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キーボード付きスマホ「Unihertz Titan」を使って感じるBlackBerry Passportの優秀さ

Smartphone

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

クラウドファンディングで出資したUnihertz Titanが年明けに届き、いろいろ使ってみています。
使って感じたのは、BlackBerry Passportがいかに優秀だったか、ということでした。

今回は、率直なレビューをBlackBerry Passportと比較しながらお届けします。

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Unihertz Titanは、BlackBerry Passportインスパイアな端末、のはずだった

マニアを震わせたBlackBerry Passportという存在

2014年に発売された、BlackBerry Passportという端末があります。

当時、iPhoneに押され気味だったBlackBerryがリニュアルを図るべく出した端末。
正方形のディスプレイにシンプルなハードキーボードをつけたのがBlackBerry Passport。
BlackBerry OS 10という当時最新のOSが載っていて、Androidのapkもインストール・利用できました。

私も使っていました。

ちなみに、同時に発表されていたのがBlackBerry Classic。

こちらは往年のBlackBerryタイプの端末に当時最新のBlackBerry OS 10が載っていた端末です。

これらのBlackBerryの端末たちを使っていて感じたのは、

  • キーボード付き端末は入力しやすく、使いやすい。タッチキーボード(キーボード上のセンサーすりすり機能)が絶妙に使いやすい
  • BlackBerry OS 10の入力変換の操作性(特に変換操作が特殊すぎること),アプリが少ないことが問題。Androidアプリはapkインストールで入れられるが、非常に熱を持ち動作がモッサリ
  • 総評「ハードはBlackBerry Passportで、OSにAndroidを採用してくれれば格段に使いやすくなるのに」

という感じでした。
正直、キーボードやUIの観点では不満はほとんどなく(フォントとか入力変換の観点ぐらい)、Android OSを積んでCPUやRAMをちょっと強化してくれたら、今でも普通に受け入れられたスマホだったと思います。

マニアの妄想が現実になったUnihertz Titan

そんな、マニアたちの妄想を現実にしてくれそうな端末が出ました。
Unihertz Titanです。

見た目はBlackBerry Passportに似ていて、開発元のUnihertzでもBlackBerry Passportのスペックと比較した資料を公式Facebookページに上げており、かなりインスパイアされていることがわかります。

ベースのキーボードのレイアウトやディスプレイの大きさはほぼ同じ。
キーボードの上に1列、指紋センサを含めた5つのボタンが追加されています。

そして、OSは待望のAndroid。
Google Playストアも対応しているので、普通のAndroidスマホと同じように機能します。

確かに重さは300g超え、持ち心地もハードな感じはしますが、使い心地はいいのかもな…
と、期待していました。

Unihertz Titanを使って思うモヤモヤ


Unihertz Titanを1週間ほど使ってみて、なにか「?」と思うことがちょくちょく出てきます。
「キーボード」や「変換」というのは、言語によって使い方がかなり変わるもの。
BlackBerryでもUnihertzでも、まあ仕方ないかなぁと思うこともあるのですが、そのほかにも…

キー配置がなんかおかしい。「alt」キーは右でよかったのか

文字入力アプリ(IME)とかではなくまず違和感が凄かったのが、「戻る」キーと「alt」キー。

「戻る」キーと、文字の削除キーって似ているんですよね。
似ているうえに近い位置にキーがあるので、間違えて押してしまいます。
「戻る」キーが左側だとよかったんですが…

altキーが右側というのも感覚的に微妙な気がしています。
記号入力時やかな・英字切替のときに右側にaltがあるのは、今までのハードキー付きスマホの慣習に慣れているとすごく戸惑います。

こういう時のために、スマホ上にはソフトキーが1列ついているはずなんですが、無駄に大きい最上行の5つのキーのせいで、若干遠く…

BlackBerry Q10のように、キーボードの上に1列加えるのではなく、下に1列加えて4列にしたほうがいろいろ使いやすかったんじゃないかと思ったりします。

タッチキーボードが、ホントに限られた機能しか使えない悲しさ

タッチキーボードが非常に中途半端です。

キーボードにセンサーがついていて、キーボードを上下にすりすりするとスクロール、変換中に右から左に指を滑らすと文字削除したり、カーソルの位置合わせが出来たり、といった「タッチキーボード」という機能がBlackBerryにはつけられていました。
これが結構便利で、私は結構使っていました。
BlackBerry OS 10の入力変換は、予測第一候補をSpaceで確定してしまうこと以外は結構好きで、ハードキーボードならではの変換効率のあげ方だなと思いました。

BlackBerry Key2での標準IMEも、言われている割には結構使いやすかったです。

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Unihertz Titanのタッチキーボードは、一度搭載されるということで告知されましたが、クラウドファンディング期間中に搭載見送り、中央の指紋センサーボタンにトラックパッドが搭載される、と仕様変更が告知されました。
しかし、届いた実機は結局タッチキーボードへの対応。
指紋センサーボタンにはトラックパッドがついていません。

[2020/1/16追記]指紋センサーボタンにトラックパッドは一応搭載されていました。
ただし、「タップでホームキー」の動作が優先され、トラックパッド機能を使えるのはホーム画面のみとなっています。
(何のために搭載したのか、よくわからない…)

このタッチキーボード、いろいろ触った限り上下のスクロールしかできません。
左右のカーソル合わせなど、細かいところでは使えないのです。

これ、せっかくハードでセンサーあるのに、細かい位置合わせなどで使えないのは結構致命的だと思います。
キーボード上から手を放さずに操作する、ということができず、必ず画面上にも指を伸ばさなければいけません。

中途半端なタッチキーボード対応をするぐらいなら、トラックパッドを実用的にしてほしかったですね。

スマホの動作自体はサクサク

スマホの動作自体はサクサクです。
CPUにHelio P60, RAM 6GBということで、触っていても何の不満もありません。

Antutuのベンチマークスコア(v8.1.8)は175973。

実用には十分いいです。
サクサク動くので気持ちいいです。
個人的には1画面運用する分には、正方形画面は使いにくさはないので、いい感じだと思います。

それだけに、一番のとりえであるハードキー周りの使いにくさがもったいないですね…

価格を考えると仕方がないのかもしれないけれど…

Unihertz Titanは、実売で3万円程度になるといわれています。
一番の特徴がハードキーボードな端末ですので、ハードキー周りがもう少し使いやすければよかったんじゃないかなぁと思います。
とはいえ、価格が価格だけに(BlackBerry Passportの発売時価格は5万円前後でしたし)仕方がないとは思うのですが、もう少しコストをあげても使いやすさを追求してほしかったですね…

キーボード付きスマホの難しさを感じました。

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