こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
5~6万円台の手ごろな価格帯でスマホを選ぶとしたら、まず候補に挙がってくるのがiPhone SE(第3世代)とGoogle Pixel 6aでしょう。
両方とも、価格の高いハイエンドなiPhone 13シリーズ・Pixel 6シリーズと同じチップセットを搭載しながら、少しコンパクトに、カメラや画面なども少しスペックを下げ低価格を実現しています。
では、iPhone SE(第3世代)とGoogle Pixel 6aのどちらを選べば、より幸せになるでしょうか?
今回は、実際に両方を使って感じたポイントを解説しながら、どちらを選ぶべきか考えてみましょう。
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iPhone SE(第3世代)とPixel 6aの大きさ、持ちやすさ、使い勝手を比較
それでは、iPhone SE(第3世代)とPixel 6aの大きさや持ちやすさ・使い勝手のポイントで比較していきます。
iPhone SE(第3世代)のほうが、小さく・軽い
スマホの大きさとしては、iPhone SE(第3世代)のほうが小さいです。
iPhone SE(第3世代)は、67.3×138.4×7.3mm、144g。
Pixel 6aは、71.8×152.2×8.9mm、178g。
Pixel 6aは178gとiPhone SE(第3世代)よりは34g重いですが、めっちゃ重いという感覚はありません。
ハイエンドスマホでは軒並み200gを超えるスマホが多いですが、ハイエンドと同等の性能でこの軽さは、軽いスマホを愛する方にとってはおすすめです。
持ち心地はどう異なる?
スマホの持ち心地を左右するのは、横幅です。
iPhone SE(第3世代)とPixel 6aでは、横幅も4.5mmの差があります。
Pixel 6aでも6.1インチという画面の割には横幅が太すぎないため、個人的には持ちやすい印象を受けます。
手の大きさは人によって異なるため、一概に言えないですが、両者とも持ち心地はいいです。
文字の打ちやすさについては、横幅とキーボード表示の大きさにもよります。
下の写真は、キーボードの大きさを比較しています(両方とも、プリセットのキーボードアプリで表示しています)。
Pixel 6aのほうが、キーボードの表示領域が大きいのがわかるでしょう。
特に、iPhone SE(第3世代)は上下に太めのベゼル・横幅が少し小さめなのもあり、キーボードが小さめ。
個人的には手が大きめのため、iPhone SE(第3世代)まで小さくなると、ちょっと文字は打ちにくい印象です。
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SNS・コンテンツの見やすさ
SNSやコンテンツの見やすさという点では、縦画面か横画面かでだいぶ印象が変わります。
例えば縦画面の場合、iPhone SE(第3世代)に比べPixel 6aのほうが細長く表示領域が広いです。
上のTwitterの例では、Pixel 6aは2スレッド目も一部表示出来ています。
縦にスクロールするようなコンテンツの場合は、(OSによってアプリの表示に差も出ますが)細長いPixel 6aのほうが見やすいです。
YouTubeアプリで同じ動画を見てみると、端末横幅の差があるので動画の再生画面の大きさに若干の差はありますが、そこまで体感に差を感じません。
iPhone SE(第3世代)では、ぴったり画面の最大表示で楽しめます。
操作性で言えば、全体的には端末の少し大きめなPixel 6aのほうが操作しやすいのは事実。
Pixel 6aは少し大きめだからと言って、持ちにくい・文字を打ちにくいなどということがないのは、少し細長い形状(縦横比20.8:9)によるものと思います。
iPhone SE(第3世代)の大きさも、小さいスマホの中ではゴールデンサイズ。
手の大きさや利用用途に合わせて、選んでみていただければと思います。
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iPhone SE(第3世代)とPixel 6aのスペック、動作のサクサク度で比較
続いては、iPhone SE(第3世代)とPixel 6aのスペック面で比較していきます。
Pixel 6aとiPhone SE(第3世代)のスペック比較
Pixel 6a・iPhone SE(第3世代)と合わせて、ハイエンドモデルのPixel 6 Pro・iPhone 13 Proもまとめます。
表内の蛍光ペンは、Pixel 6aとiPhone SE(第3世代)を比較して機能が勝っているポイントです
モデル | Google Pixel 6a | Apple iPhone SE (第3世代) | Google Pixel 6 Pro | Apple iPhone 13 Pro |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 1080×2500 60Hz | 4.7インチ 液晶 (Retina HD) 750×1334 60Hz | 6.7インチ 有機EL 1440×3120 120Hz | 6.1インチ 有機EL (Super Retina XDR) 1170×2532 120Hz |
サイズ | 71.8×152.2×8.9mm 178g | 67.3×138.4×7.3mm 144g | 75.9×163.9×8.9mm 210g | 71.5×146.7×7.65mm 203g |
CPU | Google Tensor | A15 Bionic | Google Tensor | A15 Bionic |
メモリ | 6GB | 非公表(4GB) | 12GB | 非公表(6GB) |
ストレージ | 128GB | 64GB/ 128GB / 256GB | 128GB / 256GB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カメラ | 12.2MP 標準 12MP 超広角 | 12MP 標準 | 50MP 標準 48MP 望遠4倍 12MP 超広角 | 12MP 標準 12MP 望遠3倍 12MP 超広角 |
フロントカメラ | 8MP | 7MP | 11.1MP | 12MP |
バッテリー | 4,410mAh 18W急速充電 | 容量非公表 18W急速充電 ワイヤレス充電 | 5,003mAh (23W急速充電) 急速ワイヤレス充電 | 容量非公表 急速充電対応 15W急速ワイヤレス充電 |
3.5mmイヤホン端子 | × | × | × | × |
FeliCa | おサイフケータイ対応 | おサイフケータイ対応 | おサイフケータイ対応 | おサイフケータイ対応 |
SIM | SIM1枚+eSIM | SIM1枚+eSIM | SIM1枚+eSIM | SIM1枚+eSIM (香港版などはSIM2枚) |
防水防塵 | IP67 | IP67 | IP68 | IP68 |
価格 | 128GB:53,900円 | 64GB: 74,800円 128GB: 69,800円 | 128GB:116,600円 256GB:127,600円 | 128GB:144,800円 256GB:159,800円 |
スペック表で見比べると、それぞれで優れているポイントがあります。
Pixel 6aは画面が大きく解像度が上である点、カメラは超広角に対応し、定価が安めである点。
iPhone SE(第3世代)は、軽く小さく、ワイヤレス充電に対応、ストレージも種類が豊富な点。
ベンチマーク測定結果を比較。実際の動作は?
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v9 | GeekBench 5 |
---|---|---|---|---|
Google Pixel 6a | Google Tensor / 6GB | 53,900円 | 683232 | S 1048 M 2826 |
Google Pixel 6 Pro | Google Tensor / 12GB | 99,800円 | 719915 | S 968 M 2675 |
iPhone SE(第3世代) | A15 Bionic /非公表(4GB) | 62,800円 | 749976 | S 1720 M 4550 |
iPhone 13 Pro | A15 Bionic /非公表(6GB) | 144,800円 | 853250 | S 1700 M 4660 |
OPPO Reno7 A | Snapdragon 695 5G / 6GB | 44,800円 | 381825 | S 625 M 1674 |
AQUOS sense6 | Snapdragon 690 /4GB | 57,600円 | 313447 (lite) | S 578 M 1555 |
Xperia 10 IV | Snapdragon 695 5G /6GB | 64,152円 | 388856 | S 552 M 1668 |
Google Pixel 6aとPixel 6 Pro、iPhone SE(第3世代)とiPhone 13 Proはそれぞれ廉価モデル(価格を抑えたモデル)とハイエンドモデル(高性能モデル)の違いがあります。
ただ、今回は両社とも、使用しているチップセットは同一のものです。
頭脳が同じなので、CPUベンチの指標であるGeekBenchでは、廉価モデルとハイエンドモデルのあいだあまり開きがありません。
高性能モデルと同等の処理速度を誇る5~6万円台のスマートフォン、というのは、非常に魅力的ですよね!
CPUだけでなくGPU・メモリ・UXの総合的な指標であるAntutuベンチマークでは、Pixel 6aとPixel 6 Proにはそれほど開きはないものの、iPhone SE(第3世代)とiPhone 13 Proで少し差が開いています。
Antutuベンチスコア比較 | Pixel 6a | iPhone SE(第3世代) | Pixel 6 Pro | iPhone 13 Pro |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 683232 | 749976 | 719915 | 853250 |
CPU | 184595 | 195165 | 178012 | 219365 |
GPU | 267159 | 328710 | 289584 | 351673 |
MEM | 103495 | 99766 | 104883 | 147751 |
UX | 127983 | 126335 | 147436 | 134461 |
CPU | Google Tensor | A15 Bionic | Google Tensor | A15 Bionic |
メモリ(RAM) | 6GB | 非公表(4GB) | 12GB | 非公表(6GB) |
ストレージ(ROM) | 128GB | 64GB | 128GB | 128GB |
スコアとしては少し上下しているところもありますが、体感の使い勝手でいえばそこまで差があるようには思えません。
5~6万円台のスマホとは思えないほど、Pixel 6aもiPhone SE(第3世代)も、快適に利用できます。
対応周波数帯(バンド)を比較
Pixel 6aとiPhone SE(第3世代)の対応周波数帯を簡単にまとめてみます。
各キャリアとも、プラチナバンドには対応しているため、利用エリアとしては問題ありません。
より高速通信を楽しみたいという方には、より多くの周波数帯に対応しているiPhone SE(第3世代)のほうが高速な周波数帯での通信が可能です。
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