こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
今月新発売になるiPhone 12シリーズは5Gに対応しています。
高性能なiPhone 12にはなおさら、「高速」「大容量」「超低遅延」の5Gはマッチしています。
NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルはそれぞれ5Gサービスを展開しています。
どれを選ぶか悩ましいですよね……。
NTTドコモ・au・ソフトバンクはライトユーザー向けに段階制プラン、ヘビーユーザー向けに使い放題プランが用意されています。
似たようなプランと思いきや、実は結構キャリアによって特徴が分かれているのです。
使い放題型プランと段階制プランのそれぞれにおいて、NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのどのキャリアがおすすめか、考えていきましょう。
iPhone 12シリーズの価格まとめ
まずは、簡単にiPhone 12シリーズの価格を整理しておきましょう。
iPhone 12 (6.1インチ) | iPhone 12 Pro (6.1インチ) | iPhone 12 Pro Max (6.7インチ) | iPhone 12 mini (5.4インチ) | |
---|---|---|---|---|
ドコモ一括価格 | 64GB:101,376円 128GB:109,296円 256GB:123,552円 | 128GB:129,096円 256GB:142,560円 512GB:169,488円 | 128GB: 142,560円 256GB: 156,024円 512GB: 182,952円 | 64GB: 87,912円 128GB:95,832円 256GB:110,088円 |
MNP⇒22,000円引 | ||||
au一括価格 | 128GB:108,260円 256GB:122,435円 | 128GB:127,495円 256GB:140,750円 512GB:168,170円 | 256GB:155,150円 512GB:181,540円 | 64GB:90,065円 128GB:95,240円 256GB:109,305円 |
MNP⇒22,000円引 新規⇒11,000円引 機変⇒5,500円引 | ||||
ソフトバンク 一括価格 | 64GB: 110,880円 128GB:116,640円 256GB:131,040円 | 128GB:137,520円 256GB:151,920円 512GB:180,000円 | 128GB:151,920円 256GB:166,320円 512GB:194,400円 | 64GB: 96,480円 128GB:102,960円 256GB:116,640円 |
MNP+メリハリ⇒21,600円引 機変+メリハリ⇒5,280円引 | ||||
予約開始 | 10/16(金)21時 | 10/16(金)21時 | 11/6(金)22時 | 11/6(金)22時 |
発売日 | 10/23(金) | 10/23(金) | 11/13(金) | 11/13(金) |
各社とも2年後にスマホをキャリアに返却すると残りの残債が免除するキャンペーンが実施されています。
・ソフトバンク: トクするサポート+(48回分割で購入すると、最大半額免除, 2年後に「ソフトバンク販売機種の買い替え」が条件)
・au: かえトクプログラム(残価設定型24回払いで最終回(端末価格の40~50%分程度)免除, 2年後に「au販売機種への買い替え」が条件)
・NTTドコモ: スマホおかえしプログラム(36回払いで、最大3分の1免除, 返却が条件(買い替えの必要なし))
使い放題型のプランを徹底比較!キャリアごとの特徴の違いは?

まずは、使い放題型のプランを徹底比較していきましょう。
NTTドコモは「5Gギガホ」、auは「データMAX 5G」を4プラン、ソフトバンクは「メリハリプラン」を提供しています。
auの「データMAX 5G」については、スマートフォンの利用はどれも使い放題ですが、組み合わさっている動画サービスやテザリングのデータ使用量に差があります。
ここでは、一番安い「データMAX 5G」で比較していきましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの使い放題型プラン比較表
早速ですが、ドコモ・au・ソフトバンクの使い放題型プランを比較していくと、以下のようになります。
価格はすべて2年契約なしのフリープランとなっています。
NTTドコモはdカードお支払割は加味していません。
項目 | NTTドコモ 5Gギガホ | ソフトバンク メリハリプラン | |
---|---|---|---|
容量 | 無制限 (プラン自体は100GB、 キャンペーン中は 無制限(期限未定)) | スマホでの利用は無制限 テザリング・データシェア・ 国際ローミングは 30~80GBの制限あり | 50GB 対象SNS/動画サービスは カウントフリーあり |
速度 | 制限なし 無制限キャンペーン 終了時は100GB超過後3Mbps | 高解像度動画の視聴時、 一定容量を超える利用時 には制限あり (基準は非公表) | 50GB超過時に 128kbps制限 |
定価 | 7,650円 | 8,650円 | 8,480円 |
光セット割 | ▲1,000円 | ▲1,000円 | ▲1,000円 |
家族割 | 2人 ▲500円 3人~ ▲1,000円 | 2人 ▲500円 3人 ▲1,000円 4人~ ▲2,020円 | 2人 ▲500円 3人 ▲1,000円 4人~ ▲2,000円 |
その他割引 | 5Gギガホ割 ▲1000円x6か月 | スマホ応援割III ▲1000円x6か月 5Gスタート割 ▲1000円x12か月 auワイド学割(29歳以下) ▲1000円x6か月 | 半年オトク割 ▲1000円x6か月 5G1年割 ▲1000円x12か月 |
最安価格 | ~6か月 4,650円 その後 5,650円 | ~6か月 3,630円 7~12か月 4,630円 その後 5,630円 | ~6か月 3,480円 7~12か月 4,480円 その後 5,480円 |
公式ページ | NTTドコモ | ソフトバンク |
単純に「無制限」を選ぶなら、ドコモの「5Gギガホ」。ただし、1年間はau・ソフトバンクより月1,000円高い
auやソフトバンクは、疑似的な「使い放題」とはなっていますが、auは動画や利用状況による速度制限があり、ソフトバンクは対象サービスが一応限定されています。
単純に価格を考えずに「無制限」を選びたいなら、NTTドコモの「5Gギガホ」でしょう。

ただし、NTTドコモの5Gギガホは、光セット割や家族割を加味した最安価格で考えると、auとソフトバンクに比べて、契約から12か月間は1,000円高いです。
ドコモの「5Gギガホ」はLTE(Xi)対応の「ギガホ」と比べて500円の値上げに押さえられているのは優位です。
(au・ソフトバンクは1,000円差があり、1年間は1,000円割引)。
ドコモの「みんなドコモ割」はau・ソフトバンクである「4人以上家族加入で▲2,000円割引」の設定がなく、最大▲1,000円の割引が上限となっています。
価格で選ぶとau・ソフトバンクのほうが優位となりますが、縛りがなく自由に使えるのはドコモの「5Gギガホ」です。
動画全盛の今だからこそ、ソフトバンク「メリハリプラン」はおススメ
少しでも安く使いたいが5Gの恩恵を受けたい、というのであれば、au・ソフトバンクの選択肢は大きいです。
その中でもおすすめなのが、ソフトバンクの「メリハリプラン」でしょう。

ソフトバンクの「メリハリプラン」のデータ容量は50GBです。
YouTubeをはじめとする動画やTwitter/Instagram/TikTokといったSNSはカウントフリーとなっています。
使い放題なのです。
動画やSNSの利用が中心の方、そうでなくても50GBなんて使い切れない…というアナタには非常におススメ。
また、ソフトバンク「メリハリプラン」は「50GB/月」以外の速度制限は、あまり過激ではありません。
一応、使いすぎのユーザーには時間帯によって速度制限を行う可能性はありますが、auのデータMAXのように高画質の動画では速度制限がかかる、というような露骨な制限はないので、比較的快適に使えると思います。
ライトユーザーが契約すべきキャリアは?
月7GB以下で利用する方は、段階制のプランを利用したほうがお得なケースも多いです。
定価と割引最大適用後で比較してみましょう。
なお、どのキャリアも、4Gと5Gの7GB以下向け段階制プランで価格の差はありません。
同じ金額となっています。
割引を加味しない場合
割引を加味しない場合は、以下のとおりです。すべて2年契約なしの価格に統一しています。
赤がドコモ、オレンジがau、グレーがソフトバンクです。
太線が段階制プラン、細線がよく使う人向けの定額制プランです。
段階制の価格で比較すると、ドコモの「5Gギガライト」とauの「
一方、ソフトバンク「ミニフィットプラン」は少し高め。
家族割・光セット割を加味した場合
次は、家族割・光セット割を適用した場合の価格です。
段階制の価格は、NTTドコモが最も安くなっています。
これは「ドコモ光セット割」の割引額がauより大きいこと(ソフトバンクは同額)、ソフトバンクの「ミニフィットプラン」では適用されない家族割が適用されること(auは同額)があげられます。
NTTドコモは、5Gギガホの1年目はau・ソフトバンクの定額制プランより毎月の維持費が1000円高くなりますが、同じファミ割グループの家族が5Gギガライトに入ったりすると、他キャリアと同等の料金程度で維持できるかも。
ソフトバンクは1GBを超えると、メリハリプランのほうが安くなります。
「スマホデビュープラン」を選べないライトユーザーの方は、「みんな家族割+」を適用できるならメリハリプランを選んだ方がお得になりますね。
学割を適用できるならNTTドコモの「ドコモのロング学割」が最もおトク
学割を適用できる場合は、NTTドコモの「ドコモのロング学割」が最もお得です。
各社の定額制プランで比較してみると、次の通り。
項目 | NTTドコモ ドコモのロング学割 | auワイド学割 | ソフトバンク ソフトバンク学割 |
---|---|---|---|
対象者 | 22歳以下 MNP・新規・機種変更・契約変更 (持込OK) | 29歳以下 MNP・新規・機種変更・契約変更 (持込OK) | 5歳~22歳 MNP・新規・機種変更・契約変更 (持込OK) |
対象プラン | 5Gギガホ/ギガホ 5Gギガライト/ギガライト | データMAX データMAX Netflixパック データMAX テレビパック データMAX 5G ALLSTARパック | メリハリプラン |
契約半年間の割引額 ・維持費 | 最大で月3,500円割引 ギガホ割と合わせて 5Gギガホ:月980円 ギガホ:月900円 で利用可能 | 最大で月1,600円割引 スマホ応援割IIIと合わせて データMAX・Netflixパックは 月2,460円で利用可能 (2GB以下は月980円) | 最大で月2,580円割引 半年オトク割と合わせて 月900円で利用可能 |
その後の 維持費 | 22歳到達まで月1,000円割引 5Gギガホ:月4,480円 ギガホ:月3,980円 で利用可能 | 割引なし 最安で月4,460円 (5G機種は13か月目以降 月5,460円) | 割引なし 最安で月4,480円 (5G機種は14か月目以降 月5,480円) |
公式ページ | NTTドコモ | ソフトバンク |
NTTドコモの「ドコモのロング学割」は、定額制の「5Gギガホ」が22歳到達まで月1000円割引、なだけではありません。
7GBまで4段階制の「5Gギガライト」でも22歳到達まで月500円割引+2GB増量となっています。
22歳以下の利用者が家族の中にいるのであれば、NTTドコモを選択すると最も安くなります。

3社の7か月目以降の料金をグラフに示すと、NTTドコモは突出して安く維持できるのがわかります。
5Gギガライト3GBまで1,550円(dカード支払いで1,480円)はUQ mobileのスマホプランS(UQ家族割で1,480円)並みと、ライトユーザーになりがちな学生をうまくターゲットにできています。


ケータイから「はじめてのスマホ」や15歳以下の新規契約、一番お得なのはソフトバンク「スマホデビュープラン」
今ケータイをお使いの方がスマホに買い替える、という場合はソフトバンクの「スマホデビュープラン」が最もおトクです。
15歳以下であれば新規でも申し込めます。
項目 | NTTドコモ はじめてスマホ割 | スマホスタートプラン | ソフトバンク スマホデビュープラン |
---|---|---|---|
対象プラン | 5Gギガホ/ギガホ 5Gギガライト/ギガライト | ピタットプラン 4G LTE(s)/5G(s) +通話定額ライト2 or 通話定額2 ※5段階制で20GBまで利用可能 | データプラン1GB(スマホ) +「通話準定額オプション」(5分通話定額) ※+500円で2GBまで利用可能 |
割引内容 | [ずっとはじめてスマホ割] ・永年月1,000円引 (みんなドコモ割と重複不可、 家族もドコモの方は関係なし) [はじめてスマホ割] ・1年間月1,000円引 [おしゃべり割] ・ずっとはじめてスマホ割適用時に 音声定額セット申込で 1年間月700円引 | ・永年月1,800円引 ・契約後1年間月2,800円引 ※60歳以上は指定機種購入で 国内通話定額に (「通話定額2」分が割引) | ・永年月1,300円引(小容量割) ・さらに1年間月1,000円引(1年オトク割) |
2年目以降の 最低維持費 | 2,150円 (1GB,通話定額なし) | 2,150円 (1GB, 5分通話定額あり) | 1,980円 (5分通話定額あり) |
15歳以下の 新規契約可否 | 「U15はじめてスマホ割」を申込可 1年間のトータル割引額は同額 | 「U15スマホスタート割」を申込可 通常のピタットプランから 1年間1000円引 通話定額分の割引がなく、 ちょっとうまみ少ない | 申込可 |
注意点 | 一番うまみ少ない | あまり通話しないなら2年目以降 通常のピタットプランのほうがお得かも | 2GB以下を行き来する使い方なら最も安い 15歳以下の新規契約でも 5分通話定額分の特典はうれしい |
公式ページ | NTTドコモ | ソフトバンク |
NTTドコモは「通話定額」分の割引が1年間しかなく、最もうまみが少ないです。
auは通常の「ピタットプラン」と異なる「ピタットプラン 4G LTE(s)/5G(s)」という5段階制の料金プランを取っています。
通常とスマホスタートプラン、どちらのほうがいいか迷う方は、解説記事を書いていますのでご覧ください。
ケータイからスマホへの移行で最もお得なのが、ソフトバンクの「スマホデビュープラン」です。
5分通話定額と1GBのデータ通信がセットで、1年目は月980円、2年目以降は月1,980円で利用可能。
1GBで足りない場合は、+1GBを500円で利用できます。2GBまで使っても月2,480円です。
ぜひ、スマホデビュープランを使ってみてくださいね!
なお、3GBを超えるような使い方の場合は、20GBまで使えるauのスマホスタートプランのほうが使い勝手いいかもしれません。
iPhoneはDual SIM!! サブ回線には、1年間無料・国内通話も使い放題の楽天モバイルはいかが?
ほぼ全世界のiPhoneは、iPhone XS/XR世代(2018年モデル)以降eSIMと物理SIMのDual SIMとなっています。
日本発売のモデルでも一応対応していますが、長らく恩恵がありませんでした。
2020年10月現在では、IIJmioと楽天モバイルぐらいしか対応がなく、通話も対応しているのは楽天モバイルのみです。

楽天モバイルは、楽天回線エリアは使い放題、au回線エリアは5GBとなっています。
楽天回線エリアは徐々に広がっているのですが、それでもまだ狭いのも事実。
全国で使えるau回線エリアで、毎月5GBまでは1年間無料で使えるのは大きいですね。
メイン回線をライトユーザー向けの段階制プラン(ピタットプランや5Gギガライトなど)で契約しておき、楽天モバイルの5GBを使い切ったらメイン回線のほうに切り替える、とすると、通信料金の節約になりますね!
また、Rakuten Linkを使えば、国内通話が定額になります。
通話料金の節約にも役立ちますね!
楽天モバイルの欠点は、eSIMの再発行手数料が高かったことだったのですが、10月12日に改定が行われeSIM再設定手数料が0円となっています。

このおかげで、eSIM対応機種間の機種変更が非常に簡単になりました。
次期iPhoneに機種変更するときも、楽天モバイル回線は手数料かからず移行できます。
楽天モバイルを駆使する、というのは手ですね。
5Gを最大に満喫したいなら定額制。ただ、エリア展開が進むまでは今まで通りの使ってもいいかも
5Gがスタートし、「使い放題」できる時代が到来しました。
外出先でも家でも、5Gで使いまくりたい!というのであれば、ぜひ定額制のプランを選んでいただきたいです。
コメント
コメント失礼します。
この記事は大変参考になりました、ありがとうございます。
ドコモの「はじめてスマホ割」ですが、12ヶ月間は”おしゃべり割”が適用されるため、5分以内の通話が無料となります。
そのため1年間はauとどっこいどっこいかな?と感じます。
2年目以降は通話定額が入る分auがお得ですが、2年目以降に通常プランに変更するのであれば家族割の適用次第ですし、
ギガライトとピタットプランではギガ数の段階が異なるので単純比較は難しいですね。
あまり通話をしないのであれば2年目以降通常プランに切り替え、僅かにドコモの方がお得かなと感じました。
コメントありがとうございます。
おしゃべり割のご指摘ありがとうございます。完全に考慮に入れ忘れておりました……。
そうですね。1年間を考えるとドコモ・auが同程度、3GBを超えた利用だとドコモのほうが安く使えますね。
auは20GBまで使えるというのがポイントの一つかなと思います。そこまでいらない・通話しないならドコモで維持したほうがお得ですね。
(学割適用できるならなおさらですが…)