こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Xperia 5 IVは、6.1インチの小型スマホとしては非常に魅力的なスマホに仕上がっています。
横幅が細く持ちやすく、片手操作もしやすいです。
また、2.5倍の望遠レンズも搭載されており、実用上は幅広い倍率できれいな写真が撮れます。
片手持ちユーザーを魅了しているスマホとしては「Zenfone 9」もあります。
ちょうどいい持ちやすさの横幅を狙い、カメラも強化するなど、Xperia 5 IVと共通する点もたくさんあります。
今回は、Xperia 5 IVの魅力、Zenfone 9とどちらがおススメかレビューしていきたいと思います。
Xperia 5 Vの詳細や購入は公式サイトから
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片手持ちしやすい横幅。Xperia 5 IV・Zenfone 9で、持ち心地・操作性に差はある?
70mmを切る横幅としては、Xperia 5 IVとZenfone 9でほぼ近いです。
持ち心地や操作感に差はあるでしょうか?
横幅はほぼ同じだが、持ちやすさはXperia 5 IVのほうが上?
スマホを並べてみると、横幅はほぼ同じなのがわかります。
縦はXperia 5 IVのほうが長いです。表示領域としてはXperia 5 IVのほうが大きいです。
画面上部まで指が届くのはZenfone 9といってもいいかも。
厚さはXperia 5 IVのほうが薄いです。
今回、両者とも側面フラット形状ではありますが、Xperia 5 IVのほうが側面と背面の間のラウンド加工が強め。
「握り心地」がいいのはXperia 5 IVといえそうです。
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重さはほぼ同等。170g程度
大きさとしては差がありますが、重さはほぼ同等です。
Xperia 5 IVは172g。Zenfone 9は169gとなっています。
Xperia 5 IVのほうが薄い分、軽さを感じます。
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Xperia 5 IVは、サイドセンス・マルチウインドウで「画面2分割」も簡単。ポップアップウインドウもかなり便利
Xperia 5 IVには、「サイドセンス」という機能が用意されています。
画面端に表示されたバーをダブルタップすると、次に使うのに最適なアプリをAI判定して表示してくれます。
自分でよく使うアプリを設定し、それをいつも呼び出すことも可能。
アプリ一覧から選択するのもできます。
2画面分割の「マルチウインドウ」も便利。
画面端のバーを上になぞるようにフリックすると、マルチウインドウのメニューが表示されます。
上下1アプリずつ選択すると、2画面分割で表示してくれます。
動画を見ながらSNS・ブラウザをする、というような操作に便利です。
ただ、「使うアプリはそのまま全画面表示したい。だけど重ねて別アプリも表示したい」というときもあるでしょう。
Xperia 5 IV には、2021年のXperiaから搭載されている「ポップアップウインドウ」機能も搭載されています。
新機能のポップアップウインドウは、例えば縦長のライブ配信を見ながらSNSの返信、など、今見ているアプリの表示を崩さずにもう1アプリ開けます。
これも21:9の縦長画面のメリットで、ポップアップ側のウインドウは最大化しても完全に覆うことはないので、操作感も抜群。
「完全に覆わない」というところがミソ。
メインアプリでYouTube再生中に、ポップアップ側を最大化したとき、Galaxyシリーズではポップアップで表示していたアプリの1アプリ表示となり、YouTubeアプリは閉じられます。
つまり、メインアプリは動画の再生が止まってしまいます。
Xperia 5 III の場合、ポップアップ側を最大化しても、画面の上側数mmだけ表示が残り、開き続けます。動画は再生し続けることができます。
音声だけ楽しみたい、という方も、ポップアップウインドウを使えば楽しめます。
▼サイドセンス・マルチウインドウ・ポップアップウインドウは、下の動画でも解説しています(再生ボタンで該当箇所から再生されます
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Zenfone 9の「エッジツール」もポップアップを楽しめる
Zenfone 9でも、画面端のバーを画面中央方向にフリックしてポップアップ表示できる「エッジツール」の機能があります。
あらかじめ設定したアプリがメニューに表示され、タップするとポップアップウインドウとして表示可能です。
ただし、このポップアップウインドウ、サイズ変更は辺の部分を長押ししてドラッグすればできます。そのほか、最小化や全画面表示も可能です。
また、エッジツールのメニューに事前に登録しているアプリのみ選択できます。
また、画面2分割表示については、ほかのAndroidスマホと同様、アプリ履歴表示からの操作となります。
Zenfone 9自体の画面が大きくはないため、基本的にはマルチウインドウ・ポップアップウインドウでの操作より、通常の1画面1アプリでの操作のほうがしやすい印象です。
とくに、画面分割は21:9のXperia 5 IVだからこそ活きる機能、といってもいいのかもしれません。
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microSDに対応しているのはXperia 5 IV。Dual SIMも対応の違いあり
microSDに対応しているのは、Xperia 5 IVのみです。
SIMスロットは、Xperia 5 IVは両面仕様。表がnano SIM、裏がmicroSDカードスロットとなっています。
Zenfone 9は、表・裏とも物理SIMです。
Xperia 5 IVは全てのキャリア版で、Zenfone 9も、Dual SIM運用には対応しています。
Zenfone 9は物理SIMx2枚でのDual SIM、Xperia 5 IVは物理SIM1枚とeSIMでのDual SIMとなります。
慣れている方はeSIMでもいいと思いますが、特にAndroidでは物理SIM2枚運用のZenfone 9のほうが機種変更しやすいかもしれません。
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スペック・動作性や、機能の比較!
Xperia 5 IVは機能的にも充実しています。スペック・動作性や、音楽・ワイヤレス充電など機能の比較もしていきましょう。
Xperia 5 IVとZenfone 9のスペックの違い
項目 | Xperia 5 IV | ASUS Zenfone 9 |
---|---|---|
大きさ | 156 x 67 x 8.2 mm | 146.6×68.2×9.45mm |
重さ | 172g | 169g |
ディスプレイ | 6.1インチ 120Hz対応 21:9(2040×1080) | 5.9インチ 120Hz対応 20:9(2400×1080) |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 8+ Gen 1 |
ネットワーク | 5G sub6 | 5G sub6 |
メモリ | 8GB | 8GB/16GB |
ストレージ | キャリア版は128GB | 128GB/256GB |
カメラ | 3眼 24mm:12MP f/1.7 16mm:12MP f/2.2 60mm:12MP f/2.4 | 2眼 23.8mm:50MP f/1.9 14.4mm:12MP f/2.2 |
フロントカメラ | 12MP | 12MP |
3.5mmヘッドホン端子 | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋認証(側面) | 指紋認証(側面)・顔認証(マスク) |
バッテリー | 5,000mAh、ワイヤレス充電対応 | 4,300mAh |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM x2 |
ベンチマーク結果を比較!スコアはZenfone 9のほうが高い
ベンチマークを、Xperia 5 IVとZenfone 9、競合他社とも比較すると、以下の通りでした。
機種 | CPU・メモリ | 価格 | Antutu v9 | Geekbench 5 |
Xperia 5 IV | Snapdragon 8 Gen 1 / 8GB | 119,800円 | 870541 | S 1162 M 3352 |
Zenfone 9 | Snapdagon 8+ Gen 1 /8GB | 112,800円 | 1077855 | S 1264 M 3698 |
ROG Phone 6 Pro | Snapdragon 8+ Gen 1 /18GB | 169,800円 | 1119749 | S 1310 M 4382 |
Galaxy Z Fold4(韓国版) | Snapdragon 8+ Gen 1 /12GB | 249,700円 | 972813 | S 1292 M 3607 |
Zenfone 8 | Snapdragon 888 / 8GB | 79,800円 | 834860 | S 813 M 3537 |
AQUOS R7(SB版) | Snapdragon 8 Gen 1 /12GB | 189,360円 | 819596 | S 1214 M 3147 |
Xperia 1 IV SO-51C | Snapdragon 8 Gen 1 /12GB | 190,832円 | 783450 | S 1179 M 3178 |
Galaxy Z Fold3(台湾版) | Snapdragon 888 / 12GB | 237,600円 | 741895 | S 1045 M 2988 |
Galaxy S22 Ultra(香港版) | Snapdragon 8 Gen 1 / 12GB | 183,774円 | 790036 | S 1138 M 3379 |
iPhone 14 Pro | (A16) | (149,800円) | (955937) | |
iPhone 13 Pro | (A15) | (142,560円) | (890538) |
Xperia 5 IVのAntutuスコアは87万点と、Snapdragon 8 Gen 1搭載端末のなかでは少し高め。
触っている分には、非常に快適。
Snapdragon 8+ Gen 1を搭載しているZenfone 9のほうがスペックとしては上位にあたりますが、触っている感じそこまで差があるようには感じません。
充電しない状態(USBケーブルをつながない状態で)、30分ずつゲームをプレイしてみると、スマホ端末自体の温度はやはりXperia 5 IVのほうが熱くなりました。
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【ゲーム】Xperia 5 IVの強みは「HSパワーコントロール」と「ライブ配信」
Xperia 5 IVには、ゲーム中に役立つGame Enhancerアプリが、Zenfone 9にはGame Genieアプリが入っています。
かっこよさはZenfone 9のGame Genieのほうが上かもしれません。
コックピットのような感じで、たくさんの機能をすぐ選択できます。
また、ゲーム中の端末温度、CPUなどの利用状況などをリアルタイムでオーバーレイしてくれます(表示・非表示切り替え可能)。
Xperia 5 IVのGame Enhancerアプリでも、オーバーレイによるブラウザなど複数アプリ選択、スクリーンショットなどいろいろな機能が利用できます。
その中でも、特徴的なのは「ライブ配信」機能でしょう。
ゲームしている様子を、YouTubeでライブ配信することができます。
自分の声も載せて配信可能です。
また、USBケーブルを接続し、「HSパワーコントロール」をONにしておけば、ゲームアプリ起動中はバッテリーを介さず、外部からの電力を直接CPUなどのシステムに給電してくれます。
バッテリーを介さないことで発熱を抑えられますし、バッテリーの寿命を長持ちする観点でもうれしい機能です。
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【音楽】両方ともこだわりのステレオスピーカー!
Xperia 5 IV・Zenfone 9ともに、両方ともこだわりのステレオスピーカーを搭載しています。
Xperia 5 IVは、左右どちらもエンクロージャー化されており、スピーカーのバランスもいい感じ。