こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ソニーの新しい動画用カメラVLOGCAM ZV-E10が発表されました。
VLOGCAMといえば、YouTuberやライブ配信ユーザー向けのコンパクトな動画用カメラとして、2020年6月にVLOGCAM ZV-1を発売しています。
ZV-1はコンパクトデジタルカメラのフォルムで、レンズ一体型でした。
ZV-E10はEマウントレンズに対応しており、好きなレンズと組み合わせて使えるのは魅力的ですね。
Sony VLOGCAM ZV-E10の情報まとめ。ZV-1との違いは?
ZV-E10はどんなカメラ?
ZV-E10は、動画撮影に特化した「VLOGCAM」シリーズの第2弾。
位置づけとしては、デジタル一眼カメラα(アルファ)シリーズの中の「VLOGCAM ZV-E10」として発売されます。
発売日は9月17日、先行予約は7/30(金)10時より実施されます。
今回は、ブラックモデルとホワイトモデルが同時発売されます。
ウインドジャマーがインパクトありますね。
上面と背面の構成は下の通り。
ちゃんとバリアングル液晶ですが、印象としてはやはりZV-1に近い感じもします。
ZV-1との違いは、電源スイッチがスライドになった点、モードにS&Qになった点、右端のダイアルの3点。それ以外はほぼZV-1と同じ。
上部のマイクが大きく、ほんとにちゃんと音を拾ってくれます。
このような、結構コンパクトなVLOGCAMが発売してくれると、運用もかなり楽になりそうですね。
センサーはAPS-Cが搭載されます。
Eマウントレンズで、フルサイズ用のレンズを装着することもできますし、APS-C用のレンズをフルサイズセンサー搭載カメラ(α7CやFX3など)に装着して使用できます。
また、今回のZV-E10はちゃんとUSB Type-Cが搭載されます。
PCへのダイレクトストリーミングということは、ZV-1と同様にWebカメラ代わりになるあれでしょうか?
ZV-E10の背面・メニューレイアウトは上の通りで、ZV-1などと同様のつくりとなっているようです。
ZV-1とZV-E10の仕様の違いを比較
ZV-1とZV-E10の違いを表にまとめると、以下の通りです。
Sony ZV-E10 | Sony ZV-1 | |
---|---|---|
センサータイプ | APS-C 24MP | 1インチ Exmor RS CMOS 21MP |
レンズ | Eマウント キットレンズ 16-60mm 24-75mm(35mm換算) f/3.5-5.6 | 一体型 9.4-25.7mm 24-70mm(35mm換算) F/1.8-2.8 |
動画性能 | XAVC-S 4K 25p 100Mbps FHD 100p | XAVC-S 4K 25p 100Mbps FHD 100p |
顔優先AE | 〇 | 〇 |
商品レビュー用設定 | 〇 | 〇 |
背景ボケ切替ボタン | 〇 | 〇 |
顔優先AE | 〇 | 〇 |
美肌効果 | 〇 | 〇 |
手振れ補正 | 手振れ補正(アクティブ・標準) | 手振れ補正(アクティブ・標準) |
画面 | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 3.0インチ |
バッテリー | 1020mAh(NP-FW50) | 1240mAh(NP-BX1) |
USBストリーミング | USB Type-C PC接続で利用可能 | microUSB PC接続で利用可能(720p) |
機能面では、ほとんどZV-1と同じと考えてよさそうな感じがします。
「商品レビュー用設定」と「美肌効果」は、特に欠かせない

画像左:商品レビュー用設定[切]、画像右:商品レビュー用設定[入]
レビューを多くする方にとってみれば、「商品レビュー用設定」は欠かせません。
ZV-1を使っていて感じましたけど、ボタン一つで、顔をぼかしながら手前の商品にピントを合わせられるのはかなり便利。

美肌効果もかなり使えるモードです。ZV-1でもかなり重宝しました。
私は男ですが、顔出しをしてレビュー動画を撮影する際に、細かい顔のシミなどもきれいに消して配信できます。
生放送を行ったりすると、なおさら「美肌効果」は大事な機能だなぁと感じています。
もちろん、ZV-1でも、手振れ補正機能アクティブモードもかなり強力で、手持ちでの配信はかなり最高です。
音声の魅力は内蔵マイクだけではない!デジタルオーディオインターフェースにも対応し、ECM-W2BT/ECM-B1Mとの併用もはかどる!!
ZV-1で感じていたマイクの性能が引き継がれています。
ウインドスクリーンとの併用で外での撮影もかなり高音質で録画できます。
また、このインターフェースシュー、デジタルオーディオインターフェースに対応しています。
私も愛用しているECM-W2BTでもデジタル入力できるのは大きすぎます。個人的には一番の進化だと思います。

ZV-1を使っていて感じた、VLOGCAMの魅力

ZV-1は、2020年6月に発売されたYouTuberのVLOG向けカメラ。
コンパクトなボディでレンズ一体型のため、手軽に持ち歩いて撮影できるため、愛好者もおおいです。
私MATTUも、発売日に購入して以来1年間ずっと使い続けています。
特に、YouTube Live生放送で自分の顔を向けるカメラとしてずっと使い続けています。
美肌効果は、ほかのカメラより肌がきれいに見えるので、生放送など編集できないときは男でも重宝します。
ZV-1の満足な点・不満な点
ZV-1を1年間使ってきた満足な点は、
・コンパクトなボディで持ち運びしやすい
・美肌効果は、編集できない生放送でも重宝
・内蔵マイクで撮影しても、特に外で収録しても結構いい音で収録できる
・商品レビュー設定など、レビュー時にうれしい機能がたくさん
ZV-1の不満点といえば、
・超広角での撮影ができないこと
・端子がUSB Type-Cでなく扱いにくいこと
・電池容量が少なく、外出先ですぐ電池がなくなること
・ワイヤレスマイクECM-W2BTでデジタル接続できないこと
の4点。どちらかというと、私は屋外よりは部屋の中で生配信する際に使うことが多いです。
正直に言えば、生配信で使う用途であれば、神のカメラだと思います。
お気づきの方いらっしゃると思いますが、今回のZV-E10では、ZV-1で感じていた不満点がすべて解消しています。
レンズが交換できるのは、結構いいかも
今回のZV-E10は、Eマウントのレンズ交換式となっています。
特にコンパクトボディのカメラを持ち歩いて撮影する場合は、基本的には自撮りでとることが多いでしょうから、自分の好きな超広角レンズを付けて撮影できます。
デメリットとしては、構成によって若干大きく、重くなってしまう可能性はあるかと思います。
ただ、第2弾のVLOGCAMとして登場してくれたのは、非常にうれしいですね。
VLOG向けカメラ、ZV-E10 vs LUMIX GH5II、両方買います
Sonyがまもなく発売するZV-E10ですが、パナソニックは6/25にLUMIX GH5IIを発売しました。
LUMIX GH5IIはマイクロフォーサーズではありますが、動画機能をさらに強化しており、ライブ配信者としては無線ライブ配信機能も結構気になるところです。
[追記]GH5IIのライブ配信機能使ってみているのですが、ライブ配信時のみ粗くなってしまい、少し困っています……。個人的にはXperia PROと一緒に使うほうがきれいに配信できるので、その方向で常用しそう。
GH5IIのライブ配信機能については、下の記事で解説しています。
価格帯としては、LUMIX GH5IIが20万円程度。
ZV-E10は10万円程度といううわさなので、どちらかというと価格帯はα7cのほうが近いのかもと思います。
ZV-E10の対抗、という意味で考えると、LUMIX G100のほうが近い気もしますね。
ただ、APS-Cやマイクロフォーサーズのレンズはセンサーサイズは小さいですが、レンズの大きさ・重さも格段に小さくなるので、外で撮る用途ではかなり便利になりそうな予感がしています。
価格帯はZV-E10ボディのみが78,000円(税込)、ZV-E10Lパワーズームレンズキットが89,000円(税込)の予定。
ZV-1よりも若干安く、拡張性もいいのでかなり便利そう。


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