こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ソフトバンクやワイモバイルで提供されている「eSIMカード」をご存じでしょうか?
eSIMは通常、スマホなど端末に内蔵されている組み込み型のSIMです。
「eSIMカード」は、本来物理SIMにしか対応していないスマホでも、対応機種であればeSIMに対応させることができる魔法のカードです。
通常、eSIM→物理SIMへの切り替えの場合、SIMカード再発行手数料がかかるキャリアが多いのが現状。
eSIMカードであれば、eSIM→eSIMの切り替えとなるので、eSIM再発行手数料無料のキャリアが多く、気軽にeSIMを切り替えることができます。
この、ソフトバンクの「eSIMカード」ですが、ソフトバンク以外の他社eSIMでも利用可能。
また、対応機種以外のスマートフォンにeSIMカードを挿しても、通常の物理SIMと同じ挙動で利用可能なため、SIMカードとしての運用の幅がかなり広がります。
今回は、スマホ乗り換え.comにてeSIMカード対応機種のBALMUDA Phoneを一括1円で買ったこともあり、ソフトバンクの「eSIMカード」をレビューしてみます。
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eSIMをSIMカード化させる魔法の「eSIMカード」とは?
「eSIMカード」は、ソフトバンクとワイモバイルで2022年3月より提供開始されているもの。
eSIMカードとは?
物理SIMしか対応していない機種のうち、対応機種であれば、eSIMカードを挿入し、eSIMプロファイルをQRコードなどで読み取ることで、eSIM対応端末として利用することができます。
ただし、物理SIM+eSIMといったDual SIM運用ではなく、Single SIM運用(端末内での同時待受けはできず1回線のみ)での利用となります。
ソフトバンク・ワイモバイルの対応機種
ソフトバンク・ワイモバイルの対応機種は、執筆時点では以下の通り。
ソフトバンク
・BALMUDA Phone(ビルド番号、1.052PO以降)
・AQUOS R6(ビルド番号:50031以降)
いずれも、対応端末をお持ちであれば、アップデートで対応できます。
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ワイモバイル
・かんたんスマホ2 (ビルド番号:1.141MI以降)
・かんたんスマホ2+ (発売当初より対応)
かんたんスマホ2は、アップデートにより対応できます。
かんたんスマホ2+は、発売時からeSIMカード対応のソフトウェアとなっています。
eSIMカードの申し込み方法
対応機種購入時に付属していたSIMカードが「eSIMカード」であるかどうかをご確認ください。
お店によってはeSIMカードでない場合があります。
ソフトバンクの場合、ソフトバンクオンラインショップから申し込むことが可能です。
※ソフトバンクオンラインショップのトップページからSIMカードを選んで申し込むと、eSIMカードを申し込むことができません。
かならず、ソフトバンクお問い合わせの「オンラインでeSIMカードへの交換をするにはどうしたらよいですか?」の中の「オンラインショップにアクセス」のリンクからお申し込みください。

すると、IMEI入力欄が出てきます。
対応機種のIMEIを入力すれば、下に発行するSIMカードが現れます。

SIMカードの種類が「5G-eUICCnano」と表示されていることを確認し(nano USIMカードではないので注意!)、プランや規約に同意して発行に進んでください。
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ワイモバイルの場合、ワイモバイルオンラインショップなど、オンラインからの申し込みは現状できません。
ワイモバイルショップでの交換が無償対応となりますので、予約の上交換してもらいましょう。
「eSIMカード」の使い方と、気になる挙動は?
eSIMカードの使い方や、他社eSIMを使いたい場合、対応機種以外にeSIMカードを挿した場合の挙動を確認してみました。
▼動画でも動作確認など、詳しくまとめております。
eSIMカードの開通方法
ソフトバンクでオンラインからeSIMカードの切り替えを申し込んだ場合は、eSIMカードが送られてきます。
見た目はAndroid向けのnano USIMカードとほぼ同じ白いカードではありますが、eSIMカードはチップのところがシルバーとなっています。
eSIMカードの場合も、通常のnano USIMカードの開通と同様にオンライン切り替えページから開通できます。


「機種変更はこちら」から、切り替えページにアクセスし、My SoftBankで認証します。

すると、更新完了のページが表示され、eSIMカードのほうで開通します。

eSIMカードを対応機種に挿していた場合は、一度再起動すれば利用可能となるはずです。
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対応機種でeSIMをダウンロード・利用する!他社eSIMプロファイルも追加可能!
eSIMカードを挿入した状態の場合、設定>ネットワークとインターネットの「モバイルネットワーク」に「+」のマークが出てきます。
「+」をタップすると、eSIMを追加設定できます。
初回設定時には、「eSIMカード情報設定」アプリの利用規約が表示されます。
これに同意すれば、ほかのAndroid端末と同様、QRコードを読み取ってeSIMを追加することができます。

eSIMプロファイルは複数追加できますが、同時に有効にできるのは1つのみです。
Dual SIM運用はできないので、この点だけご注意ください。
物理Dual SIMのスマートフォンに「eSIMカード」を挿入して利用できる?
物理Dual SIMのスマートフォンにeSIMカードを挿入した場合は、利用できます。
今回は、Xperia PRO-Iに、SIM1:ソフトバンクのeSIMカード、SIM2:NTTドコモのnano SIMを挿入しています。
「eSIMカード」に複数のeSIMプロファイルを入れている場合は、対応機種で有効化したほうの回線がそのままほかの機種でも利用可能です。
「eSIMカード」で楽天モバイルを有効化していた場合、そのままXperia PRO-Iに挿し替えても「楽天モバイル」が利用できました。
iPhoneでも同様の挙動となっています。
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eSIM対応のAndroidスマートフォンに「eSIMカード」を挿した場合は?
eSIM対応のAndroidスマートフォンに、この「eSIMカード」を挿した場合はどうなるでしょうか?
今回は、nano SIM1枚+eSIM対応の「Xperia 1 IV」(ドコモ版SO-51C)に「eSIMカード」のみを挿してみました。
すると、なんと、SIMの欄には「Rakuten, SoftBank」の表記が…!
なんと、eSIM対応のXperia 1 IVでは、挿入した「eSIMカード」内にある楽天モバイル・ソフトバンクの複数プロファイルを確認できました。
試しに、「eSIMカード」内のプロファイルの切り替えを試みてみます。
切り替えることはできませんでした。
eSIMで有効になっているプロファイルを無効化することができないようです。
それでも、eSIMカード内のプロファイルを確認できるのはすごいですね!
ちなみに、eSIM対応のiPhoneに「eSIMカード」を挿入した場合は、複数プロファイルを確認することはできません。
通常の物理SIMと同様に、データの通信や通話は可能でした。
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eSIMカード、まさに魔法のカード!eSIMと物理SIMの行き来を自由にできる!
eSIM⇔物理SIMの行き来自体はできますが、一番の障壁は「再発行手数料」だと思います。
eSIM→eSIMであれば再発行手数料無料でプロファイルの再発行ができるサービスも多いですが、eSIM→物理SIMへの変換は3000円程度の手数料がかかるキャリアも多いです。
現行は対応機種が少ないとはいえ、eSIMと物理SIMの行き来が便利になる点では非常に便利といえるでしょう。
また、ドコモeSIMカードでは対応機種以外で使えないシーンがありましたが、ソフトバンク・ワイモバイルのeSIMカードでは結構自由度が高い印象があります。
eSIM対応端末は増えてきていますが、物理SIMしか対応していない端末などもそこそこあります。
壁を取っ払っていろいろなスマホでeSIMを使える、「eSIMカード」の威力ハイダイといえるでしょうね!
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