こんにちは。MATTUです。
ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)というカードがあります。
ANAのステータスは前年の搭乗実績に応じて1年ごとに決められるのですが、スーパーフライヤーズカード(SFC)を持てば、半永久的に(この制度が続く限り)プラチナメンバーとほとんど変わらない条件で待遇されます。
さらに、スターアライアンス加盟各社において、GOLDメンバーとして世界中で待遇されます。
今回は、ANA SFCのメリットと取得条件をまとめてみることにしました。
その前に、ANAのポイントシステムを整理します
ANAのポイント体系を整理します。
ポイント名 | 概要 | 身近な電子マネーWAONなどで例えると… |
---|---|---|
ANA SKY コイン | 電子マネー(現金)の ようなもの (ポイント) | チャージする現金のようなもの (ただし直接現金からのチャージはできない) |
ANAマイル | 電子マネーに 対するポイント | ポイントに相当 (ただしレートは変動) |
プレミアムポイント | 搭乗ポイント | メンバーランクを決めるためのものポイントは使えない |
アップグレードポイント | ボーナスのポイント | エクスプレス予約の グリーンプログラムに相当 |
マイルとプレミアムポイントの関係
ANAマイル
a[mile]:搭乗フライトのマイル数
b[%]:クラス比率(購入チケットのランクによって定められる倍率)
c[%]:ボーナスマイル比率(メンバー階層やカードによる比率)
とすれば、一回のフライトで取得できるマイルポイントは
=a×(b[%]+c[%])
となっています。
搭乗フライトのマイル数に関しては、国際線・国内線でページが分かれていますので、こちらをご覧ください。
プレミアムポイント
SFCを狙うためにはプレミアムポイントが重要なのですが、
上で定義した3つに加え、
d:路線倍率(ANAグループ国内線:2、ANAグループ国際線(アジア・オセアニア):1.5、その他(ANAグループ国際線遠方(欧米など)や他スターアライアンス加盟会社便:1)
e:搭乗ポイント(1回の搭乗につき400P or 200P or 0P 購入チケットのランクで決定)
とすれば、
となります。
特に搭乗ポイントについては、スターアライアンス各社での予約ランクにて差がありますので、詳細を確認したい方はANA公式ホームページをご覧ください。
ANA公式のシミュレーションサイト
ANA公式のシミュレーションサイトで、マイルとプレミアムポイントのシミュレーションができます。
ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得するメリット
ANAのステータスは、ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズの3ランクがあります。
このステータスは前年の搭乗実績に応じて翌年度のランクが決まります。
搭乗実績はプレミアムポイントで算出し、30,000ポイントでブロンズメンバーに、50,000ポイントでプラチナメンバーになれます。
最上位のダイヤモンドメンバーへは100,000ポイント必要です。
SFCは、取得条件を得ることができた時に申し込むことで、半永久的にプラチナメンバーとほぼ同等のサービスを受けることができます。
それでは、メリットを大きく3つに分類して紹介します。
ほかのブログ記事には細かく10個ぐらいに細分化して紹介しているところも多いですが、大きく3つがメリットだと思います。
家族会員も無条件でSFCにアップグレード可能
一番大きいと思いますが、本人がSFCになれれば、家族会員もSFCになることができます。
※年会費は別途所定のものがかかります。家族会員は本会員の半額です
SFCゴールドカードの場合で、本会員は15000円+税、家族会員で7500円+税です。
マイ・ペイすリボの登録で、本会員は11500円+税(税込12420円)、家族会員で6000円+税(税込6480円)になります。
スターアライアンス ゴールドメンバーとして優遇
スターアライアンス加盟会社であれば、各社で優遇されます(ANAだけではありません)
国内線・国際線特典航空券優先予約
ANA便の予約でも、国際線の特典航空券優先予約の枠は、一般会員とSFC会員では数が全然違うようです。
国際線をよく使う人にとって見ればうれしいですね。
また、予約時・当日の空席待ちの優先サービスもあります。
優先順は、
ダイヤモンドメンバー>プラチナ・ブロンズ・SFCメンバー>一般
です。ダイヤモンド以外のステータスメンバー内では先着順となります。
ANA LOUNGEを利用可能
[本会員、家族会員、同行者]
クレジットカード付帯のゴールドカードとは異なる、ANA専用のラウンジを使うことができます。
ANA LOUNGEは、アルコールなどのドリンクや軽食のサービスもあります。
ダイヤモンド・プラチナは無料で利用可能、ブロンズはマイル(1000マイル)またはアップグレードポイント(2ポイント)を使うことで利用可能です。
※羽田・伊丹にはSUITE LOUNGEもありますが、これはダイヤモンドのみです。
ANAラウンジのレビューは以下に。
また、国際線でもスターアライアンスメンバーの空港ラウンジを使用することができます。空港によってはファーストクラスラウンジに入れるようです。
搭乗当日の手続きに関する優待
優先チェックインカウンター
手荷物許容量の優待
専用保安検査場
優先搭乗
搭乗クラスにかかわらず優先搭乗ができます。
手荷物受取の優先サービス
優先タグをつけられ、早く荷物が出てくるようです。
座席のグレードアップ
ANA便は、エコノミー⇒プレミアムエコノミーに変更可能
[本会員、家族会員]
搭乗時に空席があれば、エコノミークラスからプレミアムエコノミーに無料で変更できます。
プレミアムエコノミーは座席間隔や幅が全然違いますから、これはうれしい。
ほかのスターアライアンス便でもアップグレードされることがあるとか!
空きがあれば上位座席にアップグレードできるというのはうれしいですね。
アップグレードポイント
[本会員、2親等以内の特典利用者登録済みの人]※家族会員は対象外(本会員が登録した人であれば家族会員でも対象)
前年度のプレミアムポイントに応じて、翌年度の搭乗ごとにアップグレードポイントがもらえます。※これは本会員以外は適用外
さらに、SFC会員かつブロンズ以上のメンバーだと4ポイントがプラスされます。
アップグレードの使い道は…
※ANAのほかにユナイテッド航空運航便もアップグレードポイントを使用可能です(2016年5月10日より)
国内線
普通席⇒プレミアムクラス 4アップグレードポイント
国際線
欧米路線
エコノミ⇒ビジネス 10アップグレードポイント
ビジネス⇒ファースト 20アップグレードポイント
リゾート(ホノルル)・東南アジア・南アジア路線
エコノミー⇒ビジネス 8アップグレードポイント
ビジネス⇒ファースト 16アップグレードポイント
東アジア路線
エコノミー⇒ビジネス 6アップグレードポイント
オセアニア路線
エコノミー⇒ビジネス 10アップグレードポイント
ラウンジの使用
2人目以降の同伴者について、
・国内線 2アップグレードポイント(または2000マイル)
・国際線(日本発) 3アップグレードポイント(または4000マイル)
※本人と同伴者1人は、国内線と国際線(日本発・海外発)をアップグレードポイントやマイルなしにラウンジを利用することができます。
ANA SKYコインへの交換
1アップグレードポイント=1000 SKYコイン
アップグレードポイントはくりこせないので、SKYコインに取り替えましょう。
SFCになるための条件は?
SFCになるための条件は何かといえば、次の二つ。
プレミアムポイントを1月~12月の1年間で50,000ポイント貯めること
プレミアムポイントを1年間(1月~12月)で50,000ポイント貯めること。
また、そのうち25,000ポイントはANAグループ便であることが条件です。
プレミアムポイントを貯めるには、とにかく航空機に乗るしかありません。それ以外に手段はありません。
プレミアムポイントとマイルの関係は初めの章で述べましたが、マイルにある程度依存するので、低運賃のタイミングでマイルを稼ぐのがお得。
50,000ポイント貯まったら、すぐSFCカードの申し込みをすること
50,000プレミアムポイントがたまれば、翌年4月からプラチナメンバーになれます。(5万P達成の翌月からすぐに「プラチナ事前サービス」が始まるので、年初に一気に達成すれば実質2年近くプラチナ事前サービスが受けられます。)
プラチナメンバー以上になるとSFCの申し込みができます。ただし、プラチナメンバー以上のステータスでないと申し込みができません。
メンバーランクは翌翌年(プラチナメンバーになった翌年)になるとまた一からやり直し(翌年プラチナメンバー中に規定ポイント貯めないと一般会員に戻る)ので、プラチナメンバーになった瞬間に、即申し込んだほうがいいです。
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