こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
NTTドコモは12月3日「ahamo(アハモ)」発表の際に「従来の料金プランについても、12月中に値下げについて発表する」と公表しています。
NTTドコモは現在、5G契約の5Gギガホ・5Gギガライトと、4G(Xi)契約のギガホ・ギガライトを提供しており、このプランを改定・値下げに踏み切ると思われます。
これまでの報道や他社キャリアの動向を踏まえて、ギガホ・ギガライトの料金プランはどう値下げしていくか、予想してみたいと思います。
現在の「ギガホ」「ギガライト」の料金プランを整理
まずは、現在の料金プランを整理します。
定額制のギガホ・段階制のギガライトの2本体制
現在は5G契約・4G(Xi)契約とも、ギガホ・ギガライトの2本体制となっています。

ギガライトは4段階制で最大7GBまで利用可能な料金プラン。
(ドコモのロング学割適用の場合は+2GB利用可能で、最大9GBまで使えます)
ギガホは定額で30GBまで利用可能。現在はキャンペーンで60GBまで使えます。

5G契約でも、「5Gギガライト」は「ギガライト」と同じ価格になっています。
一方定額制は異なっており、「5Gギガホ」は「ギガホ」より500円高いのですが、利用できるデータ容量はキャンペーンで無制限。
キャンペーンが仮に終わった場合は、100GBまで利用可能です。
NTTドコモの「ずっと割引が続く」割引体系
NTTドコモの割引体系を整理してみます。
今回は、1年間限定、などではなく、長期にわたって割引が続くキャンペーンに絞って解説します。
みんなドコモ割:家族のドコモ回線数に応じて、最大1000円引き

みんなドコモ割は、ファミリー割引グループ内にドコモ回線が2回線あれば1回線につき500円引き。
3回線以上あれば1回線につき1000円引きとなります。
割引の対象は、5Gギガホ・5Gギガライト・ギガホ・ギガライトの4プランとなりますが、
回線カウントの対象は旧料金プランも含むほとんどの音声契約プランとなります。
(20GB2,980円の「ahamo(アハモ)」はみんなドコモ割の回線カウント対象外です)
ファミリー割引グループは離れて暮らす家族も対象となっています。
ドコモが定める三親等まで1つのグループで利用可能です。
(事実婚や同姓パートナーも対象)

家族にドコモユーザーがいない場合でも、ケータイからの乗り換えで毎月1000円割引となる「ずっとはじめてスマホ割」もあります(みんなドコモ割と同時適用はできません)
ずっとはじめてスマホ割 | キャンペーン・特典 | NTTドコモ (nttdocomo.co.jp)
ドコモ光セット割:ドコモ光とセットで契約で、1回線1000円引き

ファミリー割引グループの中にドコモ光のペア回線がいれば、「ギガホ」「ギガライト」「5Gギガホ」「5Gギガライト」の契約回線は1回線につき1000円引きとなります。
ギガライト・5Gギガライトの1GB以下は割引なし、1GB~3GBは500円引きとなります。
同居だけではなく、別居のご家族ももちろん対象です。
dカードお支払割

ギガホ・ギガライト・5Gギガホ・5Gギガライトの利用料金をdカードで支払うと、毎月170円割引となります。
なお、4G(Xi)契約のギガホ・ギガライトは、2年定期契約(解約金1000円)の場合と同額となります。
5Gギガホ・5Gギガライトは、2年定期契約自体がありません。
ドコモのロング学割: 22歳までずっと割引、データ増量!

ドコモのロング学割は、2021年5月31日まで申し込みができる限定キャンペーンです。
ギガホ・5Gギガホは、使えるデータ容量はそのままに、22歳までずっと毎月1000円割引となります。
ギガライト・5Gギガライトは、22歳までずっと毎月500円割引+データ量は2GB増量となります。
適用開始から6か月間はさらに割引額が増額し、ギガホは900円、それ以外は980円から利用可能です。
「ギガホ」「ギガライト」の値引きの行方を予想してみる
それでは、「ギガホ」「ギガライト」の値引きの行方を予想してみましょう。
なお、この予想は、各種報道や発表会での社長の発言などを基による、当サイトの予想です。
正しいとは限りませんので、その点はご容赦ください。
5Gギガホ・ギガホの「キャンペーンの恒久化」
現状、5Gギガホ・ギガホはキャンペーンで容量の増加、特に5Gギガホは無制限のキャンペーンを行っています。

4G(Xi)契約のギガホも、30GB⇒60GBに増量するキャンペーンが行われています。

前社長であった吉澤和弘氏も、2020年7月ごろのインタビューで5Gギガホの無制限化について言及していましたし(まだ実現していませんが)、近々ありそうな気がしています。
ギガホがこのまま残るなら、の話ですが……。
みんなドコモ割の割引額追加・値下げ
2つ目は、みんなドコモ割の割引額追加です。
NTTドコモの井伊社長は、12月3日の「ahamo(アハモ)」発表会において、従来のギガホ・ギガライトの料金プランを「プレミア」と位置づけています。

ギガホ・ギガライトのロゴとともに「家族でおトク」とも記載があります。
より家族にお得な料金体系にする可能性があります。
みんなドコモ割は、ファミリー割引グループ内にドコモ回線が2回線あれば1回線につき500円引き。
3回線以上あれば1回線につき1000円引きとなります。
この料金、auやソフトバンクと比べると、若干割引額は少ないのです。
割引額 (2人) | 割引額 (3人以上) | 割引額 (4人以上) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ (みんなドコモ割) | 500円 | 1000円 | – | ahamoは 割引・カウントとも対象外 |
au (家族割プラス) | 500円 | 1000円 | 2020円 | 4人以上の2020円引は データMAXプラン系のみ |
ソフトバンク (みんな家族割+) | 500円 | 1500円 | 2000円 | 割引はメリハリプランのみ |
auやソフトバンクは、家族4人以上で2000円の割引がありますが、ドコモは3人以上の割引額「1000円」が上限。
若干料金の仕組みは違いますが、この1000円の差は大きいような気もします。
また、新料金プラン「ahamo(アハモ)」は20GB2980円と安いですが、ギガホ・ギガライトとは明確に独立したサービスとなっています。
ドコモとしては、できればギガホ・ギガライトにとどまらせたいという思いがあるかも。
ahamo(アハモ)は、割引・回線カウントともにみんなドコモ割の対象外ですから、ライトユーザーをドコモのギガプランに踏みとどまらせるために、割引額を増額する、という可能性はありそうな気がします。
現在のギガホ・ギガライトの料金体系のまま維持するなら、の話ではありますが…
段階制の新プランか、ギガホを数段階制にするか…プランの改定
報道では「従量制」という言葉も目立ちます。
ドコモはまた、大手3社で初めて主力ブランドの料金体系の見直し方針も示す。現在は毎月のデータ利用量が少ない人向けに導入している従量制の料金を、より多い容量に拡大することで、大半の利用者にとって実質的な値下げにつなげる方向で検討している。
ドコモ「主力」も値下げ…格安参入、焦点は他社の対抗策に – 読売新聞オンライン
ドコモはこうした政府の意向も踏まえた上で、主力ブランドを含めた値下げを実施する。ドコモは現在、7ギガバイトを上限にデータ通信量に応じて毎月の料金が4段階に変化するプランと、30ギガバイトで7150円という大容量プランがある。ドコモ関係者によると、現在のプランを刷新、使ったデータ量に対して課金する仕組みを検討しているという。
ドコモ値下げで2社追随必至 主力ブランドのプラン刷新 – SankeiBiz
報道の「従量制」は現在も導入している「段階制」の意味を含んでいる可能性があるのは注意が必要ですが…
auやソフトバンクが導入している「2GB以下は1,500円引」のような形で、20GBぐらいまで数段階にする、という可能性もありうるでしょう。
個人的には、以前あった「Xiパケ・ホーダイ ダブル」のような、数GB以下のライトゾーンは従量制、それ以上は今まで同様の定額制となる可能性もあるのかなぁと思います。
(従量制ゾーンはもう少し傾きが緩いと思いますが…)
完全な従量制は、5G時代には利用者の精神的負担にもなりそうな気がします…
ある段階からは一定額にしないと、5Gの「大容量」の恩恵を受けにくくなりそう。

ギガホの低容量帯が改訂されるのか、ギガライトが改訂されるのか、新プランが導入されるのか、どちらなんでしょうか…
(ギガホ・ギガライト導入時にも思っていたのですが、1プランにまとめたほうがまだわかりやすい感じもします…)
NHK報道では社長が「3ギガ未満の料金見直し」に言及
NHKのインタビューで、井伊社長は「3GB未満の利用者」と具体的な容量を言及しました。
この値下げについて、井伊社長は、NHKのインタビューで「使った分だけ、料金を払ってもらう形で、納得感のある料金の在り方を入れていく。特に低い容量、3ギガ未満の利用者もたくさんいるので、さらに魅力的なサービス、料金を提供し続けることを主眼において見直したい」と述べ、データの使用量が少ない利用者も含めて、納得感のある料金を目指す考えを強調しました。
NTTドコモの値下げ「低容量の利用者も納得感ある料金を」社長 – NHKオンライン
低い容量は現状4段階制の「ギガライト」が担っていますが、最低で1GBまで3,150円(最大割引時1,980円)、3GBまで4,150円(最大割引時2,480円)と決して安い金額ではないのが現状ですね。
ここがどこまで下がるんでしょうか?
個人的には、Y!mobileやUQ mobileぐらいのライン(3GBで1,980円(通話定額なし))ぐらいまで行くのでは?と勝手に予想していますが…
今後に期待です。
データ利用量が少ない月は自動的に割引、を導入か[2020/12/18 7:00追記]

日本経済新聞などの報道によれば、データ量の利用が少ない月は割引をするシステムを導入とのこと。
ソフトバンクやauは2GB以下の場合1,500円引き、というシステムを導入しており、同等になるのかもしれません。
なお、既存利用者は新プランに切り替える手続きが必要とのこと。
ギガライトは、当面改定はないかも[12/9・18追記]
NTTドコモは、2020/12/9に「ギガプラン上限設定オプション」の提供を開始すると発表しています。

ギガプラン上限設定オプションは、ステップ1(通常1GB、学割適用時3GB)終了時点で速度制限がかかり、ステップ2以上にいかないオプションです。
このオプションを設定することで、ステップ1(通常だと定価3,150円、最安1,980円、ドコモのロング学割適用時22歳到達まで1,480円)を超えることなく利用可能です。
なお、通話料などは別で、申込翌月からの適用となります。
さて、この「ギガプラン上限設定オプション」ですが、
・受付開始: 2021年2月18日
・提供開始: 2021年3月1日
と少し先になります。
NTTドコモの井伊社長はギガホ・ギガライト系の料金プランについて、12月中に値下げを改めて発表するとしています。
ギガライトが受付終了するのであればこのような発表を値下げ発表前には行わないと思われるので、ギガライト・5Gギガライトは現状維持(または割引額が増えるぐらい?)となり、大きな改定はなさそうに思います。
とりあえず、「家族でドコモ」のユーザーはちょっと待って!!
「ahamo(アハモ)」が20GB+5分無料通話で2,980円とは、非常にお得です。
しかし、12月中に発表される予定のドコモの改定内容によっては、家族で「ファミリー割引」「みんなドコモ割」を適用したほうが安く運用できる可能性もあります。
ahamo自体は2021年3月からのスタートなので、まだ判断するには早いと思いますが、
とくに「家族でドコモ」のユーザーは、12月中の「もうひとつのドコモの発表」を見てから、ahamoへのプラン変更を考えたほうがいいのかもしれません。
ドコモの機種代金は、au・ソフトバンクに比べて安い!!キャンペーン情報も網羅
ドコモは他社発売価格よりも1万円~3万円程度安い価格で設定されている機種が多いです。
スマートフォン全モデルの価格やキャンペーン情報は下のページでまとめています。
ahamo回線の方も、ドコモオンラインショップで機種変更できるようになりました。

また、ドコモオンラインショップは、新規契約・機種変更事務手数料は無料。頭金・送料もかかりません。

ahamoか、ギガホ・ギガライトか迷ったら…
ahamoか、ギガホ・ギガライトのどれにするか迷ったら、「ドコモ「5Gギガホ プレミア」「ギガライト」と「ahamo」の境界線…どれを選べばいい?3プランを徹底比較」の記事をご覧ください!
ケースごとに比較しています。サービスの違いも解説。

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