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TP-LinkのメッシュWi-Fi「Deco X60」をレビュー!!ルーター+中継器(OneMesh)との違い・速度は!?

家電・Accessory

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

「メッシュWi-Fi」って気になりませんか?
ルーターだけでなく複数のサテライトを家じゅうに配置し、家の中を「網の目」のようにWi-Fiを張りめぐらせることによって、家の隅々までどこでも同じネットワークで快適なネット環境を構築できます。

先日、8,000円台と格安なWi-Fi 6対応ルーター「Archer AX20」と同じくWi-Fi 6対応中継器「RE605X」をつかい、ルーターを使った「OneMesh」の環境を整えました。

ルーターを置き替えずに中継器を使用することでWi-Fiの電波を拡張出来たり、「有線化」によって比較的安定し通信が可能。
これも非常に満足できています。

一方で、TP-Linkでは「Deco X60」などDecoシリーズのように、本格的なメッシュWi-Fiシステムも手掛けています。

より安定した接続ができたり、同時接続台数も向上するなど、恩恵を受けられるのは確かなのですが、メッシュWi-Fiと中継器の違いは何なのでしょうか?
どっちを使ったほうが幸せになれるでしょうか?

今回は、TP-Link様より、2020年11月26日に発売になった「Deco X60」(2パック)を一足先にご提供いただきましたので、レビューをしながらメッシュWi-Fiの魅力を検証していきます。

商品提供:TP-Link JAPAN

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Deco X60などDecoシリーズのメッシュWi-Fiと、中継器を利用したOneMeshの大きな違いは?

TP-LinkのメッシュWi-Fiは、
・メッシュWi-Fi構築に特化した「Decoシリーズ」と、
・対応ルーターと中継器を組み合わせることで利用できる「OneMesh」
の2種類があります。

この2つのメッシュWi-Fiは組み合わせて使うことができません。

DecoシリーズのメッシュWi-Fiと、中継器を利用するOneMeshにはどのような違いがあるのでしょうか?

両方とも、「1つのネットワークで家中どこでも使える」

DecoシリーズのメッシュWi-Fiも、中継器を利用するOneMeshも「1つのSSIDを設定すれば家中どこでも使える」という共通点はあります。

普通のルーターと中継器の場合、別々のSSIDを設定していて、Wi-Fiが弱い・つながらない場所に移動したら別のネットワークに切り替える必要があります。

DecoシリーズのメッシュWi-Fiや、TP-Linkの対応ルーター+中継器の組み合わせの「OneMesh」であれば、同じ一つのネットワークとして家じゅう「切り替えることなく」利用することができます。

一戸建ての家や広めのマンションなど、1つのWi-Fiルーターでは全部屋をカバーしにくい間取りの家がおすすめです。
(さすがにワンルームなどでは恩恵を受けにくいでしょう)

DecoシリーズはメッシュWi-Fiに最適化!! OneMeshはルーターを拡張して設計

OneMeshとDecoシリーズは大枠でいえば同じ「メッシュWi-Fi」ですが、仕組みや特徴が若干異なります。

OneMesh : ルーターと中継器を組み合わせ、細かくカスタマイズしたい人向け

OneMeshは、通常のルーターをベースにメッシュ構築しています。

Archer AX20など通常のルーターをベースに、中継器とメッシュを構築するため、細かな・高度なルーターの設定をカスタマイズしたい方に向いています。
また、中継器が1~2個で十分であれば、OneMeshがおすすめです。

Decoシリーズ : 手軽に自動で、メッシュWi-Fiを使いたい人向け

一方、Decoシリーズは、専用のメッシュWi-Fiユニットとして設計されています。

メッシュWi-Fiに最適化して設計されており、サテライト(中継器)を複数台利用した場合、バンドステアリングやローミングも最適化されています。

バンドステアリング: 機器・コンテンツ利用に応じて2.4GHz⇔5GHzに振り分けること

ローミング: 接続機器が別のアクセスポイント(AP)に移動すること
サテライトが複数台の場合、AP同士の接続経路も自動的に最適化してくれます。

高精度に高速なWi-Fiを手軽」に「自動」で使いたい!という方にはおすすめです。

※なお、システムが異なるためDecoシリーズとOneMeshを組み合わせてメッシュWi-Fiを構築することはできません。

同時接続台数が150台!? どれだけつないでも安定して接続

Deco X60は、Deco X20より進化して、Wi-Fi 6の6ストリーム対応。
デュアルバンドで合計3,000Mbps(5GHz帯 2,402Mbps・2.4GHz帯 574Mbps)となっています。

TP-LinkのDeco X60は、150台以上の端末を接続してもOK。

150台も機器を持ち合わせていないので、実験しようにもできないですが、一般家庭で利用する分には台数を気にしなくてもいいレベルですね。
メッシュWi-Fiの場合は、メインルーター・サテライトルーターがそれぞれ同じパワーを持っているので、負荷を分散させて多数の機器の接続を実現しています。

OneMesh対応のArcher AX20では、同時接続は36台。
これでも価格のわりには非常に頑張ってくれていますが、スマートホーム時代に多数の機器と安定して接続したいなら、Decoシリーズを利用したほうが安心はできるかもしれません。

Deco X60は、Archer AX20 + 中継器RE605Xとどれぐらい速度・安定性に差がある?

では、メッシュWi-Fiシステム「Deco X60」を実際に使ってみましょう。

私が今まで使っていたArcher AX20 +中継器RE605Xの組み合わせのOneMeshと比べて、Deco X60がどれぐらいの速度差・安定性に差が出てくるか、比較してみたいと思います。

Deco X60のセットアップは非常に簡単

Deco X60のセットアップは非常に簡単です。

Deco X60 パッケージ
Deco X60の中身

パッケージと中身はこんな感じ。
今回TP-Link様にご提供いただいたのはDeco X60 (2-pack)ですので、ユニットは2つ入っています。

Deco X60とAmazon Echo(2nd)を並べると…
LAN/WANポート2つと電源のみ。背面にリセットボタン

ユニットは非常にシンプルで、円筒形です。
Amazon Echo(第2世代)とフォルムが似ていたため並べてみましたが、Deco X60のほうが太く短い感じです。

インターフェースはLAN/WANポートが2ポートと、AC差込口、ボタンはリセットボタンのみ。
シンプルな分、インテリアには溶け込みやすいですね。

Deco X60のセットアップの流れは以下のとおり。
予想以上に簡単にできて驚いています。

Deco X60 セットアップの流れ
  • STEP1
    Decoアプリをインストール

    Android版はこちら iPhone版はこちら
    Decoシリーズはルーター用の「Tether」アプリとは別アプリになるので注意

  • STEP2
    かんたんに配線する!!

    アプリの指示に従って、モデムの電源を切り、モデムとDeco X60をLANケーブルで接続し、両者の電源をコンセントに挿します。

    LAN/WANポートはLAN/WANの区別なく自動認識のため、どちらに挿しても大丈夫です。

  • STEP3
    接続情報を入力

    アクセスポイントのSSID・パスワードを自分で適当に決めて、入力します。
    また、モデムに直接挿している場合は、インターネットの接続タイプを入力します。
    接続タイプはPPPoEが検出されていれば、プロバイダーからもらっているユーザー名・パスワードを入力します。

    MACアドレスの設定は、推奨設定で問題ないでしょう。
    その後、接続完了したらLEDの色も変わります。緑色に変われば接続完了できています。

  • STEP4
    2個目のDecoを設置する

    2個目のDeco X60を設置します。
    2個目のDecoは、設置したい場所で電源ケーブルを挿すだけ。

    2分ぐらいしたら、緑色のLEDが点灯し、接続が完了しています。
    余りにも簡単にできたので、驚いています…

Deco X60のセットアップが完了したら、あとは接続機器でWi-Fiに接続するだけです。
簡単ですね!

セットアップの流れが気になる方は、動画でも解説しています。
気になる方はご覧ください(下の動画を再生で、初期設定のところから再生します)
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