こんにちは、Notebook 9 Pen愛好家のMATTU(@sunmattu)です。
Notebook 9 Penはサムスンが発売している、充電不要のSペンも使えるノートPCです。
私は、2018年版のNotebook 9 Penを現在愛用しており、非常に気に入っています。
YouTubeの動画編集のときだけ少し非力に感じていて、動画編集を行えるポータブルPCを探しておりました。
結局行き着いたのが2019年版のNotebook 9 Pen 15インチ、ストレージ1TBモデル。
15インチの1TBモデルはGPUにGeForce MX150を搭載しています。
重さとお金を我慢すれば、何も困らないストレスフリーなPCが手に入るのはわかっていたのですが、持ち出すことが多いので軽さ・省電力性に重点を置いたこと、MX150が動画編集にどれだけ耐えられるかが気になり、今回買ってみることにしました。
2018年版のNotebook 9 Penが非常に使いやすかったので、引き続き同じ操作性で使いたかった、というのもあります。
今回は、Notebook 9 Penを購入に至った決め手と、開封の儀を行います。
Notebook 9 Penの仕様を比較!!13インチと15インチで意外と違う…
Notebook 9 Penはサムスンが発売するノートPCです。
2018年から発売が開始されており、2019年はクリエイター向けの機能を強化しています。
Galaxy Noteシリーズと同様に、ノートPCでも充電不要のSペンが使えます。
筆圧は4096段階の検知で、書き心地は抜群です。
私は2018年モデルを1年以上使っていますが、非常に満足しています。
2018年モデルは13.3インチの1モデルのみでしたが、2019年は13.3インチと15インチ、さらに15インチの中でストレージが512GBと1TBの2モデルあり、合計3モデルの展開となっています。
スペックを比較すると以下の通りです。
機種 | Notebook 9 Pen 13″ (2019) | Notebook 9 Pen 15″ (2019) | Notebook 9 Pen (2018) |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-8565U | Core i7-8565U | Core i7-8550U |
メモリ | 8GB | 16GB | 8GB |
ストレージ | 512GB | 512GB,1TB | 256GB |
本体サイズ | 307.9×206.2×14.9mm | 347.9×229.1×16.9mm | 310.5×206.6×16.5mm |
重さ | 1120g | 1560g | 995g |
画面 | 13.3インチ | 15.0インチ | 13.3インチ |
バッテリー | 54Wh | 54Wh | 39Wh |
GPU | Intel UHD Graphics | NVIDIA GeForce MX150(2GB) ※1TB版のみ | Intel UHD Graphics |
フロントカメラ | HD IR Camera | HD IR Camera | 5MP |
リアカメラ | なし | なし | なし |
スピーカー | AKG Stereo | AKG stereo | stereo |
認証 | 顔・指紋 | 顔・指紋 | 顔・指紋 |
入出力ポート | Thunderbolt3(x2)、USB-C(x1)、ヘッドホン、 microSD | Thunderbolt3(x2)、USB-C(x1)、ヘッドホン、 microSD | 電源コネクタ、HDMI、 USB-C、ヘッドホン、 microSD、USB-A |
価格 | $1341.66 | 1TB-$1799.00 512GB-$1533.32 | $1399.00 |
2019年モデルは2018年モデルと比べ、CPU,ストレージがそれぞれグレードアップしています。
13インチ版同士の比較で、ほぼ同じ価格でバッテリーやストレージが増えていることを考えると、2019年モデルを買いたいところ。
ただ、2019年版は潔くUSB Type-Aポートが載っていないことには注意してください。
充電ポート含め、2019年版のUSBはすべてUSB Type-Cポート(3つのうち2つはThunderbolt 3対応)です。
2019年モデルのNotebook 9 Penは15インチモデルもあります。
15インチモデルはメモリ16GBと安心できる仕様。
また、ストレージ1TBのモデルのみ、GPUにNVIDIA GeForce MX150を搭載しています。
メモリ16GB,ストレージ1TBが載って1799ドル(20万円弱)なのは、他のPCと比べても結構お手頃だと思います。
MX150を試したい、という気持ちもあり、今回購入してみることにしました。
Notebook 9 Proは13インチのみで、ちょっと割高か…
同じく2019年モデルのNotebook 9 ProもSペンに対応していますが、CPU:Core i7-8550U, メモリ:8GB, ストレージ:512GBで1699ドル。
Notebook 9 Penの13インチと比べても350ドル(4万円程度)の差があります。
見た目はスタイリッシュではありますが、ちょっと割高かと思います。
ポートは同じくすべてUSB Type-Cポートになっています。

GPUにMX150は、動画編集用としてふさわしいのか?
動画編集をするなら、スペックが高いに越したことはありません。
絶対にしくじりたくない方は、お金をたくさん積んで、いいGPUの載ったPCを買いましょう。
ただ、私は「PCを持ち運ぶ」必要があります。
外でも生配信など行うことが多く、外で動画作業を行う必要があります。
ゆえに、外に持ち運びやすい程度に軽量で、省電力仕様でなくてはいけません。
GTX1050を積むノートPCもありますが、重いだけでなくUSB PDに対応していない(または給電程度しか使えない)、など少し引っかかる部分もありました。
処理性能と省電力性・お金のパワーバランスで、私は省電力の方を取りました。
とはいえ、CPUなども高性能ではありますので、そこそこバッテリーは食うとは思いますが…
処理性能ではもちろん上位機種に劣るであろう、というGeForce MX150ですが、実際動画編集に使えるのか?というと…
上のサイトで、HUAWEI Matebook X Pro(Core i7-8550U, 16GB-512GB, GeForce MX150)と、Notebook 9 Pen 15インチ(1TB)とほぼ同等スペックで検証されております。
「4K30Pだとノンストレスで編集可能。4K60Pだと限界あるかも」という結果。
私は今のところ4K扱っていないので、問題ないのかな、という結論に至りました。
4K30Pでノンストレス、というのは非常に嬉しいですね。やってみないとわからないけど。
Notebook 9 Pen到着までのタイムライン
今回、アメリカのAmazonでNotebook 9 Penを購入しました。
日本のAmazonと同じように簡単にポチれますが、輸送に若干時間がかかります。
(本当にポチるだけで、輸入に手続きは一切必要ないです)
※Notebook 9 Penは普通に「直送可能」と表示されます。

今回使ったのはAmazonGlobal Standard Shippingという一番安い送料のもの。
輸送はDHLの担当でした。
日時 | 場所 | 備考 |
---|---|---|
2019/7/1 23:30ごろ(JST) | – | 購入 |
2019/7/3 12:28(MST GMT-7) | フェニックス(AZ, USA) | 荷物集荷 |
2019/7/3 20:26(MST) | フェニックス(AZ, USA) | 搬送処理中 |
2019/7/3 20:34(MST) | フェニックス(AZ, USA) | DHL施設から出発 |
2019/7/4 03:48(EDT GMT-4) | シンシナティ(OH, USA) | DHL施設に到着 |
2019/7/5 05:29(EDT) | シンシナティ(OH, USA) | DHL施設から出発 |
2019/7/6 05:51(HKT GMT+8) | 香港 | 通関手続き情報の更新 |
2019/7/6 20:36(HKT) | 香港 | DHL施設へ到着 |
2019/7/6 20:52(HKT) | 香港 | 通関許可 |
2019/7/7 02:23(HKT) | 香港 | DHL施設から出発 |
2019/7/7 08:28(JST) | 大阪 | 通関手続き情報の更新 |
2019/7/7 10:02 | 大阪 | DHL施設へ到着 |
2019/7/7 10:15 | 大阪 | 通関許可 |
2019/7/7 22:01 | 大阪 | DHL施設から出発 |
2019/7/8 12:50 | 広島 | 我が家に到着 |
関空経由なので謎の香港を通っていますが、関東の方はシンシナティから成田までDHLは直行便があるはずなので、もう少し早く届くと思います。
一番安いStandard Shippingでしたが、かなり早く着いた印象です。
Notebook 9 Pen, 開封の儀
それでは、Notebook 9 Penを開封していきたいと思います。
Notebook 9 Penの外箱と中身
15インチモデルということもあり、外箱は大きいですね。
2018年版は開封テープが貼ってある形でしたが、2019年版は全体がビニールで封されています。
別途、Galaxy Tab S4用のSペンも買ってみました。これについては別途レビューします。
外箱に貼ってあるシールに、仕様も記されています。
開けると、デーン。
今回のNotebook 9 Penはシックな青の筐体なのですが、かっこいい…
内容物一覧
中身は、Notebook 9 Pen本体のほかに、ACアダプタ(Thunderbolt3対応),USB Type-C⇔Type-A変換アダプタ、説明書(SDピン入り)となっています。
筐体が美しい…とにかくかっこいい
本体開けますよ!
びりりっ。どこかでやったことのあるような。
暗めなシックな青、露光によってかなり色が変わるのが難しいところですが、かなりかっこいいです。
明るめに撮れるとこんな感じ。青が光ると深みが増します。
VAIOからこれが出ていたら、勝色特別仕様として売れていたでしょう。
キーボードはUS配列で、15インチモデルなので一番右にHomeやページ切り替えキーがついています。
一番右下は指紋センサー。
フロントカメラもWindows Helloの顔認証として使えますので、生体認証で楽々ロック解除できます。
光と影を感じられるこの色味は、「クリエイター向け」とするNotebook 9 Penの筐体として最適だといえます。
各側面の端子
Notebook 9 Penの各側面の端子を確認しておきましょう。
左側面はThunderbolt3に対応したUSB Type-C端子が2つついています。
ACアダプターからの充電も、この端子に接続します。
また、3.5mmイヤホン端子もついています。
スピーカーはAKG Stereoに対応しており、スピーカーでの音楽もかなり音質いいです。
右側面側はUSB Type-C(3.1 Gen 1)と電源ボタンがついています。
手前側は、左側にあるスロットはmicroSDです。
右側はSペンが収納できます。
Sペンについては次の章(ファーストインプレッション)にて。
セットアップしたら日本語パックを入れよう
Notebook 9 Penはアメリカから輸入したPCなので、初期設定では英語とスペイン語しか選択できません。
とりあえず英語でセットアップして、初期設定完了後に日本語パックを入れましょう。
くわしくは「海外のWindows端末を買ったら,初めにするべき設定!」をご覧ください。

Notebook 9 Pen(2019) 15インチのファーストインプレッション
新生Notebook 9 Penをとりあえず1日使ってみて思ったことをまとめてみます。
15インチ台のPCとしては、かなり軽く値段も手頃
今回15インチのPCを購入したのはGPUのためではあったのですが、他の15インチPCと比べてもかなり軽いです。
PC | メーカー | 質量(g) | 構成(CPU, RAM/ROM,GPU,バッテリー) | 価格 |
---|---|---|---|---|
Notebook 9 Pen | Samsung | 1560g | Core i7-8565U, 16GB/1TB,MX150,54Wh | 200,000円程度 |
Macbook Pro | Apple | 1830g | Core i7-8750H, 16GB/256GB,Radeon Pro 444X,83.6Wh | 279,504円 |
ThinkPad X1 Extreme | Lenovo | 1840g | Core i7-8750H, 16GB/512GB,GTX1050,80Wh | 401,760円 (週末特価25万円程度) |
New XPS 15 | DELL | 1800g | Core i7-9750H, 16GB/512GB,GTX1050,56Wh | 260,980円 |
VAIO S15 | VAIO | 2250g | Core i7-8750H, 16GB/1TB,UHD630,58Wh? | 209,304円 |
LG gram | LG | 1100g | Core i7-8565U, 8GB/512GB,UHD620,72Wh | 191,800円 |
LG gramは圧倒的に軽いのですが、その次に君臨するのがNotebook 9 Penです。
ただし、LG gramはGPUがCPU内蔵のUHD Graphics 620なので、購入対象から除外しました。
軽さだけでなく、スペックと価格のバランスもちょうどいいように思います。
持ち運べる戦力PCとしては、かなり有能だと思います。
充電不要のSペンに対応、筆圧検知は4096段階!!PCでもライブメッセージに対応!
Notebook 9 PenのSペンは黄色で、Galaxy Note9と同じカラーリングになっています。
揃えたい欲求が出てきますね。
筆圧検知は4096段階と2018年モデルに比べ倍になっています。
非常になめらかに書くことが出来ます。
ペンを引き抜くとPCの右側にメニューが表示されます。
2019年版のNotebook 9 Penでは、ライブメッセージにも対応。
PCでも筆跡をgifアニメにして保存できます。
背景を写真にすることもできます。
できたライブメッセージは「ピクチャー」フォルダーに保存されます。
ペンはもちろんWindows inkとして、PowerPointなどOfficeの各ソフトなどにも対応。
「ペン入力中はタッチ入力を無視」などの設定もできるので、手をつきながら紙のような感覚でペン入力できます。
キーボードはUS配列。むしろUSキーボードがいい
Notebook 9 PenのキーボードはUS配列です。
USキーボードは慣れると非常に使いやすく、もう1年以上使っていますが非常に満足です。

一つだけ不満があるとすれば、Notebook 9 Pen 15インチモデルの「Delete」キーの位置です。
私はBackspaceキーとDeleteキーを併用することが多いのですが、キーが隣接していないので打ち間違いしやすいです。
とはいえ、15インチモデルですが10キーがつかないので、手を左寄りに構えないといけない、なんてことがなく、今までと同じ感覚で使うことが出来ます。
13.3インチ版はBackspaceの上にDeleteキーがあるので非常に打ちやすいのですが…
15インチ版は右にHomeボタンなどのキーが一列追加されており、「Prt Sc」と「Insert」キーが分裂してしまってDeleteキーがズレています。
Backspaceキーに隣接していると押しやすいのになぁ、と思ったりします…
15インチの大画面、ベゼルも狭く2画面利用にも最適
13.3インチでは、やっぱり2画面利用はちょっと狭くてきつい印象がありました。
15インチで、画面の解像度もいいので(4K非対応の1920×1080ではありますが),2画面が非常に見やすいです。
文字が小さすぎず、バランスがいいです。
サクサクで使いやすい、デザインもいいNotebook 9 Pen
1年使ってめっちゃ使いやすかったので、Notebook 9 Penをもう1台買い増ししましたが、今のところ非常に満足です。
スペックも高くて使い勝手いいのに、価格が抑えめで買いやすいのも特徴。
ぜひNotebook 9 Penを使ってみてほしいです!
動画編集が実用に堪えるのか?については、別途またレビューしたいと思います。

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