こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
今回は、2万円で買えるGalaxy A22 5G SC-56Bを実機レビューします。
arrows We F-51Bと同様、動作はかなり快適でサクサク。
2万円で買えるのはすごい、というのが正直な印象です。
また、5.8インチの画面は手になじみ、通常使いには非常に便利に感じます。
個人的には、機能を優先するならarrows We F-51Bを。
写真を撮る楽しみを優先するならGalaxy A22 5G SC-56Bを選ぶと幸せになれそう。
今回は、Galaxy A22 5G SC-56Bを、arrows We F-51Bとの違いというところにスポットを当てながら、特徴やメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
ほどよい大きさで快適に使える、Galaxy A22 5G SC-56B
Galaxy A22 5Gは、2021年12月2日に発売された、2万円台で購入可能なスマートフォンです。
日本ではNTTドコモから発売されております。
手になじむ、ほどよい5.8インチディスプレイ
まずは、Galaxy A22 5Gの本体をご紹介します。
Galaxy A22 5G SC-56Bは、ブラック・ホワイト・レッドの3色が用意されています。
今回は、ブラックを入手しました。

背面はプラスチックボディで光沢感があります。
重さは168gと軽く、ケースを付けても持ちやすそう。

arrows We F-51Bと並べると、大きさは縦が少し大きいぐらいですがほぼ同じです。
画面側もちょっとだけGalaxy A22 5Gのほうが長い程度で、ほぼ同じ。
フロントカメラの配置や画面の縁(ベゼル)の太さもほぼ同じですが、画面下はGalaxy A22のほうがちょっとだけ細いですね。

右側面に電源ボタンと音量ボタン、上面に3.5mmイヤホン端子、下面にUSBポートとモノラルスピーカーが配置されています。
microSDカードに対応!電話帳などデータ移行もSDカードでできる!
左側面に長めのSIMスロットがあり、microSDカードを挿すことができます。

microSDカードに電話帳のデータなどを入れておけば、ケータイから初めてのスマホへの移行でも簡単にデータを引き継げますよ!
ちなみに、microSDに対応していないGalaxy S21シリーズなどでも、外部のmicroSDアダプタなどを利用すれば一応データ引継ぎはできるようです。
はじめての方も簡単操作の「かんたんモード」にすぐ移行!
文字やアイコンが大きく見やすい、シンプル操作な「かんたんモード」が搭載されています。
他機種のシンプルモードとは異なり、見た目がいかにも「らくらくスマートフォン」な感じではないので、ほかのGalaxyシリーズと同じように利用できます。
よく使う連絡先を1画面に9人まで登録し、タップして簡単に電話も掛けられるかんたん連絡帳ウィジェットが「かんたんモード」限定で利用可能です。
よく電話をかける連絡先をホーム画面においておけば、ワンタップで電話をかけることができますね!
また10人以上いる場合、さらにもう1画面同じウィジェットを追加できますので、何画面でもこの連絡先ウィジェットを追加し続けることができますよ!
スマホの使い方に困ったら、このウィジェットの下の「Galaxy使い方相談」ボタンからフリーダイヤルの相談窓口に問い合わせることができます。
はじめてのスマホに不安があれば、この無料サポートセンターを使ってみてくださいね!
また、通常スマートフォンに着信が来た場合、着信に出る場合ボタンをスワイプする必要がありますが、Galaxy A22 5Gならワンタップだけ。
折りたたみケータイなどのキー操作と同様、タップだけで電話に出ることができます。
2万円台スマホのレベルが上がった!快適動作のクオリティ
Galaxy A22 5G SC-56Bを使ってびっくりしたのは、動作の快適性です。
ちょっと前の2万円台スマホはけっこうカクカク動作していることが多かったのですが、Galaxy A22 5G SC-56Bはレベルが違いました。
Galaxy A22 5Gのスペックを、ほかの2万円台スマホと比較
簡単に、Galaxy A22 5Gとarrows We・ Xperia Ace II ・AQUOS wishの4機種の2万円台スマホのスペックを比較します。
項目 | Galaxy A22 5G | arrows We | Xperia Ace II | AQUOS wish |
---|---|---|---|---|
発売キャリア | NTTドコモ SC-56B | NTTドコモ F-51B au FCG01 UQ FCG01 ソフトバンク A101FC | NTTドコモ SO-41B | au SHG06 UQ SHG06 ソフトバンク(法人向け) |
サイズ | 150x71x8.9mm | 147x71x9.4mm | 140x69x8.9mm | 147x71x8.9mm |
画面 | 5.8インチ HD+/TFT | 5.7インチ HD+/TFT | 5.5インチ HD+/TFT | 5.7インチ HD+/TFT |
CPU | MediaTek MT6833V (Dimensity 700) | Snapdragon 480 5G | MediaTek Helio P35 | Snapdragon 480 5G |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 64GB |
アウトカメラ | 広角:1,300万画素 | 広角:1,310万画素 マクロ:190万画素 | 広角:1,300万画素 | 広角:1,300万画素 |
インカメラ | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
電池 | 4,000mAh | 4,000mAh | 4,500mAh | 3,730mAh |
大きさは Xperia Ace II が少し小さ目で、それ以外の3機種はほぼ同等の大きさとなっています。
メモリ・ストレージも4機種同じです。
電池の容量は Xperia Ace II が4,500mAhと少し多めですね。
Galaxy A22 5G は、前機種のGalaxy A21 5Gの3,600mAhより電池容量が増え、電池持ちも改善されています。
長時間利用する場合も、安心して利用できそう。
ベンチマーク比較
Galaxy A22 5G のベンチマークは、以下の通りです。
他の機種とも比較してみると、以下の通り。
arrows We | Galaxy A22 | Xperia Ace II | (参考) AQUOS sense6 | |
---|---|---|---|---|
Antutu総合スコア | 216167 | 290785 | 112731 | 313447 |
CPU | 98202 | 100207 | 32969 | 109531 |
GPU | 0 ※測定されず | 57613 | 17834 | 58158 |
MEM | 52906 | 67067 | 26611 | 62931 |
UX | 65059 | 65898 | 35317 | 82827 |
Geekbench シングル | 500 | 534 | 169 | 578 |
Geekbench マルチ | 1532 | 1676 | 929 | 1555 |
CPU | Snapdragon 480 5G | MediaTek MT6833V (Dimensity 700) | MediaTek Helio P35 | Snapdragon 690 5G |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 64GB |
最新の2万円台3機種を比べると、Galaxy A22はいいスコアであることがわかると思います。
arrows WeのAntutuベンチマークはGPU測定が非対応のためできず、0となっています。
それ以外のスコアは、CPU・メモリ・UXともにGalaxy A22と arrows We は互角ですが Galaxy A22 のほうがよく、 Xperia Ace II より2~3倍のスコアとなっています。
4~5万円台で発売されている最新のAQUOS sense6とも同等のスコアで、ゲームなどヘビーな用途でなければ結構快適に動作できます。
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v9 | GeekBench |
---|---|---|---|---|
arrows We F-51B | Snapdragon 480 5G/4GB | 21,450円 | 216167 ※GPU非測定 | S 500 M 1532 |
Galaxy A22 SC-56B | MediaTek MT6833V/4GB | 22,000円 | 290785 | S 534 M 1676 |
Xperia Ace II SO-41B | Helio P35 / 4GB | 22,000円 | 112731 | S 169 M 929 |
AQUOS sense6 | Snapdragon 690 5G /4GB | 57,600円 | 313447 | S 578 M 1555 |
OPPO Reno5 A | Snapdragon 690 5G / 6GB | 43,000円 | 377873 | S 552 M 1668 |
Xperia 10 II | Snapdragon 660 / 4GB ※2020年の4万円モデル | 41,976円 | 192783 | S 310 M 1400 |
Galaxy A22 5Gを実際に使ってみた様子
Galaxy A22 5Gを実際に使ってみた様子は、以下の動画にてご確認ください。
(再生ボタンで、実際に動作しているところから再生されます)
動作はかなり快適で、今までの2万円台のスマートフォンなどとは比べ物にならないほど快適です。
SNS(Twitter)やブラウザでのスクロール操作もしていますが、快適に操作できます。
動画では「ポケモンGO」をプレイしてみていますが、arrows We F-51Bでは「AR」でのプレイでしたが、Galaxy A22 5Gでは「AR+」モードでのプレイにも対応。
Galaxy A22 5Gは、arrows We F-51Bに比べてももう少しゲームしやすい印象です。
とはいっても2万円台と安価なスマホですので、画像処理を多用するようなヘビーなゲームは一応お勧めできませんが、SNS・LINEやブラウザなど、普通に使う分にはかなり快適に使えます。
arrows Weの詳細や購入は公式サイトから
Galaxy A22 5Gは、カメラを楽しんで撮りたい方におススメ!写真作例比較
Galaxy A22 5Gのカメラは、個人的にはarrows We F-51Bよりカメラアプリの表示もきれいに見えてテンションが上がりました。
カメラを楽しんで撮りたい方にはおススメです。
Galaxy A22 5Gは1レンズ構成
Galaxy A22 5G SC-56Bのカメラは、1300万画素の1レンズ構成となっています。
望遠や超広角など、よりたくさんの画角で楽しみたい方は、Galaxy A52 5GやGalaxy S21シリーズを使ったほうが幸せになれそう。
メリハリのある写真、撮っていても楽しい
今回主にGalaxy A22 5Gとarrows Weで写真を撮り比べていましたが、主に感じるのは写真を撮っている最中の楽しさです。
カメラアプリで写真を撮っていると、そこに映る景色がどれだけきれいに見えるかで、結構感じ方が変わります。
arrows Weに比べ、Galaxy A22 5Gのほうが、メリハリのあるくっきりとしたビューを楽しめます。
実際には、画面の仕様や明るさによっても左右されるところではありますが、総合的にカメラの使用感はGalaxy A22 5Gのほうが軍配が上がりました。
外の風景
尾道の海ですが、明るさ自体はそこまで変わりません。
Galaxy A22のほうがちょっと黄色めに映っている印象があります。
このショットでは、若干arrows Weのほうが明るいような感じもします。
日の差し込みがあったため、一瞬の日の差し込み方によって明るさが変わったという可能性もあります。
草木・花
花などのシーンでは、Galaxy A22 5Gのほうがメリハリが出て、きれいに見えやすい印象があります。
花1つをアップで写真撮ってみても、花びらのグラデーションの表現など、Galaxy A22 5Gのほうが一歩上な感じがします。
また、arrows Weは微妙にボケ・ブレがある感じがするのですが、Galaxy A22はブレなくくっきりと撮れます。
食事の写真
赤色の出方は若干arrows Weのほうが強そうな感じもしますが、くっきり感はGalaxy A22 5Gのほうが出ています。
オムライスにかかっているチーズのソース、だいぶ色が異なりますね。
どちらが好きかは好みの問題だと思いますが、Galaxy A22 5Gはちょっと黄色すぎる印象もあります。
ただ、arrows Weはやっぱりちょっとぼんやりしているんですよね……。
カメラに関しては、個人的にはGalaxy A22 5Gのほうが満足度が高い印象を受けました。
ただ、もっとカメラにこだわりたい方は、当然上の価格帯のスマホを使ったほうがきれいに撮れると思います。
カメラをそこそこ使うならGalaxy A22 5G、機能の多さを重視するならarrows Weがおススメ!
今回は、Galaxy A22 5Gを、同じ価格帯のarrows Weと比べながらレビューしてみました。
Galaxy A22 5Gは、高価格帯のGalaxy S21シリーズやGalaxy A52 5GなどのGalaxyの世界観はそのままに、低価格帯としても快適さを追求したスマホに仕上がっていると思います。
動作はサクサク、結構満足できました。
また、撮れる写真もGalaxyならではの仕上がりで、いい仕上がりになっていると思います。
一方、arrows We F-51Bは、前回のレビューでもご紹介しましたが、機能の充実と動作の快適性がバランスしています。
コロナ禍だからこその、丸洗いやアルコール消毒だけでなく、マスク通話モードなど機能も充実。
復活のプライバシーモードやPayトリガー、FASTウォレットなど、ビジネスシーンや普段使いに便利な機能が盛りだくさんです。
また、シニアの方には「迷惑電話防止機能」と「シンプルモード」、小中高生は使いすぎを防止できる「ジュニアモード」と、子どもから大人まで幅広い層に必要な機能が盛り込まれています。
2機種とも使って感じたのは、
・充実の機能を使いたい、という方はarrows We
・カメラを楽しみたい、もう少し高いスマホへのステップアップとして最初の一台に使いたいという方はGalaxy A22 5G
という感じかと思います。
arrowsは、充実の機能はオンリーワンなので、とくにビジネスシーンやシニア層、小中高生にはおススメ。
Galaxy A22 5Gは、どちらかというと「スマートフォン」の体験を味わいやすいシンプルさがあるので、次へのステップアップと考えて使うのがいいのかもしれません。
ぜひ、使いやすいほうを選んでみてください!
arrows Weの詳細や購入は公式サイトから
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