こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
2022年は特に、2万円台というかなり「おてごろ価格」のスマートフォンが白熱しています。
arrows We ・ Galaxy A22 5G に加え、2022年1月より AQUOS wish がついに発売されました。
AQUOSの安価な価格帯は今まで「AQUOS sense」シリーズが担ってきましたが、さらに安い価格帯の「 AQUOS wish 」が登場しました。
ただ安いだけでなく、性能もよくサクサク動作、カメラも2万円台のスマホの中ではかなりきれいに撮れます。
以前のAQUOS senseシリーズをお持ちの方で、買い替えたい…という方は、 AQUOS wish で満足できると思います!
今回は、実際に AQUOS wish を購入し使って感じた、スペック表に現れないメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
購入価格 | AQUOS wish SHG06 (au) | AQUOS wish SHG06 (UQ mobile) | AQUOS wish A104SH (Y!mobile) | AQUOS wish (楽天モバイル) |
---|---|---|---|---|
MNP | 4,180円 (22,000円の割引) | 4,180円 (22,000円割引※) | 10,080円 (21,600円割引) | 29,800円 +20,000pt還元 実質9,800円 |
新規契約 | 15,180円 (11,000円の割引) 22歳以下はさらに 10,000円分還元 | 15,180円 (11,000円割引※) | 10,080円 (21,600円割引) | 29,800円 +20,000pt還元 実質9,800円 |
機種変更 (5G→5G) 契約変更 (3G,4G→5G) | 26,180円 +5,500円の還元 | 26,180円 | 24,480円 (7,200円割引) | 29,800円 |
AQUOS wishの詳細や購入は公式サイトから
AQUOS wishは、ちょうどいいサイズ感と、透き通る「シンプルさ」が魅力かも
SHARPの2万円台スマホ「 AQUOS wish 」をご紹介していきます。
肌触りのよい背面
AQUOS wish は、au・UQ mobile・Y!mobileから発売されており、いずれも同じ「チャコール」「オリーブグリーン」「アイボリー」の3色がラインナップされています。

私はその中の「オリーブグリーン」を選んでみました。

すべすべした質感で、握り心地がいいですね。
再生プラスチック材を利用していて環境にも優しく、スマホの筐体ではあまり見たことはありませんが温かみのあるデザインに仕上がっています。
スマホ自体は5.7インチと、個人的にはゴールデンサイズと思えるぐらいの、小さいスマホの中ではちょうどいいサイズです。
2万円台スマホは arrows We ・ Galaxy A22 5G でもほぼ同じ5.7~5.8インチの大きさでそろっています。

実は、 AQUOS sense5G までのAQUOS senseシリーズはほとんど同じ大きさだったのですが、 AQUOS wish がその大きさを引き継ぐ形で同程度の大きさとなっています。
( AQUOS sense6 は、ちょっとだけ大きめになっています)
iPhone 12 miniやiPhone 13 miniなどの5.4インチまで小さくなると、キーボードの文字の打ちにくさがあるので、やはりこの5.7インチ程度が最も使いやすいと思います。
AQUOS wishの詳細や購入は公式サイトから
側面デザインはAQUOS sense6同様、中央がへこみ握りやすい。指紋センサーがちょっと微妙…

AQUOS wish の側面デザインは、 AQUOS sense6 と同様、側面の中央部が少しへこんだようなデザインになっています。
これ自体は、親指を側面に置く場合など握る際には非常に便利だと思います。
ただ、写真の通り、ボタンは側面中央ではなく、背面にすべて寄っています。
ボタン自体はそこまで違和感ないですが、指紋センサーの指紋認証はちょっと違和感が出てしまいます。

また、指紋センサーの位置が下に寄っており、電源ボタンと別になっています。
電源ボタンを押さなくても、画面ロックの状態から指紋センサーだけ触れることでロック解除することは可能です(画面OFFは電源ボタンを押す必要があります)
個人的には、電源ボタンの位置に指紋センサーがあってほしかったですね……。
スマホを使うときに、いつもちょっとスマホをずらして指紋認証をしないといけないのは、マスクをずらして顔認証をするほどにはストレスではないものの、若干違和感があります。
AQUOS sense5G のように、画面下に指紋センサーがあったほうが、親指の動きとしてはまだよかったかもしれません……。
( AQUOS sense6 は画面内指紋認証に対応しています)
会計の際に、瞬時にコード決済アプリを立ち上げられる「Payトリガー」
AQUOS wish には、「Payトリガー」という機能が搭載されています。
ホーム画面表示中に指紋センサーを長押しすると、設定したアプリを起動します。
「Payトリガーフォルダー」という、複数のアプリを右下にショートカット表示することも可能です。
ポイントアプリを提示し、そのあとにPayPayなどQRコード決済を利用する、というのを、いちいち画面を切り替えなくても手軽に利用可能です。
この機能、便利ではありますが、一つ欠点を上げるならばやはり「指紋センサー」でしょう。
指紋センサーが側面の低い位置にあるだけでなく、画面ロック解除の指紋認証に比べPayトリガーの認識は悪い印象にあります。

加えて、Payトリガーの起動は指紋認証関係なく、指の別の部分も触れていれば起動してしまいます。
スマホを握って操作し、ほかのアプリに移りたいと一度ホーム画面に戻ったら、Payトリガーが起動されてしまう…という事象も何度か起きています。
誤起動することもあり、手が乾燥していると起動してほしい時に起動してくれない…ちょっともどかしい機能、という印象です。
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AQUOSならではの便利な機能とダイレクト給電
AQUOS wish では電源キーでも、長押しでアプリのショートカット起動できるので、1アプリだけで十分な方はそちらを試すといいでしょう。
「電源キー2回押しでカメラの起動」は初期状態でOFFになっているので、ONにするのをお勧めします。
また、画面がついている場合はダイレクト給電し、画面が消えている場合のみバッテリーに充電する、という機能があります。
電池への負荷を減らし、長持ちする機能なので、ONにすることをおすすめします!
シンプルだけど使いやすい印象
AQUOS wish は、機能満載!というよりは、必要な機能は搭載されつつも「シンプル」な印象です。
今までのAQUOS senseシリーズを使っていた方には違和感のない「AQUOSらしさ」はありつつも、シンプルに使いやすいと思います。
また、初めての方には便利な「かんたんホーム」もちゃんと搭載されていますので、まだスマホを使ったことがない人にも安心です。
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AQUOS wishの動作・スペックまとめ!
AQUOS wish のスペックや動作をまとめていきたいと思います。
AQUOS wishと2万円台スマホのスペック
簡単に、AQUOS wishとarrows We・Galaxy A22 5G・ Xperia Ace II の4機種の2万円台スマホのスペックを比較します。
項目 | AQUOS wish | arrows We | Galaxy A22 5G | Xperia Ace II |
---|---|---|---|---|
発売キャリア | au SHG06 UQ SHG06 Y!mobile A104SH ソフトバンク(法人向け) | NTTドコモ F-51B au FCG01 UQ FCG01 ソフトバンク A101FC | NTTドコモ SC-56B | NTTドコモ SO-41B |
サイズ | 147x71x8.9mm | 147x71x9.4mm | 150x71x8.9mm | 140x69x8.9mm |
画面 | 5.7インチ HD+/TFT | 5.7インチ HD+/TFT | 5.8インチ HD+/TFT | 5.5インチ HD+/TFT |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 480 5G | MediaTek MT6833V (Dimensity 700) | MediaTek Helio P35 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 64GB |
アウトカメラ | 広角:1,300万画素 | 広角:1,310万画素 マクロ:190万画素 | 広角:1,300万画素 | 広角:1,300万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 |
電池 | 3,730mAh | 4,000mAh | 4,000mAh | 4,500mAh |
ベンチマーク比較
AQUOS wishのベンチマークは、以下の通りです。
GeekBenchは、CPUを中心に測るベンチマークアプリです。
CPU性能は、2万円台のスマホにしてはいいほうだと思います。
2万円台のスマホで比較
他の機種とも比較してみると、以下の通り。
AQUOS wish | arrows We | Galaxy A22 | Xperia Ace II | |
---|---|---|---|---|
Antutu総合スコア | 285891 | 216167 | 290785 | 112731 |
CPU | 97452 | 98202 | 100207 | 32969 |
GPU | 66646 | 0 ※測定されず | 57613 | 17834 |
MEM | 61234 | 52906 | 67067 | 26611 |
UX | 60559 | 65059 | 65898 | 35317 |
Geekbench シングル | 497 | 500 | 534 | 169 |
Geekbench マルチ | 1484 | 1532 | 1676 | 929 |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 480 5G | MediaTek MT6833V (Dimensity 700) | MediaTek Helio P35 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 64GB |
AQUOS wishは、 arrows We や Galaxy A22 と同程度のスコアです。
arrows Weなどと比べると、若干スクロールなど突っかかるところがあるような印象を受けます(UXのスコアなどで若干考慮されているのかもしれません)
arrows WeのGPUは0となっていますが、これはベンチマークアプリ側が測定しなかったため。
ポケモンGOなどゲームアプリも快適にプレイはできますので、体感では AQUOS wish と同程度は使えそうな印象です。
実際にポケモンGoのプレイ、Twitterやブラウザのスクロールを動画内で行っています
(下の動画を再生で、ポケモンGOのプレイ画面からご覧いただけます)
AQUOS senseシリーズで比較
AQUOS senseシリーズでも比較してみます。
AQUOS wish | AQUOS sense5G (2021/2発売) | AQUOS sense6 (2021/11発売) | |
---|---|---|---|
Antutu総合スコア | 285891 | 297501 | 313447 |
CPU | 97452 | 109307 | 109531 |
GPU | 66646 | 58220 | 58158 |
MEM | 61234 | 54920 | 62931 |
UX | 60559 | 75054 | 82827 |
Geekbench シングル | 497 | 577 | 578 |
Geekbench マルチ | 1484 | 1578 | 1555 |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 690 5G |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB |
価格 | au・UQ 定価26,180円 Y!mobile 定価31,680円 | ドコモ 17,600円 SIMフリー 33,000円 | SIMフリー 40,000円 au 定価40,470円 楽天 定価39,800円 |
2万円と価格の安い AQUOS wish ですが、ベンチマークスコアだけ見てみると AQUOS sense5G ・ AQUOS sense6 など、1~2万円ほど高い上位機種とそこまで変わらないことがわかります。
CPUやメモリ・ストレージだけでなく、カメラや画面・バッテリーなど、他にも異なる要素はあるので一概に動作だけが価格に現れているわけではありません。
ただ、個人的には AQUOS wish の若干カクつく動作が起きることがあるのが気になります。
( arrows We や Galaxy A22 、 AQUOS sense5G などでは起きていませんでした)
カメラより動作を優先したい!という場合には arrows We や AQUOS sense5G を使ったほうがいいのかもしれません。
AQUOS wishの詳細や購入は公式サイトから
AQUOS wish、カメラが結構強い!
AQUOS wish のカメラは、使ってみると結構便利な印象を受けました。
AQUOS wishの強みは、軽量化された「Camera Go」アプリ
AQUOSシリーズのカメラはシャッターの反応が若干悪いので有名なのですが、 AQUOS wish は非常に軽快です。
Googleの軽量カメラアプリ「Camera Go」を搭載しています。
軽量でシンプルと言えど、ポートレートや翻訳の機能も備えています。
撮影可能枚数を左上に表示しているのも、スマホのカメラとしては珍しく参考になりますね!
歯車の設定ボタンから、夜間モードやHDR・フラッシュ・タイマーなど、いろいろな設定を切り替えられますが、この選択がイラスト付きなのがわかりやすいです。
そして、何よりシャッターボタンを押してから保存までがめちゃくちゃ速い!
これは非常に実用的です。
▼シャッターの時間比較は、動画でもご紹介しています
写真の作例
AQUOS wish の写真作例をご紹介します。
屋外

見たままを撮る、というAQUOSシリーズに近い写真が撮影できているんじゃないかと思います。
HDRのオン・オフでも変わるのが、以下の写真。
HDRオンにすると、全体的に明るく撮れますね!
HDRオンの場合は若干シャッター時間長くなりますので、そこだけご注意ください。
草木・花
椿の木を撮ってみるとこんな感じ。
HDRオンにすると、ちょっと生き生きと感じられると思います。

寄ってみると、ここまでは寄れます。
同じ2万円台のスマホとしては、Galaxy A22 5Gのほうがメリハリのある写真が撮れる印象はありますが、 AQUOS wish もかなりいいクオリティだと思います。
半屋内、アーケード
アーケードはすこし日が入りやすくもちょっと暗い、という独特な雰囲気が漂います。
白飛びはしやすい印象ではありますが、比較的きれいに撮れている印象です。
お食事

尾道ラーメンを撮ってみました。

店内はめっちゃ暗いというわけではないのですが、2万円にしてはそこそこきれいに撮れていると思います。
さっと構えて時間をかけずに撮影しましたが、フォーカスなど問題ない印象。
細かく見ると、ちょっとザラっと粗いところもありますが、仕方ないでしょう……。
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2万円スマホとしては、なかなかパワフルなAQUOS wish
AQUOS wish は、2万円スマホとしてはなかなかにパワフルに感じました。
動作はたまに引っかかるときはあるものの、ほぼ快適でSNSやLINE、メール、電話など、日常用途で使うにはかなりいいです。
ポケモンGOなどゲームでもある程度使えますし、2万円スマホを侮れません。
使ってみて一番の欠点が、指紋センサーだとも感じました。
位置だけでなくPayトリガーなど、せっかくの機能を誤動作で使いにくくしてしまうというのはちょっともったいない気もします。
機能で選ぶなら arrows We、ちょっとカメラを重視したいなら AQUOS wish かなぁと思います。
(カメラにこだわりたいなら、もう少し上の価格帯を考えるべきかもしれませんが)
ぜひ、一度使ってみてくださいね!!
購入価格 | AQUOS wish SHG06 (au) | AQUOS wish SHG06 (UQ mobile) | AQUOS wish A104SH (Y!mobile) | AQUOS wish (楽天モバイル) |
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MNP | 4,180円 (22,000円の割引) | 4,180円 (22,000円割引※) | 10,080円 (21,600円割引) | 29,800円 +20,000pt還元 実質9,800円 |
新規契約 | 15,180円 (11,000円の割引) 22歳以下はさらに 10,000円分還元 | 15,180円 (11,000円割引※) | 10,080円 (21,600円割引) | 29,800円 +20,000pt還元 実質9,800円 |
機種変更 (5G→5G) 契約変更 (4G→5G) | 26,180円 +5,500円の還元 | 26,180円 | 24,480円 (7,200円割引) | 29,800円 |
契約変更 (3G→5G) | 0円 (26,180円の割引) ※3Gとりかえ割プラス適用 | 26,180円 | 24,480円 (7,200円割引) | ー |
AQUOS wishの詳細や購入は公式サイトから
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