こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ドコモ、au・UQ WiMAX、ソフトバンクはそれぞれWi-Fiルーターを発売していますが、回線によって仕様が違います。
また、ドコモのWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION」はHW-01LとSH-05L、USBデータ端末はUX302NC-Rが発売されています。
どんな違いがあるんでしょうか?
また、この中でも仕様上最高速度出せるWi-Fi STATION HW-01Lは、実際どれぐらい速度が出るのでしょうか?
NTTドコモのWi-FiルーターWi-Fi STATION HW-01Lを購入したので、実際に使用して速度を比較し、スマホのテザリングとは違うWi-Fiルーターを使うメリットを上げてみます。
NTTドコモのデータ通信端末は、au・WiMAXやソフトバンクと何が違う?
ドコモ、au・UQ WiMAXとソフトバンクでWi-Fiルーターを利用する場合、いろいろな仕様が異なります。
まとめてみました。()内は各社がホームページで公表している実効速度です(2019年11月現在)
キャリア | 下り速度 (ダウンロード) | 上り最大速度 (アップロード) | データ制限 (3日間) | データ制限 (1か月間) |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 1,288Mbps※ (実効145~283Mbps) | 131.3Mbps (実効22~43Mbps) | なし | 契約による (7GB,30GBなど) |
1,237Mbps (実効90~160Mbps) | 112.5Mbps (実効12~21Mbps) | あり (データ量は 非公開) | 契約による (7GB,20GBなど) | |
1,237Mbps | 112.5Mbps | 10GB | なし | |
ソフトバンク | 988Mbps (実効94~179Mbps) | 37.5Mbps (実効11~23Mbps) | なし | 50GB |
※東名阪エリア。東名阪エリア以外は1,038Mbps。
2019年度冬より1,576Mbps(東名阪エリア), 1,326Mbps(東名阪エリア以外)。
下り(ダウンロード)の速度が重要視される傾向にありますが、例えばYouTube Liveの生配信をワイヤレスで行いたい、という場合には上りのアップロード速度も重要です。
また、回線の安定性も重要な要素になってきます。
NTTドコモや
いずれも、最高速度を出すには対応機種が限られますが、安定してある程度の速度を出すことが大事です。
NTTドコモの速度が出やすいのと、
普段ドコモの回線を使っていて満足していることから、出先でのデータ回線もNTTドコモの回線で行おうと考えました。
※速度遅くても、つながらない時間が多少あってもいいのであれば、
例えば生配信の場合、回線が不安定だと配信が中断してしまいます。
安定して配信する、というのは、結構大変なことなんですよね……。
NTTドコモのWi-Fiルーター・データ通信端末を比較!!一番速いルーターはHW-01L
続いて、ドコモのWi-Fiルーターを比較してみましょう。
ドコモのWi-Fiルーター・データ通信端末の規格を比較してみると、以下の通りです。
機種 | Wi-Fi STATION HW-01L | Wi-Fi STATION SH-05L | UX302NC-R (USBドングル) | PIX-MT100 (USBドングル) |
---|---|---|---|---|
下り最大速度 | 1,288Mbps | 988Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
上り最大速度 | 131.3Mbps | 75Mbps | 50Mbps | 50Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11 ac/n/g/b/a | IEEE 802.11 ac/n/g/b/a | × | IEEE 802.11 b/g/n |
同時接続 | 17台(Wi-Fi 16台+USB 1台) | 11台(Wi-Fi 10台+USB 1台) | USB1台 | 9台(Wi-Fi 8台+USB 1台) |
バッテリー | 3,000mAh | 4,000mAh | × | × |
大きさ | 66x130x13.8mm | 72x108x15mm | 88x30x12.2mm | 92.9×34.1x14mm |
重さ | 150g | 150g | 35.5g | 34g |
クレードル | 〇 | 〇 | × | × |
連続通信時間 | PREMIUM 4G 6時間 LTE 11時間 3G 7時間 | PREMIUM 4G 5時間 LTE 15時間 3G 17時間 | – | – |
連続待受時間 | LTE 980時間 | LTE 1,200時間 | – | – |
かんたん接続 | WPS, QR, Wi-Fi設定お引越し機能 | WPS, QR | – | – |
購入ページ | ドコモオンラインショップ | ドコモオンラインショップ | ドコモオンラインショップ | Amazon |
3年ほどPIX-MT100を使っているんですが、普通にPCを使うのであれば結構便利です。
Wi-Fiも搭載されているので、スマホやタブレットなど、他の機器にもデータをシェアできます。

ただ、最大速度がそこまで速くないです。
ある程度の速度が必要な場合は、NTTドコモから発売されているWi-Fi STATIONシリーズを使ったほうがいいかと思います。
最新モデルはWi-Fi STATION SH-05Lなのですが、実はWi-Fi STATION SH-05Lより少し前に発売したWi-Fi STATION HW-01Lのほうが最大速度は上り・下りとも速いのです。
そのほかにも、同時接続台数などSH-05Lより優れている点があります。
個人的には上り速度はそこそこほしかったのと、あまりHUAWEIを気にしないので、Wi-Fi STATION HW-01Lを選ぶことにしました。
ちなみに、スマホのテザリングではなくWi-Fi STATION HW-01Lを使おうと思ったのは、私は海外版のスマホばかり持っているので最高速を狙うにはドコモ版のWi-Fiルーターを使ったほうがいいのかなと思ったためです。
Wi-Fi STATION HW-01Lを一週間使ってみた…スマホのテザリングでは味わえない魅力!!
ドコモのWi-Fiルーターは、HW-01C, HW-02Gと使ってきました。
若干ブランクありますが、Wi-Fi STATION HW-01Lが3代目のWi-Fiルーターとなりました。
Wi-Fi STATION HW-01L本体を見てみよう
小さい箱にはWi-Fi STATION HW-01Lルーター本体とUSBケーブル(USB-A⇔USB-C)、クレードルが付属されています。
Wi-Fi STATION HW-01Lの色はIndigo Blue。青と紫の間、という色味はシックでおしゃれな感じがします。
Wi-Fi STATION HW-01L本体の下面中央に、充電・USBテザリング用のUSB Type-C端子があります。
SIMはnano SIMを挿すことができます。
電源ON/OFFやスリープ解除は上面右上のボタンを使います。
Wi-Fi 5GHz帯も対応!ドコモLTE(Xi)の高速回線を使いこなせる!!
Wi-Fi STATION HW-01LのWi-Fiルーター機能は5GHz帯も対応しています。
日本では5GHz帯の利用は屋内のみに限定されています。
同じSSID・パスワードで2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えることができます。
また、帯域幅も、2.4GHz帯は20MHzと20/40MHzで、5GHz帯は20MHzと20/40/80MHzを切り替えることができます。
5GHz帯に切り替える際には、DFSチェック(気象・軍用レーダーの使用帯域チェック)を切替後60秒間行っています。
早急にWi-Fiを利用したい場合は、2.4GHz帯に切り替えたほうがいいでしょう。
有線LANでも接続できる!!
また、Wi-Fi STATION HW-01Lはクレードルに接続することで、有線LANでの通信も可能です。
有線LANでの接続方式も選べます。
PPPoE接続やDHCP接続、LANテザリングなども利用できます。初期設定は「自動」になっています。
APNはspモードが初期設定されている!!
最近はspモードをSIMフリー端末でも使えるなど、ドコモスマートフォン以外にも利用シーンが広がっています。
ドコモのルーターなどデータ通信端末でも、以前はmopera.netが推奨されていましたが、Wi-Fi STATION HW-01Lはspモードがデフォルトでセットされています。
デフォルトでspモードを利用できますので、スマホのSIMを挿しかえても、何も設定せずに利用できます。
非常に便利。
「ネットワークスリープ」で、使わないときは自動的にスリープに
「省電力設定」の中に「ネットワークスリープ」の設定があります。
接続端末がない場合は、自動的にスリープになります。
わざわざルーターをOFF設定する必要はないので、節電になり便利です。
ただ、手持ちのスマホをルーターに接続していると、ルーターと一緒に持ち歩いてもWi-Fi STATION HW-01Lに接続しっぱなしとなるので、自動でOFFにならず電池の消費が激しいままです。
Wi-FiルーターHW-01Lの速度計測と、ルーターを使うメリットは?
速度計測してみた!!
実際にWi-Fi STATION HW-01Lで速度を計測してみました。
Wi-Fi STATION HW-01Lと、Galaxy Note10+(海外版)のLTEで、それぞれ測定しています。
※Wi-Fi STATION HW-01LはGalaxy Note10+にWi-Fi 5GHz帯(ac)で接続して計測しています。
※Galaxy Note10+は海外版なので、ドコモ版と通信仕様が異なります。
速度はいずれも5回程度計測したものの平均です。
項目 | Wi-Fi STATION HW-01L | Galaxy Note10+(海外版) |
---|---|---|
11/17 11時 川崎市 (下り1288Mbpsエリア) | 下り 135.0Mbps 上り 33.7Mbps | 下り 76.9Mbps 上り 19.7Mbps |
11/15 12時 横浜市 (下り938Mbpsエリア) | 下り 112.7Mbps 上り 14.6Mbps | 下り 78.0Mbps 上り 12.6Mbps |
11/15 18時 横浜市 (下り938Mbpsエリア) | 下り 146.0Mbps 上り 4.3Mbps | 下り 66.7Mbps 上り 3.8Mbps |
そのほかにも数回試していますが、下りはWi-Fi STATION HW-01Lの方がかなり速度増えている傾向にありました。
下りが高速になると快適に、仕事もはかどりますので、出先で使うといいですね。
また、瞬間で200Mbpsを超えるときもあり、かなり速い印象があります。
(Wi-Fiテザリングの場合は5GHz帯を使うことが前提ですが…)
一方で、上りの速度も多少は上がっていますが、瞬間でも最速40Mbps程度ですね。
場所と時刻でかなり左右されるようですね。
まあ、出ているほうでしょう。
出先でルーターを使うメリット
今回YouTube Liveの配信を安定的に行いたい、という目的があってWi-FiルーターのWi-Fi STATION HW-01Lを利用してみました。
建物の中でも通信はできますが、やはり窓際を狙ったほうが速度は出ますよね。
そんな時に、Wi-Fiルーターだけ窓際に置き、LANやUSBなどを使ってPCにテザリングする、という手法をとれます。
通信端末と利用端末を分け、使いたい場所以外の通信良好な場所にルーターを置くことで、速度アップを狙えるのです。
(Wi-Fiなど利用すれば速度の損失はあるでしょうが、5GHz帯など利用すればそこまで損失なく利用できます)
私も、1週間出張でずっと過ごしているのですが、実際に意外なところで役立ったと実感しています。
Wi-Fiがあっても速度が出ないときなど、いざというときにも結構役立ちます。
月額の維持費は?
ドコモ回線でルーターを利用する際の維持費は、以下の通り。
項目 | 現行プラン | (参考)docomo with シェアパック子回線 |
---|---|---|
料金 | データプラス 1,000円 | シンプルプラン 980円 spモード 300円 データシェアオプション 500円 指定外デバイス使用料 220円 |
割引 | – | docomo with ▲1,500円 |
合計 | 1,000円 | 500円 |
という感じで、現行プランでは「ギガホ・ギガライト」回線を持っていれば、子回線として「データプラス」を契約できます。
1,000円で利用できます。
私はdocomo with回線を持っているので、ルーターに挿せば500円で利用可能です。
指定外デバイス使用料がかかるのは癪ですが、220円ぐらいだったら別にかまわないかな、という感じです。
docomo withを適用したままドコモオンラインショップでデータ通信端末を購入できないので、白ロムを購入しましょう。
LTE対応Wi-Fiルーターの完成形!!使いやすいルーターを1台は持っておこう
もうすぐ5Gが登場するので、もしかすると5G登場とともにルーターもデビューするかもしれません。
ただ、まだまだ数年は4Gも使い続けられるでしょう。
NTTドコモは2019年冬に、さらにPREMIUM 4Gが1576Mbpsまで速度アップします。
5Gの導入直前でも4G LTEのパワーアップをする姿勢はうれしいものです。
LTE対応のWi-Fiルーターとしては、おそらくこのWi-Fi STATION HW-01LとWi-Fi STATION SH-05Lが完成形となるでしょう。
個人的にはWi-Fi STATION HW-01Lを購入して満足です。
ちょっと速度が気になる方、出先で仕事をたくさんされる方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
ドコモの機種代金は、au・ソフトバンクに比べて安い!!キャンペーン情報も網羅
ドコモは他社発売価格よりも1万円~3万円程度安い価格で設定されている機種が多いです。
スマートフォン全モデルの価格やキャンペーン情報は下のページでまとめています。
ahamo回線の方も、ドコモオンラインショップで機種変更できるようになりました。

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ahamoか、ギガホ・ギガライトか迷ったら…
ahamoか、ギガホ・ギガライトのどれにするか迷ったら、「ドコモ「5Gギガホ プレミア」「ギガライト」と「ahamo」の境界線…どれを選べばいい?3プランを徹底比較」の記事をご覧ください!
ケースごとに比較しています。サービスの違いも解説。

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