こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
AQUOS sense6 (アクオス センス 6)は、大人気AQUOS senseシリーズの2021年11月発売の新型スマートフォンです。
ドコモ・au・楽天モバイルから発売されており、11月26日からはメーカー版(SIMフリー)もリリースされています。
前作のAQUOS sense5Gから、画面が有機EL(IGZO OLED)に、指紋センサーも画面内に埋め込まれ、軽く使いやすくなっています。
前作のAQUOS sense5Gとの違いはどうでしょうか?
また、同じ価格帯のスマホとしてはOPPO Reno5 Aがありますが、どう違いがあるでしょうか?
今回は、 AQUOS sense6 を徹底レビューしていきます。
AQUOS sense6の最大の魅力は「軽い」「バッテリー持ちが抜群にいい」
AQUOS sense6を使ってみてまず感じたのは、とにかく「軽い」ということです。
軽い!とにかく軽い!

AQUOS sense6は、とにかく軽いです。
測ってみると、156g。
AQUOS sense5Gは178gでしたから、AQUOS sense6は22g軽くなっています。
一度持つと、この軽さは半端ないです。
こんなに軽くなっていますが、バッテリー容量は4,570mAhを維持しています(減っていません)
画面は有機EL(IGZO OLED)に、ちょっと大きく!
軽くなったので、端末が小さくなったのでは?と思う方もいるかもしれません。
むしろ、大きくなっています。
AQUOS sense6のディスプレイは6.1インチの有機EL(IGZO OLED)。
AQUOS sense5Gは5.8インチ液晶(IGZO TFT)でした。
横幅はほぼ変わらない71mmなものの、縦は4mmほど大きい152mmとなります。
数mmの違いが、だいぶ印象を変えますね。
画面は有機ELに変わっているため、色合いも結構変わります。
写真や動画越しに見ると、AQUOS sense5Gのほうが黄色がかっている印象を受けるのですが、実際に目視するとAQUOS sense6のほうが黄色がかる印象を受けます。
黒の発色など比較すると、やはりAQUOS sense6はきれいですね!
指紋認証が画面の中に!
今回かなりうれしいポイントが、指紋センサーが画面内に入ったということです。
AQUOS sense5Gの指紋センサーは、画面下に細長い指紋センサーがついていました。
これ、けっこう使いにくいんですよね。誤反応が多いのと、ホームボタンやジェスチャーのバーに干渉するので、かなり操作しにくいのです。
AQUOS sense6は指紋センサーは画面下部ではありますが、画面内に入っています。
感度は結構よく、かなり便利。
指紋認証をしたまま画面から手を放さず長押しすると、「Payトリガー」という機能が使えます。
あらかじめ指定した1つのアプリが自動的に起動します。
初期設定ではd払いとなっていますが、別のアプリを指定することもできます。
Payトリガーフォルダーという機能もあり、指定したアプリが起動しますが画面右下に「Payトリガーフォルダ」が表示されます。
複数のアプリがフォルダー内に表示され、それをタップすることでショートカット起動できます!
よく使うPayPayなどのアプリを1発起動のアプリに指定しておき、それ以外のアプリをPayトリガーフォルダに入れておくと、便利に使えますよ!
側面は中央がへこみ、指にフィット!持ちやすい
AQUOS sense6の側面は、中央部が若干へこんだ形状になっています。
これが結構面白くて、親指など指の腹で触れるとちょうどフィットし、絶妙な持ち心地を味合わせてくれます。
AQUOS sense6は、AQUOS sense5Gと比べて側面のキーの間隔が変わっています。
特に、Googleアシスタントボタンが、音量ボタン寄りのところから電源ボタンとのちょうど間のところにずれてくれたので、間違えて押してしまうシーンがかなり減りました。
端末下側には、ちゃんと3.5mmイヤホン端子が付属しています。
イヤホンでも音楽やラジオなど楽しめます(ワンセグ・フルセグは非搭載)
AQUOS sense6のスペックと、動作の快適性はいかに?
AQUOS sense6 のスペックや動作の快適性をまとめていきましょう。
AQUOS sense6のスペック
スペック | AQUOS sense6 | AQUOS sense5G AQUOS sense4 | AQUOS sense4 plus |
---|---|---|---|
OS | Android 11 | Android 10 | Android 10 |
サイズ | 152x70x7.9mm,156g | 148x71x8.9mm,177g | 166x78x8.8mm,197g |
画面 | 6.1インチ 有機EL | 5.8インチ | 6.0インチ |
CPU | Snapdragon 690 | sense5G:Snapdragon 690 sense4: Snapdragon 720G | Snapdragon 720G |
メモリ | 4GB | 4GB | 8GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 128GB |
バッテリ | 4570mAh | 4570mAh | 4120mAh |
カメラ | 標準48MP 広角8MP 望遠8MP | 標準12MP 広角12MP 望遠8MP | 標準48MP 広角5MP マクロ1.9MP 深度1.9MP |
CPUやメモリ・ストレージは前作の AQUOS sense5G と同じですが、前章の通り画面や本体サイズなど、結構異なります。
ドコモ版はSingle SIMモデルとなります。
au版・楽天モバイル版・SIMフリーモデルは、物理SIM+eSIMのDual SIMとなります。
ベンチマーク測定結果
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v9 | GeekBench 5 |
---|---|---|---|---|
AQUOS sense6 [5G] | Snapdragon 690 /4GB | 57,600円 | 313447 (lite) | S 578 M 1555 |
OPPO A55s [5G] | Snapdragon 480 /4GB | 33,800円 | 214769 (lite) | S 524 M 1507 |
OPPO Reno5 A [5G] | Snapdragon 765 /6GB | 43,800円 | 377873 | S 552 M 1668 |
AQUOS sense5G [5G] | Snapdragon 690 5G /4GB | 39,600円 | 244895 (lite) | S 587 M 1338 |
OPPO Reno3 A | Snapdragon 665 /6GB | 33,700円 | 213028 (lite) | S 390 M 1400 |
Xperia 10 II | Snapdragon 660 /4GB | 41,976円 | 192783 (lite) | S 310 M 1400 |
Xperia Ace II SO-41B | Helio P35 / 4GB | 22,000円 | 112731 (lite) | S 169 M 929 |
AQUOS sense6はAQUOS sense5Gと比べると、Antutuベンチマークの数値が高いように見えます。

スコアをよく見てみると、GPUのスコアが最も差が出ています。
GPUは別途「Antutu 3D Bench」アプリを入れて測定するのですが、両方ともlite版を自動選択してインストールされました。
AQUOS sense5GのほうはGPUが非対応と判定され、GPUのベンチマーク測定自体がスキップされてスコア0となっています。
AQUOS sense6はGPUの測定が行われています。
CPUは同じなためほぼ同じスコア、メモリ・UXも若干の差ぐらいで収まっています。
GeekBench v5のスコアは、Snapdragon 690を搭載しているスマートフォンはほとんど同じスコアになっていますね。
端末の動きなどは、動画でも解説しています。
Snapdragon 690は結構優秀で、重いゲームなどでなければサクサク動作できます。
AQUOS sense6のカメラ、映りはどう?AQUOS sense5GやOPPO Reno5 Aと比較!
AQUOS sense6 のカメラはどう進化しているでしょうか?
作例とともに簡単に比較していきます。
AQUOS sense6のカメラ

左に映っているのは AQUOS sense5G で、見た目は結構似ています。
今回の AQUOS sense6 は、標準48MP・望遠8MP・超広角8MPとなっていて、 AQUOS sense5G より標準レンズは強化されている一方、望遠レンズは若干画素数が減少しています。
( AQUOS sense5G は、標準12MP・望遠8MP・超広角12MP)
AQUOS sense5Gまでは3つのレンズが比較的平等でしたが、AQUOS sense6は標準レンズを強化しているのがどう映りに影響しているでしょうか?
AQUOS sense6の写真作例
AQUOS sense6 で撮影した写真をご紹介していきましょう。
風景
まずは風景です。超広角は以下の通り。
こうみると、 AQUOS sense5G のほうがいい色出ていますね。
標準レンズも、 AQUOS sense6 はすこし色が薄い印象になっています。
他のシーンでも、全体的に色が薄い傾向。
OPPO Reno5 A と見比べてみると、AIシーン強化機能がある OPPO Reno5 A はかなり青色が強めに出ています。さすがにちょっと青すぎるとは思います……。
AQUOS sense6 の空の色は、確かにAQUOSらしい色のようにも思います(よくこんな感じの色で映りやすい)
望遠は、2倍程度のレベルではほぼ同じ程度の映り。
5倍など、もう少し拡大すると若干あらは見えます。この価格帯のスマホなので、望遠はこのくらいの出来でも十分だと思います。
一方、 OPPO Reno5 A は、以下の通り。
同じ5倍の写真でも、 OPPO Reno5 A のほうが結構きめ細やかに撮影できている印象ありますね。
食事
食事も、1品の写真と複数品の写真をお見せします。
やっぱり、 AQUOS sense6 はすこし薄く撮れるような気もします。
ただ、 AQUOS sense5G の写真も何か物足りなく…
ステーキの赤みの色やスープの色など、違いがよくわかりますね。
OPPO Reno5 A ではこんな感じです。
夜景
AQUOS sense6 のほうが確かに若干薄く見えるかもしれませんが、細かい描写がしっかりできている印象です。
白飛びもだいぶ抑えられていて、きれいですね。
AQUOS sense6 のほうが細かさ、繊細さがありますね。
OPPO Reno5 A での撮影は以下の通り。
細かく撮影できているのは AQUOS sense6 でしょう。
OPPO Reno5 A は全体的に明るく、ある程度白飛びもありますがバランスをとっている感じもします。
動画撮影の作例
動画作例も、 AQUOS sense6 ・ AQUOS sense5G ・ OPPO Reno5 A の3機種を中心にお見せします。
下の動画を再生で、該当箇所から再生されます。
昼の景色は、望遠し過ぎなければ比較的きれいに撮れています。
AQUOS sense6 、音が微妙か!?とも思ってしまいますが、気のせいでしょうか……。
夜景は3機種ともきつそう…(そのなかでもOPPO Reno5 Aは比較的マシか…)という感じです。
ブレクリーナーで昔の写真のブレもすっきり!
AQUOS sense6 には、「ブレクリーナー」という機能が搭載されています。
Googleフォトで気になる写真を選び、編集>一番右の「その他」までスクロールすると、その項目の中に「ブレクリーナー」があります。
あまりにもぶれている写真であれば、あまり改善を実感できない可能性はあります。
上の例のような、軽度なブレであれば比較的きれいにブレクリーニングできている感じがしますね!
なお、ブレクリーナーしたあとの画像は「コピーで保存」になります。
ブレクリーナーした日時で保存されますので、Googleフォトでアップロードされる場合は若干時系列が乱れる可能性ある点、ご注意ください。
AQUOS sense6の「軽さ」と「バッテリー持ち」はやはりすごい。
今回の AQUOS sense6 、いろいろレビューしてきましたが、なんといっても「軽さ」と「バッテリー持ち」、そしてSNSやLINE・ブラウザなど日常用途で使うなら十分の快適性がやはり魅力です。
AQUOS senseシリーズは、最初こそ結構性能が低かったですが、6世代目(本当は5世代目?)と時を経ることでかなり満足度の高いスマホに仕上がっています。
これでも、純粋にカメラ性能のみで考えると OPPO Reno5 A のほうがいいと思うこともありますが、手のなじみ方・大きさなど考えると、 AQUOS sense6 かなりいい感じ。
画面内指紋認証は本当に快適で、Payトリガーと合わせて日常使いするのにかなり便利ですね。
ぜひ、 AQUOS sense6 、一度使っていただきたいです!
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