こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
NTTドコモはギガホ・ギガライトを2019年6月1日より導入しました。
ギガホ・ギガライトは2~4割の値引きとなり、ドコモ全体の減収規模は4000億円になる、と言われています。
ギガホ・ギガライトは、果たして本当に安いのでしょうか?
私MATTUは、現在の分離料金プランである「docomo with」の方が、安くなると考えています。
今回は、新料金のギガホ・ギガライトがどこまでオトクか、現料金プランのdocomo withと比較しながら考えていきたいと思います。
いま

docomo withとギガホ・ギガライトを比較できます。



分離プランがおサイフに与える影響は?
まずは、分離プランがどのようなものか、振り返ります。
分離プラン、とは?
分離プランとは、通信料金と端末代金が完全に分かれたプランです。
端末を購入したら2年間割引が発生する「月々サポート」がなくなる代わりに通信料金が安く、端末代金が高くなります。
分離プランが導入されると、月々の料金は安くなるの?
分離プランが導入されると、トータルで月々の料金は安くなるのでしょうか。
上の図のように、端末購入後の2年間は月々の料金が高くなると思われます。
逆に、2年後以降の通信料金は、従来の料金プランと比べて大きく値下がりします。
一つの端末を長く使う方にとってみると、トータルではお買い得になります。
ただし、通信料金と端末料金の合計で考えると、最初の2年間はかなり負担が大きく、その後の料金と差が出てきます。
このギャップを解消するために、


月々サポート適用時と比較
まずは、iPhone XS(64GB)を例に、新旧の料金プランを端末込みで比較してみましょう。
すべて税抜き、通話定額なしで比較します。
一人向け
たとえば、一人向け30GBの場合。
月々サポート適用額(2,275円)よりも値下げ額(2,300円)のほうが上回っているため、すべての期間で安くなります。
ただし、新プランでは20GB定額プランがありません。
20GBで十分な方にとっては、最初の2年間は値上げ、2年以降も300円の値下げにとどまります。
ライトユーザー1人向けの3GBの場合。
料金の値下げ額は1300円。
3年以上使い続けると安くなります。
家族向けシェアパック
続いて、シェアパックでの比較です。
単純に比較できるものではないですが、仮に均等割りした場合の価格を比較します。
まずはライトユーザーの場合。3GBで比較します。
シェアパックは、15GBを4人で分け合う場合で比較しました。
この場合、2年半以上使うと新料金プランのほうが安くなります。
次に、7GB使う場合。
30GBを4人とも使うのは現実的に考えにくいので、7GBで揃えています。
シェアパックは30GBを4人で分けています。
実は、通信料金自体にあまり差がありません。
新料金プランに移行すると、あまりトクではないかも。
docomo withとギガホ・ギガライトでの比較
続いては、docomo withとギガホ・ギガライトの比較です。
分離プラン同士なのでわかりやすいと思います。
一人向け
まずは一人向け30GBの場合。
新料金プランのほうが800円オトクです。
ただし、新料金プランに20GBのプランがないので、20GB以下しか使わない方にとっては1200円損になります。
1人で3GB使うライトユーザーの場合。
docomo withのほうが200円安いです。
1GB以下の場合は…
1人で使うライトユーザーはdocomo withのほうがいいですね。
家族向けシェアパック
家族向けのシェアパックで比較してみると…
まず、7GBの場合。
先程と同様に、シェアパックの方は30GBを4人で分け合う計算。
この場合、1,440円分docomo withのほうがお得です。
そこそこ使う場合はシェアパックのほうがやはりお得。
ライトユーザーの場合はどうでしょうか。
3GBの場合。
ほとんど変わりません。
微妙にギガライトのほうがお得、という感じ。
だったら、シェアパックなライトユーザーは新料金プランでいいかも?と思うかもしれませんが…
1GB以下の場合は…
このように、docomo withのほうが200円安くなります。
単純に比較できない、といったのは、シェアパックだとデータ量を合算できるので、契約データ量を節約できます。
例えば、4人が使うデータ量が2GB,2GB,4GB,2GBだった場合、
・3人はギガライト(1~3GB)
・1人はギガライト(3~5GB)
というように、合計14GBを契約しなければなりません。
一方、シェアパックであれば、2+2+4+2+10GBなので、10GBのプランでいいわけです。
このように、契約するデータ量が節約できるので、料金も必然的に安くなります。
この例だと、ギガライトのほうが月々3,300円高くなります。
どちらが得か、というのはケースバイケースですので、一度シミュレーションしてみると良いと思います。


docomo withのいいところは、分離プランと従来プランのいいとこ取り
分離プランが必ずしも安いと感じない一番の原因は、
すべての料金プランで一定額割り引く体系ではなく、値引き額がデータ容量に応じて変動している
ためです。
NTTドコモの月々サポートも端末ごとに決まっていますが、月々サポートの金額より多少値引き額が少なくなっても一定額をそのまま割り引いてくれたほうが、ユーザーとしては値引きを実感できます。
docomo withは、いちおう分離プラン
docomo withは、対象端末を購入すると月1,500円割引を受け続けられます。
月々サポートのように2年間限定ではなく、次回機種変更するまでずっと割引を受け続けられるわけです。
また、SIMを他の端末に差し替えても、docomo withの割引は続きます。
というわけで、一度対象端末を買っておけばずっと割引が続きますので、分離プランといえます。
docomo withは、従来プランの上に立っている
docomo withは、従来プランで適用することが出来ます。
プランによって割引額が上下するわけではなく、一律月1,500円の割引です。
単純明快で、非常にオトクです。
新料金プランとdocomo withの比較については、下の記事をご覧ください。

新しいスマホは、SIMフリー版のほうが安いことが多い
docomo with回線で契約したSIMは、他の端末に差し替えても問題ありません。
SIMフリー版を買ったほうが安い場合も多いです。
例えば、iPhone XSの発売直後の価格は以下の通り。
モデル | NTTドコモ | au | ソフトバンク | SIMフリー |
---|---|---|---|---|
64GB | 128,952円 (実質69,984円) | 128,640円 | 136,800円 | 121,824円 |
256GB | 147,096円 (実質88,128円) | 146,880円 | 155,040円 | 140,184円 |
512GB | 171,720円 (実質112,752円) | 171,840円 | 180,000円 | 165,024円 |
購入ページ | ドコモオンライン ショップ | オンラインショップ |
NTTドコモの端末代金よりも、SIMフリー版の方が7,000円程度安いですね。
つまり、SIMフリー版を購入し、docomo with回線のSIMを挿し替えて利用する、というのが最もお得なように感じます。

docomo withの割引を適用しながら、ドコモの新機種を購入することも可能
旧料金プランから変更せずに定価で機種変更することで、docomo withの割引を適用継続できます。

つまり、ドコモ専売機種でも、問題なく機種変更が出来ますね。
Xperia 1やGalaxy S10+など、他社よりも価格が1万円~3万円安い機種も多いので、お得に購入できます。
なぜ、docomo with回線を早く買ったほうがいいのか?
個人的には、docomo with回線を早く買っておいたほうがいいと思っています。
最大の理由は、NTTドコモはプランの切り替えがかなり早いためです。
結局は新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表し、docomo withは5/31に新規受付終了します。
docomo withとギガホ・ギガライトを比較できます。


[2019/4/15追記]docomo withは5/31に新規受付終了します。
新料金プランがdocomo withはと比べてお得かどうかについては、「NTTドコモ、新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」発表!docomo withとどちらがお得?」をご覧ください。
まとめ;docomo withを適用させると、料金はかなりおトク
NTTドコモは、2019年6月から「ギガホ」「ギガライト」が提供開始になりました。
ただ、上の考察から、docomo withの方が多くの人にとってオトクだと考えられます。
・他社の分離プランと違い、docomo with対応機種を買えばどのプランでも一律月1,500円割り引いてくれる
・一度加入すればずっと割引が続く
・新機種がほしければ、SIMフリー版を購入するほうが端末は安い
docomo withは対象機種が限定されているからこそ、安く運用できる、というのも事実です。
いま

docomo withとギガホ・ギガライトを比較できます。


種類 | docomo with機種 | 発売時期 | 端末 一括価格 | 2年利用時の 実質価格 | 購入ページ |
---|---|---|---|---|---|
iPhone | iPhone 7 32GB | 2019/2/27 | 42,768円 | 実質3,888円 | 購入ページ |
Android | Galaxy Feel2 SC-02L | 2018/11/9 | 42,120円 | 実質3,240円 | 購入ページ |
AQUOS sense2 SH-01L | 2018/12/14 | 31,752円 | 実質-7,128円 | 購入ページ | |
arrows Be F-04K | 2018/5/25 | 33,696円 | 実質-5,184円 | 購入ページ | |
LG style L-03K | 2018/6/26 | 40,176円 | 実質1,296円 | 購入ページ | |
AQUOS sense SH-01K | 2017/11/10 | 30,456円 | 実質-8,424円 | 購入ページ | |
MONO MO-01K | 2017/11/30 | 25,272円 | 実質-13,608円 | 購入ページ | |
らくらく スマート フォン | らくらくスマートフォンme F-01L | 2019/2/15 | 43,416円 | 実質4,536円 | 購入ページ |
らくらくスマートフォンme F-03K | 2018/2/28 | 38,880円 | 実質0円 | 購入ページ |




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