こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
AQUOS sense7は特にカメラが強化され、大幅にリニュアルされて発売されました。
センサーサイズが大型化し、AF速度も2倍高速化。今までのAQUOS senseシリーズの懸念点を振り払う、目玉の進化です。
CPUもSnapdragon 695を搭載するなど、AQUOS sense6と比べれば進化していますが、2022年は夏にSnapdragon 695を搭載した「AQUOS sense6s」も発売されています。
果たして、同じCPUを搭載するAQUOS sense7とAQUOS sense6sはどう異なるのか?
どちらのほうがおススメか?
両者を徹底比較していきます。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
カメラ強化を象徴する、AQUOS R7ライクなデザインの「AQUOS sense7」

AQUOS senseの新シリーズとしては、NTTドコモ・au・UQモバイル・楽天モバイルで発売する「AQUOS sense7」と、ソフトバンクのみで発売する「AQUOS sense7 plus」の2種類です。
今回は、AQUOS sense7を中心にレビューしていきます。
カメラのデザインが象徴的なAQUOS sense7
見た目はAQUOS sense6までの系統とは異なり、AQUOS R7のカメラにも似たデザインです。
カメラのサイズやデザインはもちろん異なるものの、AQUOS R7とAQUOS sense7でかなり似た印象を持ちます。AQUOS sense7は、AQUOS R7より一回り小さいですね。
カメラ以外のフォルムに関しても、AQUOS sense6/6sでは背面から上下左右の側面へ緩やかなカーブを描いていますが、AQUOS sense7は左右の側面のみ緩やかにカーブを描いています。
画面側も、側面と画面の間の辺が面取り加工されていますが、どちらかといえばAQUOS sense6sよりはAQUOS R7に近い印象。
AQUOS sense6・6sやAQUOS wishにあった、側面のくぼみはなくなっています。
持ち心地も、AQUOS R7に近いですが、一回り小さい分持ちやすく軽いため、使い勝手は良さそうです。
端末の大きさや画面サイズは、AQUOS sense7とAQUOS sense6/6sでほぼ同じです。
AQUOS sense7のカラー
カラーはライトカッパー・ブルー・ブラックと、ドコモオンラインショップ限定色のラベンダーとなっています。
NTTドコモとau・UQ mobile・楽天モバイルから発売されます。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
指紋センサーが側面に!使いやすい?
AQUOS sense7は、指紋センサーが画面内から側面に移動しています。

ASUS Zenfone9も、同じ有機ELディスプレイを採用していながら、画面内から側面に指紋センサーが移動していました。
他社スマホでも側面認証に対応しているスマホは結構使いやすいので、なかなか便利だと思います。
ただし、AQUOS sense7の側面指紋センサーは、電源ボタンとは別に配置されています。
画面を点灯させる際には、指紋センサーに指を置くだけで利用できます。
画面を消す際には、電源ボタンを押す必要があります。
「マスクをつけた状態での顔認証」に対応!
AQUOS sense7では、このご時世にうれしい「マスクをしたままでも顔認証」に対応しています。
マスクをしたままでも簡単に顔認証ができるので、外出先でも非常に便利。
▼実演しています(再生ボタンで該当箇所から再生されます)
「Payトリガー」で、PayPay支払い時もラクラク!
AQUOS sense7には、Payトリガーが搭載されており、ロック画面かホーム画面の状態で指紋センサーを長押しすると、あらかじめ指定したアプリを起動することができます。
PayPayなどの決済アプリを設定しておけば、レジ前でもたつくことなくすぐに支払い画面が使えます。

Payトリガーフォルダーという機能もあり、ポイント機能のアプリも入れておけば、すぐ切り替えることも可能です。
▼Payトリガーの動作・レビューは動画でも(再生ボタンで該当箇所から再生されます)
ただし、指紋センサーの位置が問題です。
Payトリガーの起動には、指紋かどうかは関係なく、肌が触れ合っていれば起動してしまいます。
指でなく、手のひらでも簡単に起動してしまうので、誤作動が起きやすいです。
この問題、AQUOS wishやAQUOS wish2でも同様でした。

AQUOS sense7楽天版購入時に、一緒に楽天モバイルおススメのクリアケースを購入していたのでつけてみました。
案外、側面に厚みが若干あるためか、肌が触れてPayトリガーが誤作動する問題は回避できています。
AQUOS sense7のこの指紋センサーとPayトリガーの仕様は、ケース装着前提の話なのかもしれません。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
AQUOS sense7で注目したい、カメラとサクサク動作!
AQUOS sense7とAQUOS sense6sで、最も進化したのはカメラ。
どう進化しているのか、見ていきましょう。
AQUOS sense7のスペック
AQUOS sense7のスペックは以下の通り。
項目 | AQUOS sense7 (ドコモ・au・UQ・楽天) | AQUOS sense7 plus (ソフトバンク) | (参考)AQUOS sense6 |
---|---|---|---|
サイズ | 70x152x8.0mm, 158g | 76x160x8.2mm, 172g | 70x152x7.9mm, 156g |
画面 | 6.1インチ、IGZO OLED | 6.4インチ、IGZO OLED | 6.1インチ、IGZO OLED |
CPU | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G (sense6s: Snapdragon 695 5G) |
メモリ(RAM) | 6GB | 6GB | 4GB/6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB | 64GB/128GB |
バッテリー | 4,570mAh | 5,050mAh | 4,570mAh |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 6は非対応) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 6は非対応) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 6は非対応) |
カメラ | 50MP(1/1.55インチと大型化) +8MP(超広角) | 50MP(1/1.55インチと大型化) +8MP(超広角) | 8MP/8MP/8MP |
CPUとしては、AQUOS sense6はSnapdragon 690 5Gですが、AQUOS sense6sとAQUOS sense7シリーズは同じSnapdragon 695 5Gを搭載しています。
画面サイズは同じ6.1インチ・IGZO OLEDの非常にきれいな画面。
AQUOS sense6のSIMフリー版では6GB/128GBのラインナップがありましたが、AQUOS sense7ではキャリア版でも6GB/128GBの構成が標準となりました。
ベンチマーク測定結果
Antutuベンチマークの測定結果は以下の通りです。
競合スマホと比較すると、以下の通り。
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v9 | GeekBench 5 |
---|---|---|---|---|
AQUOS sense7 | Snapdragon 695 5G / 6GB | 49,800円 | 392321 | S 664 M 1924 |
Xperia 10 IV | Snapdragon 695 5G / 6GB | 64,152円 | 388856 | S 667 M 1894 |
OPPO Reno7 A | Snapdragon 695 5G / 6GB | 44,800円 | 381825 | S 625 M 1674 |
AQUOS sense6s | Snapdragon 695 5G / 4GB | 39,800円 | 362293 | S 672 M 1761 |
AQUOS sense6 | Snapdragon 690 /4GB | 34,980円 | 313447 | S 578 M 1555 |
Google Pixel 6a | Google Tensor / 6GB | 53,900円 | 683232 | S 1048 M 2826 |
OPPO Reno5 A | Snapdragon 765 /6GB | 43,800円 | 377873 | S 552 M 1668 |
AQUOS sense5G | Snapdragon 690 5G /4GB | 39,600円 | 244895 | S 587 M 1338 |
OPPO Reno3 A | Snapdragon 665 /6GB | 33,700円 | 213028 | S 390 M 1400 |
スコアとしては、AQUOS sense7は他社Snapdragon 695搭載端末と同等。
歴代のAQUOS senseは同等CPUを搭載する他社スマホより少しスコアが落ちることが多かったですが、AQUOS sense7はその例にはまらず、いいスコアを出しています。
▼実際に動作している様子は下の通り(動画再生で、該当箇所から再生されます)
体感もヘビーな用途でなければ快適に動作できますね。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
カメラの起動・シャッター動作はどう?
AQUOS senseシリーズでは歴代、カメラ動作のもたつきが気になっていましたが、AQUOS sense7ではどの程度改善されたでしょうか?
今回、AQUOS sense7ではカメラアプリがAQUOS R7と同様のものに進化されています。
見た目の変更だけでなく、カメラ倍率の変更など操作が非常にスムーズになっています。
AQUOS sense7でのかなりうれしいポイントです!
▼カメラ動作の様子は下の通り(動画再生で、該当箇所から再生されます)
カメラの一番の進化は、センサー大型化!
AQUOS sense7のカメラセンサーは、66%大型化されています。
AF速度も2倍高速化され、夜景もきれいに撮れます。

一方で、今回望遠レンズは省略されています。
ドコモの体験会で、担当者の方から「AQUOS senseシリーズのユーザーはそこまで望遠を使っていない」とのこと。
よく使われる標準1倍~2倍程度に最適化された形です。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
AQUOS sense7の写真作例を、AQUOS sense6sと比較
AQUOS sense7の写真作例を比較していきます。
風景
いつもの尾道水道の風景の写真で、各レンズを比較していきます。
AQUOS sense7の標準レンズは、比較的見たまま撮れる印象があります。
青の色、個人的には好きです。
超広角は、昼間ではそこまで差がない印象。
AQUOS sense7は望遠レンズがないですが、ピクセルビニングされ2.0倍でも比較的きれいに撮れます。
3倍まで行くと、ちょっと荒さが目立つ印象があります。
AQUOS sense7は、1倍~2倍の撮影に最適化されています。
花(マクロ)
センサーサイズが大きくなったこともあり、AQUOS sense7はそこまで被写体に寄りにくくなっています。
寄りたいときは、倍率を2倍にするのもありです。
花壇全景はこんな感じ。こちらも、だいぶ違いがありますね!
屋内・暗めの環境
AQUOS sense6sは、暗い場所でも頑張って明るくしようとしますが、AQUOS sense7は暗いなりに緩急つけて表現する方向になっている気がします。
商店街の暗いところを狙って撮りましたが、だいぶ表現に差が出ています。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
夜景
AQUOS sense6sまでのsenseシリーズは夜景がかなり苦手でしたが、AQUOS sense7では劇的に改善しています。
細かさが全然違います。
望遠2倍同士の比較でも、専用レンズがあるAQUOS sense6sより、ズームのAQUOS sense7のほうがはるかにきれいです(アラはありますが)
夜景の状況だと、超広角では明るさにだいぶ差が出てきます。
食事
食事シーンでは、AQUOS sense7が暗めに撮影されました。
とはいえ、奥のポテトはボケて、手前のハンバーガーにピントが合っています。
焦がし醤油ラーメンのスープやお肉の色が若干異なっています。
写真を見比べると、標準レンズの1~2倍近辺の完成度が如実に上がっている印象があります。
AQUOS sense7、満足度はかなり向上!進化にびっくり
AQUOS sense7は、CPUこそAQUOS sense6sと同じSnapdragon 695 5G搭載です。
しかし、フォルムがAQUOS R7に準拠し、操作性やカメラアプリの反応・写真の撮れ高など、かなり満足度が上がっています。
今回のAQUOS sense7、かなり仕上がっている印象!
買い替えご検討中の方も、価格が下がったAQUOS sense6sよりは断然AQUOS sense7をお勧めしたいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
AQUOS sense7・AQUOS sense7 plusの価格
AQUOS sense6の価格は、いまのところ未発表となります。ソフトバンクのAQUOS sense7 plusのみ10/7発売、ほかは11月発売です。
AQUOS sense7の詳細や購入は公式サイトから
コメント