こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
アナタは、最初に買ったスマートフォンは何でしょうか?
現在、携帯電話のメインと言えば、すっかり「スマートフォン」になってしまいました。
とはいえ、平成の30年間、モバイルデバイスは目まぐるしい変化を起こしてきました。
平成に入ってしばらく主流だったのは、ポケベル。
その後、PHSや携帯電話が「ケータイ」という愛称で一気に押し上げます。
この携帯電話とPDA(携帯情報端末)を統合する形で開発されたのが、スマートフォンです。
今回は、そのスマートフォンの流れで「歴史を変えた」スマートフォンを特集します。
コーナーのアーカイブもYouTubeチャンネルにてアップしています
殿堂入り;創生期のBlackBerry, 流れを大きく変えたiPhone
ベスト3形式でご紹介しますが、その前にランクインさせるには大きすぎる2つのブランドのスマートフォンの話をしなければなりません。
スマートフォンの元祖はBlackBerry!?
スマートフォンを話す上で欠かせないのは、BlackBerryの存在です。
BlackBerryはカナダのResearch In Motion社(RIM,現在はBlackBerry社)により開発されたスマートフォンのブランドです。
BlackBerryブランドとしてはじめて世に出たのは、1999年。日本ではNTTドコモがiモードのサービスを始めています。
(Wikipediaより画像を引用)
このRIM 850 Wireless Handheldはキーボード付き双方向ポケベル、という感じですが、2002年に発売されたメール・Webサイト閲覧が出来る「BlackBerry 5810」がリリースされます。
(Phone Arenaより画像を引用)
この端末が、現在の「スマートフォン」の機能としての原点の端末なのではないでしょうか。
日本では、BlackBerryシリーズは2006年よりNTTドコモで発売されています。
最も人気を博したのは、BlackBerry Boldでしょう。
(Amazonより画像を引用)
BlackBerryは2000年代(2G・3G時代)は主に法人用として、高いセキュリティに人気を博しました。
しかし、iPhone,Android端末の登場によって一気にユーザー数が落ち込みます。
2013年にAndroidアプリのインストールにも対応したBlackBerry OS 10に対応したBlackBerry Passport/BlackBerry Classicがリリースしますが一歩及ばず…

2016年には他社開発製品をODMで発売する形式になり、OSはAndroidを採用しています。
2019年2月現在の最新端末は、BlackBerry Key2。

スマートフォンの流れを大きく変えた、iPhone
スマートフォンはBlackBerryだけでなくWindows mobileやPalm,Symbianなどを採用したものが多くリリースされています。
しかし、iPhoneの登場を機に流れは大きく変わりました。
iPhone登場まではフルキー搭載が当たり前だったスマートフォンでした。
iPhoneはとてもシンプルで、ホームボタンのみ。
iPhoneやAndroidの大多数の機種でソフトウェアキーボードが採用され、この形態が当たり前になります。
(ichitaso.comより引用)
初代はこんなにまんまると分厚かったiPhoneですが…
2019年2月現在の最新機種iPhone XS,XRシリーズはホームボタンもなくなり、スマートに見えます。
iPhone(初代)は2007年1月、日本での最初の発売はiPhone 3G(2008年6月、ソフトバンク)
iPhone 4S(2011年10月)からauでも発売、iPhone 5s(2013年9月)からドコモでも発売。
iPhone登場から数年間はiPhoneが最先端スマホ、といえそうですね。
現在はAndroidの機能の後追い搭載が目立ちますが、今でも「ノッチ」の搭載など世界のスマホのトレンドのバロメータになっています。

3位;Galaxy Noteシリーズ
iPhoneとともにスマートフォンの世界を作り上げたのが、Android。
HTCが世界で初めてAndroid端末を出して以降、さまざまなメーカーが開発しています。
特に、サムスンのGalaxyシリーズは世界でもトップシェアを誇っていますね。
その中でも、Galaxy Noteシリーズのコンセプトは本当に素晴らしいと思います。
Galaxy Noteは、スマホ以前からあった「PDA」の血を引く、「ペン入力」が出来るスマートフォンです。
いつでも持ち歩く端末に「ペンでメモ」の要素を合わせた、革命的な端末。
Galaxy Note(初代)は2011年9月より世界発売、2012年4月から日本で発売しています。
私も、「ペンガジェッター」として、発売日に飛びつきました。
その後、日本ではGalaxy Note,2,3,Edge,8,9が発売中。

wacom Feel ITというWacomのペンタブ技術を利用していて、書き心地がすごくいいです。
書き心地いいのに、ペンを充電しなくていい、というのが大きなメリット。
初代からEdgeぐらいまでは端末が結構もっさりしていたのですが、Galaxy Note8・Galaxy Note9はサクサクで見違える端末に仕上がっています。
Noteファンはかなり多いのも頷けます。
2位;IS01(au, SHARP)
NTTドコモがはじめて発売したAndroidスマートフォンはHT-03A(HTC Magic)。
ソフトバンクはHTC Desireです。
ドコモとソフトバンクが正統派スマホを出した一方、auは面白い機種を発表しました。
auがはじめて出したAndroidスマートフォン(スマートブック)はIS01です。
(2010年6月発売)
パソコン・電子辞書のような見た目。
安売りで飛びついた、なんて方も多いと思います。
Android 1.6搭載、公式でOSアップデートができない発表がありましたが、有志がAndroid 2.3などへのアップデートの開発ツールを作成するなど、かなりファンの多い端末です。
Xperia SO-01Bも同様で、昔のAndroidスマートフォンの「そのまま使うには不便なんだけど、ユーザーがゴリゴリカスタマイズする」という楽しみがすさまじいですね。
本当に楽しかったです。
ごりごりカスタマイズしてrootとって、
・フォント変更
・テザリング
・OSアップデート(カスタムROMの導入)
・起動時のアニメーションの変更
・いらないプリインストールアプリの削除
など…いろいろ出来ましたよね…
もう今はroot取らなくてもほとんどのことが出来るようになったので、そこまで手を出さなくてもよくなったのは、いいことですが、なんだかつまらなくなった感じもします…
1位;Advanced/W-ZERO3[es](WILLCOM,SHARP)
PHS端末で、Windows Mobile 6搭載モデルです。
iPhone発売以前に最もインパクトのあったスマートフォンですね。
当時はWindows MobileをOSとするスマホが多かったですが、日本ではその代表格がW-ZERO3シリーズです。
ウィルコムは、いち早くPC向けの大容量通信に力を入れていたのもあり、SHARPと協力してスマートフォン「W-ZERO3」が誕生。
ガラケー全盛期のドコモ・au・ソフトバンクとは異なる姿勢は、時代の最先端だったと言えます。
(ドコモ・au・ソフトバンクからもWindows Mobile端末自体は発売していました)
Advanced/W-ZERO3es発売前にも、W-ZERO3は2機種発売されていますが、アドエスが一番端末のバランスが良かったと思います。
フルキーボードとガラケー譲りの10キーを搭載。
端末のレスポンスは悪い(ただ、当時の端末の中ではかなりいい方)けれど、
・自由にカスタマイズできること、
(mixiや2ちゃんねるなど快適に閲覧できるアプリを重宝)
・Word, Excelなども使える
・ガラケー版でないPC版のインターネットを見ることが出来る
など、かなりゴリゴリカスタマイズすればかなり使えます。
PC好きな人ならかなり楽しい端末。
自分自身もアドエスが「アカデミックパック」を発売したのがスマホデビューのきっかけだったのですが、この端末がきっかけでガジェットにのめり込んだ、と言っても過言ではないですね。
ガジェット好きな方の中では、「名機」ともいわれているとかいないとか。
スマホはどこに向かうのか
スマホの黎明期はWindows Mobileが広く使われていました。
ただ、カスタマイズが高い、ということは、ハードルが高いということ。
マニア向けの端末になってしまっていました。
そこにiPhoneやAndroidが登場。
初期では脱獄やrootなどのカスタマイズが話題になりましたが、それをカバーする高機能が搭載され、みんなが簡単に使える端末として親しめるようになりました。
(キャリアが力をかけて安売りに徹した、という見方もありますが…)
いまや、スマホは完全に成熟期。
画面を曲げて折り畳めるスマホが2019年に登場する、と言われていますが…
スマホはどういう展開になるのでしょうか。
個人的には、Google Glassのようなプロダクトがもっと世間を賑わせてもいいんじゃないかと思いますが…
楽しみですね。
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