こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
NTTドコモでは、6万円以上の多くのスマートフォンを対象に「スマホおかえしプログラム」を利用できます。
2年経過後、スマホをドコモに返すことで残債の支払いが不要となります。
ただ、「スマホおかえしプログラム」は分割36回払いでのみ申し込み可能です。
似たプログラムで端末を買い取ってくれる「下取りプログラム」があります。こちらは一括払いでも利用可能。
分割に抵抗ある方や、一括支払いだとドコモオンラインショップでもポイントをもらえるなど、一括払いのほうが使いたい!という方も多いかもしれません。
分割支払いで「スマホおかえしプログラム」を使う場合と、一括支払いで「下取りプログラム」を使う場合、どちらのほうがお得なのでしょうか。
「スマホおかえしプログラム」と「下取りプログラム」の違い
「スマホおかえしプログラム」と「下取りプログラム」は、どちらも利用端末をNTTドコモに返却(譲渡)するプログラムではありますが、若干違いがあります。
下取りプログラム
下取りプログラムは、MNP・新規・機種変更時に、利用していたスマホを買い取ってもらえるプログラムです。
タイミングは、NTTドコモで新しい端末を購入するときに限られます。
下取りが受け付けられた場合、dポイントが進呈されます。
店頭での下取りの場合はその場で検品、進呈し、新しい端末の購入に利用可能です。
ドコモオンラインショップや一部のお店では郵送での受付になります。郵送の場合は検品終了翌日に一括でdポイントが進呈されます。
下取りプログラムの利用条件は、
・ネットワーク利用制限がかかっていないこと
・故障・改造していないこと
・自身が所有権を有していること
の他に、以下の条件があります。
NTTドコモが販売した端末の場合
NTTドコモが発売した端末の場合、機種変更・契約変更の場合に利用可能です。
条件は以下の通りです。
・下取り申込する自回線の機種購入履歴に登録されていること
・その購入において、不備・不正や機種購入代金の未払いがないこと
他社が発売したスマートフォンの場合
他社が発売したスマホの場合、MNP・新規契約での購入の場合に利用可能です。
条件は以下の通りです。
・下取り申込機種が正規店で購入された端末であること
・新規契約・MNPと同時にドコモの端末を購入し、下取りの申し込みを行うこと
スマホおかえしプログラム

スマホおかえしプログラムは、36回分割でスマホを購入し、スマホを返却した場合に返却翌月以降の支払いが不要になるプログラムです。
利用できる条件
スマホおかえしプログラムを利用できる条件は、
・対象スマートフォンを36回分割で購入
・購入時に「スマホおかえしプログラム」に加入
利用できるタイミング
利用できるタイミングは、スマホ購入から35か月目の月末まで。
次の機種の購入は必要なく、返却したいタイミングが来たら利用可能です。
なお、残債免除は返却タイミングが早くても、最大12か月分となっています。
利用シーンまとめ
2つのサービスの利用シーンをまとめると以下の通り。
プログラム | 下取りプログラム | スマホおかえしプログラム |
---|---|---|
タイミング | ドコモの新機種購入・契約時 (下取り端末の購入時期は不問) | 分割代金を払い終わるまで (新機種購入は不要) |
条件 | MNP・新規は他社スマホのみ 機種変更は自回線購入履歴端末 | 36回分割で購入 購入時にプログラム加入 |
対象機種 | 多くのスマホ・タブレット・ケータイ | 高価格帯のハイエンドスマホのみ |
「下取りプログラム」は購入時期は関係なく、次の機種を購入するタイミングのみ利用可能。
「スマホおかえしプログラム」は、分割支払いの残債を払い終わるまでですが、次回ドコモで機種を購入する必要はありません。
一括で購入して下取りを狙うか、分割で購入して「スマホおかえしプログラム」に頼るか…どちらがお得?
「スマホおかえしプログラム」の対象機種は、だいたい6万円以上のスマートフォンに限定されています。
対象機種である場合、一括と分割どちらで購入するのがお得でしょうか?
今回は、Xperia 1 II SO-51Aの端末代金で計算してみましょう。
端末購入価格は税込123,552円。
購入時の割引は、一括のほうが実質お得
購入時、5G WELCOME割で機種変更(契約変更)の場合5,500円引きとなります。
購入価格は118,052円(税込)となります。
分割購入の場合、割引後の118,052円を36回分割することになります。
つまり、5,500円分の割引も36回に分割されているのと同じ。
「スマホおかえしプログラム」を利用して24回目の支払いで返却すると、5,500円分フルに割り引かれたことにならず、3分の1は恩恵が受けられないことになります。
割引後に分割が行われる場合、一括で支払ったほうが割引額が実質多いことになります。
今回のケースだと、割引額5,500円分の3分の1にあたる1,833円分、一括購入のほうがお得です。
なお、MNP・新規契約のオンラインショップ契約時は22,000円分のポイントが付与されます。
割引購入にならないので、一括と分割での差はありません。
街のドコモショップや家電量販店での購入の場合は、MNP・新規契約も22,000円分の割引となるので、最大で7,333円分一括購入のほうがお得です。
分割払いのdポイント利用
端末代金を支払う際には、一括でも分割でもdポイントを利用することができます。
dポイント利用時には、分割の場合2つの方式を選べます。
総額方式は、dポイント利用分も36回分割して使用されます。
月々方式の場合は、お金で支払う前にdポイントから先に分割払い代金に充当される方式です。
スマホおかえしプログラムを総額方式で利用してしまうと、免除期間のdポイント利用額がもったいないことになります。
スマホおかえしプログラムを利用する際には月々方式を使うことをおすすめします。
購入時にdポイントが付与されるのは一括購入のみ
購入時にdポイントが付与されるのは、一括購入時のみです。
例えば機種変更の場合、118,052円の2%にあたる2,360円分のdポイントが付与されます。
分割購入の場合は、購入時にポイントが付与されません。
また、
(分割払いの残債一括清算もポイントはたまりません)
購入時還元額の差額をまとめると…
購入時の還元額の差額をまとめると、以下の通りです。
項目 | 一括支払い | 分割36回+スマホおかえしプログラム |
---|---|---|
契約変更時の割引 | 5,500円引 | 24回払後返却で実質3,667円引 |
MNP/新規契約の割引 | (オンラインショップ)22,000pt還元 (店頭購入)22,000円引 | (オンラインショップ)22,000pt還元 (店頭購入)24回払後返却で実質14,667円引 |
代金支払時付与ポイント ( | 2,360pt | なし |
差額 | 契約変更時:4,026円 MNP・新規:9,693円 | – |
下取りプログラムの下取り額と、スマホおかえしプログラムの残債免除額はどちらがお得?
下取りプログラムの下取り額と、スマホおかえしプログラムの残債免除額はどちらがお得なのでしょうか?
これは、端末や時期によって下取り額が変わるので何とも言えないところではあります。
定価は月々サポートや端末購入サポートの適用がなくなった2019年6月1日時点の価格。
下取り額は2020年6月1日時点での価格です。
スマホおかえしプログラムの残債免除額は、単純に定価の3分の1の金額を示しています。
スマホ | 発売時期 | 定価 | 下取り額 (2020/6/1現在) | スマホおかえしプログラム 残債免除額 |
---|---|---|---|---|
Xperia 1 SO-03L | 2019/6発売 (発売後1年) | 103,032円 | 40,000円 | 34,344円 |
Xperia XZ3 SO-01L | 2018/11発売 (発売後1年半) | 90,288円 | 25,600円 | 30,096円 |
Xperia XZ2 Premium SO-04K | 2018/7発売 (発売後2年) | 102,168円 | 22,000円 | 34,056円 |
発売開始タイミングで購入し、1年ごとに買い替えるような方であれば下取りプログラムを利用したほうがよさそう。
1年半ぐらいでも、購入ポイントなどを考慮すれば、同じぐらいといえるでしょう。
2年ごとに買い替えるなら、かなり額に差が出ていますので、スマホおかえしプログラムを利用したほうがお得かもしれません。
2年以上利用する場合は「スマホおかえしプログラム」の残債免除額も下がるので、結果的に下取りプログラムのほうがお得です。
なお、iPhoneの場合は買取額が結構高いので、2年ごとの購入の場合でも買取額のほうが高い場合もあります。
(一般的にドコモでの下取りプログラムより、買取ショップのほうが高い傾向にあります)
少しでも高く買い取ってほしい場合は、中古ショップの買い取り額を調べてみてもいいでしょう。
「スマホおかえしプログラム」を使うべきユーザーは?
「スマホおかえしプログラム」を使うべきユーザーは、スマホを発売日購入して1年半~2年程度使うAndroidスマホユーザー、ということになるでしょう。
分割36回払いを申し込んでいても、実際に24回の支払い後にスマホを返却するかどうかは自由です。
例えば、飽きちゃって1年でスマホを買い替える場合も、残債一括返済して下取りに出す、という手もあります。
どちらを取ったほうがいいか見通せない方は、とりあえず「分割36回」+「スマホおかえしプログラム」に入るだけ入っておいて、選択肢を増やしておくのもありなのかもしれません。

ドコモの機種代金は、au・ソフトバンクに比べて安い!!キャンペーン情報も網羅
ドコモは他社発売価格よりも1万円~3万円程度安い価格で設定されている機種が多いです。
スマートフォン全モデルの価格やキャンペーン情報は下のページでまとめています。
ahamo回線の方も、ドコモオンラインショップで機種変更できるようになりました。

また、ドコモオンラインショップは、新規契約・機種変更事務手数料は無料。頭金・送料もかかりません。

ahamoか、ギガホ・ギガライトか迷ったら…
ahamoか、ギガホ・ギガライトのどれにするか迷ったら、「ドコモ「5Gギガホ プレミア」「ギガライト」と「ahamo」の境界線…どれを選べばいい?3プランを徹底比較」の記事をご覧ください!
ケースごとに比較しています。サービスの違いも解説。

「SIMのみ契約」もできる!!
ドコモオンラインショップで、LTE(Xi)契約を対象に「SIM単体契約」ができるようになりました。
お手持ちのスマホのまま、SIMを差し替えるだけでドコモの高品質な通信が楽しめます!!
契約事務手数料などは一切無料。さらに、現在10,000円分のポイント還元実施中。
「ahamo」を申し込みたい!という方も、まず「ギガライト」のプランでSIMのみ契約をおすすめします!
「ギガライト」のプランで開通させた後、My docomoからプラン変更で、直接ahamoを契約するよりお得に切り替えられます!

「ドコモ光」で利用料金が1,100円安くなる!!
ドコモユーザーであれば、家の回線は「ドコモ光」がおすすめ!
毎月1回線につき税込1,100円割引!!
離れた家族でも家族割に加入していれば割引が受けられますよ!
実際に契約して、使い始めてみました!

ソフトバンク光など他社光回線から「ドコモ光」への切り替え(転用)が工事なし・ロスタイムなしで簡単に切り替えることができます!

ahamoではドコモ光は割引とはなりませんが、安くお得に使いたいあなたにも朗報!
品質はそのままにさらに安くて快適な「GMOとくとくBB光!

ドコモユーザーなら絶対にもっておきたいdカード!!
ドコモユーザーなら絶対に持っておきたいのが
dポイントの獲得ポイント次第で、さらに料金が割引になりますよ!
ドコモ利用料を家族で月9,000円以上※使っている人であれば、さらにおすすめなのが
ドコモ利用料に税抜1,000円につき10%のdポイントがボーナスで返ってくるので、めちゃくちゃオトクです。
※5Gギガホプレミア(最安4,650円)+ドコモ光(戸建5,200円)の契約で9,000円を上回ります。
コメント