こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
LINEのスマートディスプレイ「Clova Desk」を購入してみました。
セールをしていたのも動機の一つでしたが、義父が義祖父母宅にClova Deskを導入し、それを使ってLINEビデオ通話したのが結構いい感じだったから、というのが最大の動機でした。
自粛生活はもう少し続きますが、特に小さい子どもがいる家庭は祖父母とLINEビデオ通話することが多いでしょう。
そんなときに、このClova Deskがあると非常に便利でした。
Clova DeskはLINEのスマートディスプレイ
Clova DeskはLINEが発売しているスマートディスプレイです。
スマートスピーカーとしてはClova WAVEやClova Friendsをいち早く世に送り出し、このClova Deskが2019年3月19日に発売されています。
このあとLINE Clovaシリーズに新商品が出ていないので、Clova Deskが最新機器、ということになります。
Clova WAVE, Clova Friendsも持っているが…
我が家にもClova WAVEとClova Friendsはあるので、LINE Clovaシリーズとしては3製品目。
(※Clova Friendsは義父に貸し出し中…汗)
Clovaシリーズは以前使ってはいましたが、当時最重要視していた「radikoエリアフリー」への対応が最速だったAmazon Echoシリーズをメインで使うようになり、使わなくなってしまいました。
(現在はClovaシリーズでもradikoエリアフリーを利用できます)
当時ClovaシリーズのAIに音声誤反応・誤認識が多かったのもありますが…
Clova Desk導入の動機は「快適にLINEビデオ通話がしたい」
我が家にはもうすぐ1歳を迎える息子がいますが……。
自粛生活が続く中、ぜんぜん帰省ができません。
一番好奇心旺盛で人と触れ合うのも楽しい時期なので、本当は会わせてあげたいのですが、かなわず…
ということで、LINEでビデオ通話でふれ合わせています。
スマホでLINEビデオ通話をすると非常に熱を持つのとバッテリーを気にしなければなりません。
息子は動くので、私はスマホを持たない形でハンズフリーでのビデオ通話をするのが前提。
そのためにスマホスタンドをつけるのも面倒です。
そんな中、義父が義祖父母宅に見守りカメラ代わりにLINEでビデオ通話ができる仕組みをつけたい、と相談を受けました。
はじめは通話のみを導入する前提でClova Friendsを貸したのですが、やはりビデオ通話をしたい、ということでClova Deskを導入することに。
導入したClova Deskとやり取りをすると、結構映像もきれいで音も聞こえやすく、使いやすそうな感じでした。
当時、まだセールが続いていてギリギリ間に合いそうだったので、購入してみることにしてみました。
Clova Deskを導入したメリット・デメリット
Clova Deskを実際に導入してみて感じたメリット・デメリットを挙げてみます。
一番のメリットは何といっても「LINE音声・ビデオ通話ができること」
Clova Desk一番のメリットは、やっぱりLINE通話ができることでしょう。
Google NestシリーズやAmazon Echoシリーズのほうが全体的な使い勝手は上です。
ただ、日本人のほとんどはLINEを使っているので、新しくサービスを導入する必要なくスマートディスプレイからのビデオ通話を楽しめるのはいいですね。
特に親・祖父母の世代だと、他のサービスを使うにも会員登録が怖い・リスクあると思っている方が多いのと、たくさんサービス使うとよくわからなくなることも多いので…
ビデオ通話の発信は、LINE Clovaアプリから相手の名前を指定する
ビデオ通話はあらかじめLINE Clovaアプリからビデオ通話をつなぐ相手を設定します。
初期設定の際は、自分のLINEアカウントで設定します。
Clova専用アカウントを作ることもできますが、メッセージのやり取りだけで無料通話ができません。
無料通話の利用を「はい」とし、LINEとの情報共有も「許可する」を選択します。
Clova Deskでこちらから発信する「友だち」を設定します。
LINEアカウントの中に登録されている友だちのうち、Clova Deskで発信する友だちを指定します。
呼び名を指定しますが、コールする際にClovaが聞き取りやすい、短めなものを指定したほうがいいと思います。
また、声の認証を使用することで、発信者を限定することができます。
子どもが誤って通話しないようにできますね。
たしかに、私のみ声の登録した場合、妻の声では発信できませんでした。
グループ通話は音声・ビデオともできない(1対1のみ)
グループ通話は音声も、ビデオも共にできません。
1対1の通話のみできます。
LINEの仕様上、1対1の通話中にもう一人追加することができないので、やはり1対1でしか通話はできないようです。
オンライン飲み会をやることも最近は多いと思いますが、グループビデオ通話ができるようになればClova Deskで飲み会できるのかなり便利だなぁと思います。
LINEさん、ぜひアップデートお願いします!
Clova Deskはバッテリー搭載!家じゅう気軽に持ち運んでビデオ通話できる!
Clova Deskをはじめ、Clovaシリーズはどれもバッテリーを搭載しています。
Google Nestシリーズはバッテリーを搭載していませんし、Amazon EchoシリーズもFire HD 8のようなAlexaモードを搭載したタブレット以外はバッテリーを積んでいません。
ビデオ通話している最中に子どもが動きまわって画角から消えたりすると動く必要もありますが、そんな時にはバッテリーを積んでいるClova Deskはかなりいいなと思いました。
ただし、電池持ちはあまり良くないです。
バッテリー容量は3,000mAhで、持った感じ軽いのは魅力ですが、テレビ電話をしているとすぐ減ってしまいます。
だいたい30分のビデオ通話で40%ぐらいなくなりました。
バッテリー駆動のまま電話で切るのは1時間程度でしょう。
基本的にはACアダプタを接続しておき、いざというときにはバッテリー駆動でも使える、ぐらいに思っておいた方がいいかもしれません。
赤外線リモコンが予想以上に便利!!
LINE Clovaシリーズのもう一つの特徴は、赤外線リモコンがついていることです。
Clova WAVEとClova Deskには赤外線リモコンが内蔵されており、テレビや照明・エアコンをClovaデバイスからコントロールできます。
テレビのリモコンなどを想像すると向きが比較的シビアだったり、デバイスと機器の距離が近くないと行けなかったりするかな、と思ったりしますが……。
Clova Deskの赤外線リモコンは、結構離れていても普通に使えます。
結構離れていても使えますし、Clova Deskがそっぽを向いていてもリモコンとして動作できます。
さすがに360°ではないですが、270°ぐらいの動作範囲ありそう。ちょっとすごいですね。
エアコンは最近Wi-Fi対応モデルも増えてきて、スマートスピーカーと連動できる機器も増えています。
一方でアパートに住んでいる方は備え付けのものを使わないといけなかったり、安物のエアコンにはIoT機能が非搭載だったりします。
そんなときも、型番指定して使えたり、備え付けのリモコンから学習することもできるので、かなり便利に感じました。
テレビにはFire TV Cubeを挿しているのですが、テレビをつけるとFire TVのメインメニュー画面に切り替わります。
見たいチャンネルを指定することはできないので、Clova Deskのチャンネル変更は非常に便利。
ラジオはradikoプレミアム対応!!エリアフリーで全国のNHK・民放ラジオ局が聴ける!!
ラジオも聴けます。
radikoに対応しており、有料のradikoプレミアムにもエリアフリーなら対応しています。
ただし、Amazon EchoシリーズやGoogle Nestシリーズでは対応しているTuneInにClovaシリーズは今のところ非対応のため、コミュニティFM局は聴けません。
コミュニティFM局でラジオパーソナリティしているので、若干寂しいです…
音楽については、基本的にはLINE MUSIC限定となっています。
チケットを購入しないとフルで聴けないのですが、チケットがなくても20秒ぐらいのダイジェストをきけるのは意外といいかもしれません。
複数のClovaデバイスを持っていると、それぞれで応答してしまう
我が家のメインデバイスはAmazon Echoシリーズで、大体各部屋に置かれています。
リビングと仕事部屋はつながっているので、「Alexa」と言ったら2部屋のEchoが両方反応するのですが、実際に応答してくれるのは片方だけです(たいていは近い方)。
Clovaシリーズは、とりあえずちょっと離した距離にClova WAVEとClova Deskを置いてみると、掛け声が同じだと両方反応します。
一方に向かってしゃべり続けてても、もう一方も反応し続けます。
もう片方のClovaの声に巻き込まれて、本来しゃべりかけているClovaの反応が悪くなるのが何とも言えない感じです。
聞き取りの精度はだいぶ良くなった感じがしています。
Clova Deskはディスプレイ上に聴きとった文の字幕が出てくるので、誤反応しているかどうかがわかりやすいです。
以前に比べるとだいぶ良くなった気がします。
Clova Deskは、Amazon EchoやGoogle Nestとは役割が明確に違う
Amazon EchoとGoogle Nestは比較的役割が近い製品で、できることも(違うけど)似ている、AmazonとGoogleのどちらを主軸に使うかによって満足度が変わります。
一方、Clova DeskはLINEが使える・赤外線リモコンが使える、などの点において、2者とは明確に異なります。
LINEは日本人にとっては(通話・チャットの面にとって)現状ライフラインに近い存在になりました。
赤外線リモコンも、Wi-FiやBluetoothを積んでいないテレビ・エアコンや照明でもコントロールできるのは大きいと思います。
「スマートスピーカー」「スマートディスプレイ」としての完成度としては、Clova Deskはまだまだなところはあるのかもしれませんが、搭載されている機能は魅力的ですし、使っていて便利だと感じています。
グループビデオ通話だけはアップデートで搭載してほしいですね…
もう望みは薄いんでしょうけど…
リモートワークやステイホームで家にいる時間も長いですし、ぜひ一度使ってみてくださいね!
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