象的なカメラと高級感のある仕上がり

Xperia PRO-I

Xperia PRO-I を一目見て感じるのは、やはりこのカメラのインパクト。
ここまでカメラに力が入っていますが、カメラに特化しているだけではなくおサイフケータイ対応など、ちゃんと普段使いにも作りこまれているのがすごいです。

手で持ってみた感じ

Xperia PRO-I を持ってみると、意外にも小さく感じます。
2021年2月に発売された”Xperia PRO”のごっつい印象とは裏腹に、Xperia 1 IIIとほぼ同じぐらいのサイズでかなり持ちやすいです。

Xperia PRO(左)とXperia PRO-I(真ん中)・Xperia 1 III(右)

Xperia PROやXperia 1 IIIと並べてみても、Xperia 1 IIIより若干大きいぐらいのサイズですが気にするほどでもなく、すごく持ちやすい印象を受けました。

名前自体は”Xperia Pro”とついてるのですが、
前作”Xperia Pro”は「カメラありきのプロ」っていう感じで、「通信を強化してカメラを補強する」というコンセプトでした。
対して、今回の「 Xperia PRO-I 」は、カメラ自体を強化し「カメラを極める」というコンセプトです。

コンセプトがまるで違うため、後継機種ととらえないほうがよさそう。

側面の仕上がり。シャッター「ボタン」へのこだわりがすごい

側面を比較。真ん中がXperia PRO-I

Xperia PRO-I の側面はデコボコしてますが、結構高級感のあるタッチになっています。

ボタン配置は基本は Xperia 1 IIIと同じ位置に音量ボタン・電源ボタンとシャッターボタンがついています。

やっぱりシャッターボタンのこだわりがすごいです。

Xperia PRO-I(真ん中)のシャッターボタン、異様に大きいがかなり押しやすい

Xperia PRO-I は、RX100 VIIのシャッター機構が採用されているということで、半押しまでがすごく柔らかくてそこから押し込むみたいな感覚。
本当に柔らかさが絶妙なんですよね。
担当者の方もシャッター「キー」ではなくてシャッター「ボタン」って言っているというところも、結構こだわりなポイントなのかなという風にも思いました。

Xperia PROやXperia 1 IIIのシャッターキーの硬さと比較すると、段違いで押しやすいのがよくわかります。

シャッターボタンの上にはショートカットキー

シャッターボタンの上にはショートカットキーが搭載されています。
Xperia 1 IIIではGoogleアシスタントボタンがありましたが、 Xperia PRO-I では非搭載。
Xperia PROにもショートカットキーがありましたが、 Xperia PRO-I ではシャッターボタンと緩急漬ける形でボタンが小さくなっています。

機能としても、Xperia Proと同様に任意のアプリを1つ選択して起動できます。
例えば、Video Proをアサインしておき、Photo Pro起動中にVideo Proを使いたいという場合には、ショートカットキーを押したら瞬時に起動できます。

ショートカットキーの設定メニューには4つまでプリセットすることができるが、キーに割り当てられるのは1アプリのみ

ただし、Video Proを使ってる時にPhoto Proに移りたいとなった時は、ほかのアプリ起動中であれば「シャッターボタンの長押し」でPhoto Proが起動されます。
Video ProやCinema Pro起動中はこのシャッターボタンは録画シャッターに割り当てられています。
電源ボタンの2度押しでもPhoto Proを起動できます。

他のアプリを利用している場合でも、Video ProとPhoto Proを瞬時に切り替えられるのは非常に便利です。

上面:3.5mmイヤホンジャック
下面:USB Type-C

USB Type-Cが下面に、上面に3.5mm のイヤホンジャックも搭載されています。
“Xperia PRO”では搭載されていたHDMI入力端子は今回非搭載となります(USB Video Classは引き続き対応しています)

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広角24mmの「1.0型イメージセンサー」&「可変絞り機構」がすごい

Xperia PRO-Iに搭載されている「1.0型イメージセンサー」

広角24mmには、1.0型イメージセンサーが搭載され、従来のスマホカメラのピクセルピッチ(1.8μm)よりも大きい2.4μmの大きなピッチで、1画素あたりの取り込む光が増えています。
暗所やボケ表現をより充実させられます。

F2.0での広角レンズの絞り
F4.0での広角レンズの絞り

F2.0とF4.0では、レンズを物理的に絞らせているので黒目の大きさが変わります。
物理的に確認できるのは面白いですね!(当然といえば当然ですが)

F2.0での作例
F4.0での作例

F2.0⇔F4.0の切替は、Photo ProのBasicモードではワンタッチで行えます。

BasicモードでのF値切替

レンズ切替ボタンの下に、広角レンズの場合のみF値切替のボタンが現れるので、このボタンをタップして切り替えられます。

Basic以外のモードでのF値切替

Basic以外のモードでのF値切替は、レンズ切替の上にF値が表示されている項目があるので、それをタップしたあと、もう一方のF値の項目をタップします(2回タップが必要)
Xperia PRO-I ではF値は2つのみの選択になるので、ワンタップにしてくれた方が操作上はわかりやすいのですが……。先を見据えてのこのUIなのでしょうか?

なお、Photo Proは、Xperia 1 IIIから搭載のBASICモードも使えるので、静止画と動画をワンタップで切り替えて撮影するということも可能です。

望遠レンズが70mmでなく「50mm」である理由

1.0型広角24mmレンズの他に、超広角レンズ、標準レンズ(望遠に相当)も搭載

1.0型の広角24mmレンズの他には、超広角レンズと標準レンズが搭載されています。

超広角レンズはXperia 1 IIIと同じ16mm(0.7倍)。
それに対し、望遠側のレンズ(スペック上は「標準」と掲載)は50mm(ズーム倍率換算で2.1倍)と、すこし望遠倍率は下がっています。

Xperia 1 IIIなどの望遠レンズ(70mmの2.9倍近辺)を使ってる方分かると思うんですが、24mm広角レンズのデジタルズームだと2 倍から 2.9 倍の間ぐらいで使うと、超解像ズームとはいえ、若干粗く劣化するようにも見えます。この劣化しやすい、2 倍から3倍の領域をきれいに撮影できるように、あえて50mmを選択したとのことです。

また、使用頻度の高い 50mmの使用頻度は結構高く、あまりユーザーはデジタルズームを使わず望遠レンズに切り替える傾向があることも関係していると担当者の方にお教えいただきました。
インターフェースとしても、望遠レンズはタッチ一発でいけますがデジタルズームはドラッグなど調整が必要なので使いにくい、というのも関係していそう。

望遠レンズの倍率は、2.1倍から最大6.3倍まで撮影可能

Xperia 1 IIIは望遠レンズに70mm・105mm(可変)を搭載しているので、より望遠を使うのであればXperia 1 IIIのほうが幸せになれるかもしれません。
一方、0.7倍~4倍程度の領域で撮影することがほとんどならば、Xperia PRO-Iのほうが美しい映像をとりやすくなりますね。

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新アプリの「Videography Pro」

2019年のXperia 1から搭載されている「Cinematography Pro」(画像はXperia 1 III)

2019 年の Xperia 1から搭載されている「Cinematography Pro」は、いろいろな色味(Look)など自分の好みにコントロールしながら動画撮影できるアプリです。

上の動画はXperia 1で撮影したCinema Proの作例。
いろいろこだわりを持って調整ができるのは非常に便利なのですが、このアプリのベースは映画撮影のプロが用いるシネマカメラなのです。

設定から動画の書き出しまでが煩雑であることや、21:9という縮尺が少しとっつきにくいと思われる方も多いでしょう。
YouTuberやVloggerなど、動画撮影をする方にとってみても、ちょっと使いにくい印象にあります。
私も、実はあまり使っていませんでした。

Xperia PRO-Iで新規搭載の「Videography Pro」

そこで、今回の Xperia PRO-I から搭載されたVideography Pro(Video Pro)は、ベースはCinema Proかな?と思うところもありますが、結構工夫されています。

アスペクト比16:9という、YouTubeなどでも用いられる一般的な比率で撮影ができます。

Video Proでは、Cinema Pro同様に細かく調整もできますが、画面右上の「Auto」のつまみをONにすることで、自動で撮影することもできます。
Cinema Proもオートっていうのは一部の設定でありましたが、より手軽に撮影できます。Vlogや撮って出しのような用途には、Video Proのほうが使いやすそうです。

起動時の画面の右上に「MENU」というボタンがあるので、これを押してあげると……。

右上の「MENU」を押すと、レンズの切り替えなどができる

今まではCinema Proの場合は録画時と停止時で表示が異なり、停止時の画面では一番前に出てきた設定項目たちです。
レンズや絞りの切替、FPSなどの切替が可能です。
個人的には、レンズと絞りの切替だけでも、一番最初の画面で切り替えられればうれしいなと思いました。切替頻度高いですし……。

FPSは120fpsを選択可能
4K 120fpsでの撮影ができます(上の写真、FPSは選択変え忘れました…)

なんと、Videography Proでは、「4K(3840x2160P) & 120fps」での撮影も可能です。
Cinema Proでも今まで 120fpsって選択できたんですけれども、基本21:9のアスペクト比での撮影となりました。
Video Proでは16:9で撮影もでき、しかも普通の速度で保存されるので(スローモーション保存も設定で可能)、普通に超滑らか映像としても利用できますし、引き伸ばすことによって 5 倍のスロー映像として利用するということもできるというのは結構使い勝手良いと思います。

Video Proの「ハブ」になる、Xperia PRO-I専用のVlog monitor

Xperia PRO-I ではカメラの周辺機器としてもよく用いられるBluetoothリモコンや外付けマイクと、この Xperia PRO-I 専用の「Vlog monitor」が利用可能です。

BTリモコン・マイクとVlog monitorの完全装備!(外付けマイクとVlog monitorのみライン接続されていない状態)

まずは、 Xperia PRO-I 専用の Vlog monitor です。
スマホホルダーとはマグネットについており、簡単に取り外したりずらしたりできます。

Vlog monitorの左側面
Vlog monitorの右側面

Vlog monitor の左側面には端子類がついています。
USB Type-C端子は、「INPUT」と「POWER」がついており、 Xperia PRO-I との接続にはINPUTの端子を利用します。
Vlog monitor 自体には電源は搭載されていないんですが、 もう片方の「POWER」端子の方で電源と接続することで、 Xperia PRO-I に給電することもできます。

長時間録画したい場合も、Bluetoothリモコンと併用してUSBケーブルをつなげば、長時間の録画ができますね。
(高温になっても撮影が持続できる「撮影持続モード」については、次の節でご説明します)

マイク端子があるので、スマホスタンド上のコールドシューに外付けマイクを接続し、3.5mmケーブルでつなぐと外付けマイクの音を収録することもできます。

Vlog monitor の右側面には、画面の回転・反転ができる「FLIP」ボタンや、画面の明るさを調節できるボタンも搭載されています。

Vlog monitorの画面表示
Vlog monitor出力中のスマホ画面表示

USB 接続をして、アクセス許可の接続さえ、ポチッと押せばもうすぐにモニター側に映像が表示されます。
画面表示は右上に電池残量、後は AFの四角や、オーディオレベル・撮影時間など欠かせない情報を表示できます。

カメラの映像は同時には表示されず、スマホ側は黒い表示です。
Vlog monitor はタッチでは対応しておらず、例えばレンズの切り替えとかはスマホ画面側で行う必要があります。
撮影やデジタルズームはBluetoothリモコンからでも操作可能です。

Vlog monitor 接続中にスマホ画面側に映像を表示したい場合、 Vlog monitor の電源をOFFにすればOK。
再度 Vlog monitor の電源をONにすれば、再び表示は Vlog monitor 側に移ります。

Bluetoothリモコンにも新規対応!!

GP-VPT2BT などのBluetoothリモコンも、Photo ProやVideo Proとペア設定をして使うというような形です。

BluetoothリモコンもXperia PRO-Iから対応

ズームボタンは、選択したレンズ内でのデジタルズームとなります。
そのほかに動画の録画(MOVIE)、静止画の撮影ボタン(PHOTO)ボタンがそれぞれついています。
GP-VPT2BT の C1ボタンが空いているので、そこでレンズ切替できたらいいなぁと感じました。
ここでできない設定は、スマホの画面をタップして操作する必要があります。

例えばVideo Proで録画中にフォトボタンを押しても、ちゃんと静止画のスナップショットの撮影が可能です。

Bluetoothリモコン GP-VPT2BT が接続された状態であれば、「撮影持続モード」を利用可能です。

長時間撮影も可能な「撮影持続モード」も搭載

パフォーマンス持続モード(“Xperia PRO”のスクリーンショットです)

先代の”Xperia PRO”には USB のテザリングがONになっているか、HDMI で入力してる最中には高負荷で高温になっても処理を継続する「パフォーマンス持続モード」というのがあります。
私も YouTube Liveで使っているのですが、結構便利です(Xperia PROでは毎回ONにするのが面倒ですが)。

Xperia PRO-Iも「外部モニター」機能は搭載

Xperia PRO-I は、HDMI入力に関しては非搭載となっています。
ポート自体がありませんが、USB Video Classに対応しているため、ZV-1など対応機器からのUSB経由での映像入力は対応しています。Xperia 1 II(アップデート後)以降で対応しており、Xperia PRO-Iでも利用可能。

もう 1 つは、内蔵のカメラを使う場合。
Photo ProとVideo Proで GP-VPT2BT などBluetooth リモコン使う場合には撮影持続モードというのを利用することができます。

Bluetooth リモコンを使う=三脚やグリップで使う、ということで、手に触れないので低温やけどの心配がないということで解放しています。

他社アプリで Xperia PRO-I の内蔵カメラを使う場合(YouTube Liveなどをする場合など)に関しては、Bluetooth リモコンも接続をしてるかどうかという判定ができず、低音だけどの危険性があるので安全性を考慮してこの撮影持続モードは使えないということになっています。

UVC での映像入力で3rd Party製アプリでもパフォーマンス持続モードが使えるかどうかについては確認できませんでした(設定も未確認)ので、購入後確認してみたいと思います。

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Xperia PRO-Iは、カメラの極みが「動画へのつくり込みがすごい」一方、ターゲットユーザーは広がっている気も

Xperia PRO-I を使って感じたのは、やはり「カメラを極める」の名の通り、動画のつくり込みがすごいということ。
1型センサー&可変絞りが使える広角レンズは、やっぱりすごいです。
発表内容を見るだけでも結構動画に特化してる印象を受けますが、改めて触ってみるとすごい動画にアプローチしてるなっていう感じがしましたね。

今までのXperia 1 IIIやXperia 1 IIなど、写真はかなり良くなっているが、動画はあともう1歩っていうところがあったのですが、例えばマイクや耐熱、クオリティなど、かなりちゃんと考えられているなという感じがしましたね。

Xperia 1 IIIの動画機能なども、ZV-E10などの動画カメラの補助として使うことが結構多かったんですが、 Xperia PRO-I なら軽く機動性もいいので1台で完結できるかもしれません。

また、この一応”PRO”がつくけど、普段使いもできるようにおサイフケータイに対応しているなど、細かい気配りにちゃんとアプローチしてきてくれていて、これはうれしいですね。
実は、”PRO”と言いながら Xperia PRO-I のターゲットにはまる人も結構多いかもしれません。

12 月 15 日発売ということでもうしばらく待たなければならない点と、多少価格が高い(先代のXperia PROよりは安いけど)の2点が懸念点だとは思いますが、気になる方はぜひ使ってみていただきたいです。

私も購入手続きは済んでおりますので、到着次第改めてレビューします。
お楽しみに!

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