こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Xperia 1 IIIやXperia 5 IIは、先日のAndroid OS 11アップデートで、USB Video Classに対応したカメラやHDMIキャプチャーアダプターをUSB入力して、画面上の「外部モニター機能」を使って表示させることができます。
また、VLOGCAM ZV-1は2/9のアップデートより、USBストリーミングに正式対応。
USB Video Class(UVC)やUSB Audio Class(UAC)に対応し、特別なソフトの必要なくPC・スマホへUSB接続だけでWebカメラとして利用できるようになりました。
映像入力できる、と言われると、やりたくなってしまうのが「YouTube Liveなどのライブ配信でも使えるか」ということ。
スマホのカメラやマイクを使って配信すると、どうしてもちょっと画質が劣化してしまいます。
できれば外付けのカメラで配信できるようになれば、非常に嬉しいもの。
今回は、早速試してみました。
Xperia 1 IIやXperia 5 IIに、外部カメラからの映像を取り込む方法
Xperia 1 IIIやXperia 1 II・Xperia 5 IIに、外部カメラの映像を取り込むには、設定の「機器接続」から「外部モニター」の設定をONにする必要があります。

機器接続>接続の設定>外部モニター、をONにすることによって、「外部モニター」アプリがアプリトレイに追加されます。

この「外部モニター」をタップすると、外部モニターとしてカメラから取り込んだ映像をリアルタイムで確認できます。

接続はUSBで、USB Video Classに対応したカメラやWebカメラなどを接続すると利用できます。
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VLOGCAM ZV-1とXperia 1 IIを接続して「ライブ配信」できるかテスト
VLOGCAM ZV-1とXperia 1 IIを接続して、YouTubeアプリからYouTube Live配信ができるかテストしてみました。
ほぼ何の問題もなくできました。
USBストリーミングはZV-1の設定で「動画4」>「USBストリーミング」を選択すると、できるようになります。

USBストリーミングの状態が「出力中」「スタンバイ」「未接続」と変化するので、カメラ側の状況がわかりやすいです。
USBストリーミングを使わなくなった場合は、「MODE」ボタンを押すとUSBストリーミング状態を解除できます。
一応、USBストリーミングとHDMI出力を両立できます。バッテリー的には負担かかりそうですが…
音声もちゃんとZV-1の音を拾ってくれるので、高画質・高音質配信がXperia 1 IIとZV-1だけで実現できるのです。
これは嬉しい。
Xperia 1 IIIでも試したぞ!
Xperia 1 IIIでも試してみましたが、UVC入力は問題なく可能でした!
下の動画内で検証しています(再生ボタンで、該当箇所から再生します)
Roland VR-1HDやATEM miniの、配信機材で「モニター」「ライブ配信」できるかテストしてみる
「Webカメラ」など、挿すだけで映像が取り込まれるようなものであれば、映像入力ができる、というわけです。
ということで、私がいつもYouTube Liveなどで配信しているAVストリーミングミキサーのVR-1HDやATEM miniを使って、テストしてみました。
「外部モニター」アプリで確認
まずは、「外部モニター」アプリで使えるかテストしてみました。

VR-1HDにカメラの映像をHDMIで取り込み、VR-1HDからはUSBストリームでXperia 1 IIに取り込んでみています。
問題なくモニターできました。
ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小などもできます。
ATEM miniでも接続テストしましたが、問題なく動作できました。
YouTube LiveをYouTubeアプリから配信テスト
YouTube Liveで配信テストをしてみました。
(下の動画は配信テストの際の動画。限定公開にしています)
YouTubeアプリ上で「ライブ配信を開始」から開始した場合は、なんとちゃんと取り込めています。
右上のカメラ変更ボタンを3回タップすると、外部カメラの映像を確認できます。
(インカメラ→アウトカメラ(標準)→外部カメラ→アウトカメラ(標準)→…と繰り返されます)
配信時は、Xperia 1 IIの右側面(電源ボタンなどの面)を下に向けるように、横向きに配置してください。
電源ボタンが上になる向きにすると、映像が上下逆さまになります。

なお、ATEM miniでもYouTubeアプリからのライブ配信をしようとすると、映像はプレビューの時点でカックカク。
数コマで固まってしまいました。
接続するUSBデバイスによって、向き不向きもあるのかもしれません。
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ブラウザから配信できるツール(YouTube StudioPCブラウザ版、StreamYard)でもテスト
YouTubeアプリであれば(調子悪くなければ)問題なく外付けカメラ・マイクからの配信は可能です。
ただし、チャンネル登録者数が1000人以上の場合に限られます。
チャンネル登録者数1000人未満のチャンネルでスマホから生配信をする場合、一応Chromeのブラウザから、YouTube Studioを「PCモード」でアクセスすれば、配信は可能です。

その場合は、詳細設定からカメラを選択する必要があります。
camera 2 1はインカメラ、camera 2 0はアウトカメラ(標準)で選択可能ですが、2 2~2 5の4つに関しては、選択後エラーが起きて表示されません(ページ再読込されます)。

StreamYardのカメラ設定でも、カメラソースは選択できます。
StreamYardでは、camera2 1のインカメラ、camera 2 0の標準カメラだけでなく、camera 2 2(標準?), camera 2 3(望遠), camera 2 4(超広角)も表示されていました。
しかし、camera 2 5は選択できず、選択するとブラウザを再読み込みしないと他のカメラも表示できなくなりました。
ブラウザからの配信の場合、少なくともXperia 1 IIからでは外部カメラを読み込んでくれない可能性が高いです。
なお、音声はマイクを「既定」にしておけば、USB経由の音声を取り込めていました。
ライブ配信したい場合は、USBマイクなど使って音質向上させるのはいいでしょう。
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YouTube Liveの高クオリティ生配信を、Xperiaからでも行える!
YouTube Liveをスマホから高画質配信したい、というときに、カメラからでも行えることがわかりました。
今回はVLOGCAM ZV-1や、VR-1HDやATEM miniを使ってテストしてみましたが、少なくともZV-1やVR-1HDからであれば、スマホからの送出映像のソースをスイッチャーから画面など切り替えながら配信できました。
一応、ZV-1やスイッチャーがなくても、例えば下のI-O DATA HDMI変換アダプターなど、USB Video Classに対応したものであれば、カメラ単体を取り込むことも可能です。
(YouTubeのライブ配信でも使えるかはわかりませんが)