こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
iPhone XS MaxでDSDSが使えるのは、既報の通り香港版を含む中国版のみです。
DSDS愛用者なら、だれもが気になるでしょう。
今回はiPhone XS Maxファーストレビューとして、DSDSの使い方と注意点、Suica(FeliCa)も使えるか?をご紹介します。
購入前に注意すべきは、LTEの周波数帯(Band)
海外スマホを購入する際の基本ですが、対応バンドの確認をしておく必要があります。
日本版A2102と香港版A2104のLTEバンドを比較!
日本版と香港版のiPhone XS Maxにおいて、日本国内で使えるバンドを確認してみます。
LTEバンド | 周波数 | ドコモ | au | SB | iPhone XS Max 日本版 A2102 | iPhone XS Max 香港版 A2104 |
---|---|---|---|---|---|---|
Band 1 | 2.1GHz | ● | ● | ● | ○ | ○ |
Band 3 | 1.7/1.8GHz | 〇 | ● | ○ | ○ | |
Band 8 | 900MHz | 〇 | ○ | ○ | ||
Band 11 | 1.5GHz | 〇 | ○ | |||
Band 18 | 800MHz | ● | ○ | ○ | ||
Band 19 | 800MHz | ● | ○ | ○ | ||
Band 21 | 1.5GHz | △ | ○ | |||
Band 26 | 800MHz | 〇 | ○ | ○ | ||
Band 28 | 700MHz | △ | △ | △ | ○ | |
Band 41 | 2.5GHz | △ | △ | ○ | ○ | |
Band 42 | 3.5GHz | △ | △ | △ | ○ |
※Band19はBand6を内包
※Band26はBand18を内包
日本版については国内で提供されているバンドすべてを満たしています。
香港版は、NTTドコモはBand 21に、auはBand 11に、また各キャリアともBand42に非対応となります。
非対応の周波数帯はいずれも速度増強用なので、非対応だからといって大きく支障が出るようなことはありません。
私はNTTドコモとY!mobile(ソフトバンク)のSIMを挿す予定ですが、問題なく使えそうです。
購入はETORENから!配送タイムライン!
DSDSに対応しているのは、iPhone XS MaxとiPhone XRの2モデルです。
XRは待ちきれずに、XS Maxの256GB ゴールドにしました。
9月21日(金)にeXpansysとETORENに出品されていることを確認し、1日半迷った挙げ句に、23日(日)にETORENで購入手続きしました。
さすがにポチるときは手が震えました…
ETORENなので輸送はFedexが利用されます。
配送タイムラインは以下の通り。
日時 | 項目 |
---|---|
2018/9/23(日)10:30ごろ | ETORENにてiPhone XS Max香港版(A2104)購入 |
2018/9/24(月)19:12 | 発送完了メール送付 |
2018/9/24(月)19:31 | 集荷完了(シンガポール) |
2018/9/24(月)19:53 | Fedex営業所出発(シンガポール) |
2018/9/25(火)02:30 | 広州(経由地)到着 |
2018/9/25(火)04:55 | 広州出発 |
2018/9/25(火)08:07 | 関西国際空港到着 |
2018/9/25(火)09:27 | 通関完了 |
2018/9/25(火)18:34 | 日本郵便へ引き渡し完了 |
2018/9/26(水)10:00 | 到着 |
iPhone XS Max A2104が、最初に手にしたDSDS+FeliCa(Suica)対応スマホ。しびれる!!
DSDS+FeliCa端末は長らく発売されてきませんでしたが、OPPO R15 Proが最初の対応端末として8月に発表、9月末に発売されます。
そのOPPO R15 Proよりも早く手にできて、ターゲット国ではないですがDSDS・FeliCa両方に対応した端末を手にできるとは、非常に感慨深いです。
開封の儀は次回に譲り、今回は日本国内SIMでのDSDS動作の検証、FeliCa(Apple Pay)の動作検証を行います。
大きい、大きいと言われていたけど…大きさはHUAWEI P20 Proとほぼ変わらない
半年間、HUAWEI P20 Proを使い続けてきていました。
iPhone XS Maxは大きいし重い、と言われていましたが、最初持った感じはそんなに違和感がありませんでした。
並べてみると、ほとんど大きさは同じ。
重さは微妙に重いかなー、と思いますが、そこまで違和感はありません。
大きさは結構自分好みで、ちょっとうれしくなってしまいました。
SIMの挿入方法
SIMトレイは、シングルSIMと同じ大きさ。
SIMトレイの表・裏の両方にSIMカードがセットできるようになっています。
裏側のSIMトレイにはストッパーが付いており、はめても落ちないようになっています。
賢い。
日本国内SIMでのDSDS動作の検証
ドコモ(通話・通信)+Y!mobile(3G通話)の運用で試してみます。
セットアップ
SIM2枚挿してセットアップすると、認識した順に主回線・副回線を選択できます。
ただし、ドコモ・Y!mobile両方のSIMが(NULL)と表示されてしまい、どっちがどっちかわかりません。
仕方がないので、主回線にドコモが割り当てられていることを願いつつ、「主回線をデフォルト回線として使用」を選択してみます。
設定メニュー>モバイル通信を確認してみると…
電話番号は伏せていますが、ちゃんと認識されていることがわかります。
モバイル通信プランや使用データ量も設定から確認できます。
また、データ通信の回線切替や、デフォルトの音声回線の切り替えもできます。
「主回線」「副回線」のラベルの変更もできます。
このように、カスタムラベルを設定することで、最大3文字まで表示されます。
(異なる種類の文字は混合できないようです)
2018/9/26現在のファームウェアでは、プロファイルは1つしか設定できないので、格安SIM+格安SIMで使うのは難しいかも。
ただ、片方を電話のみで使うなら、問題ないかもしれません。
ドコモ・au・ソフトバンクは、SIMを挿すだけで使えました。
ドコモでテザリングもテストしましたが、きちんと繋がりました。
Apple Pay Suicaのセットアップ!使用できる?
次に、Apple PayでSuicaのセットアップをして、使用してみます。
Suica,iD,QuicPayのカードを3種類とも追加できました。
ちゃんと使えましたよ!
望み通りのDSDS+FeliCa(Suica)使用ができる!最高の端末
個人的には、FeliCaはSuica、iD、QUICPayができれば十分なので、Apple Pay+DSDSを1台で満たせるのは非常にうれしいです。
iPhone XS Maxは価格・大きさの面で使いにくいかも…と悩まれる方!
iPhone XRも同じく物理SIMのDSDSに対応しているため、安くiPhoneのDSDS端末がほしい方は、iPhone XRがオススメです。
※iPhone XRは2018/10/26発売予定。
※香港版iPhoneは技適表示がありません。日本国内で使用する場合は、自己責任でお願いいたします。
物理SIMのDual SIMなiPhoneを買えるところ
ETORENとExpansys、イオシスにて取り扱いがあります。
香港版 | イオシス | Expansys | ETOREN |
---|---|---|---|
iPhone 14 A2884 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 14 Plus A2888 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 14 Pro A2892 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 14 Pro Max A2896 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
モデル | イオシス | Expansys | ETOREN |
---|---|---|---|
iPhone 13 A2634 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 13 Pro A2639 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 13 Pro Max A2639 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 12 A2404 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 12 Pro A2408 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 11 A2223 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 11 Pro A2217 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone 11 Pro Max A2220 Dual SIM | イオシス | Expansys | ETOREN |
iPhone XS Max A2104 Dual SIM | イオシス | 売り切れ | 売り切れ |
物理SIM2枚のDual SIMなiPhoneのレビュー
2020年モデルはiPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxで物理Dual SIMに対応。
以前のモデルはiPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro MaxとiPhone XS Max, iPhone XRが物理SIMのDSDSに対応しています(香港版のみ)
レビューを複数あげていますので、ぜひご参考にしてください。(DSDS周り、Apple Pay周りの仕様は、iPhoneではすべて同一です)
iPhone 13 Pro A2639(2021年モデル)
iPhone 11 Pro A2217(2019年モデル)



iPhone XS Max A2104(2018年モデル)


