こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアは、似た料金プランを提供していると思っている方も多いかもしれません。
しかし、家族で複数回線契約するとなると話は別。
3社で、料金プランは大きく異なります。
当然、トータルでかかる料金も変わります。
今回は、家族で複数回線契約するとき、どの料金プランがおトクか、比較してみましょう。
ひとり向け料金プランに関しては、「ドコモ,au,ソフトバンクの一人向けプランを徹底比較!」をご覧ください。
YouTube Liveでも生解説しています。
※各キャリアの料金プラン解説、ひとり向けプランの料金比較をご覧になりたい方は、動画を巻戻ししてください。
ドコモ、au、ソフトバンクで似た料金プランを提供しているが、微妙に異なる…
ドコモ、au、ソフトバンクでは、それぞれで似た料金プランを提供しています。
ただ、異なる点も結構ありますので、解説していきます。
料金プランの組み立て方が異なる
料金プランの組み立て方が各社異なります。
携帯電話の料金プランは、通話+通信+ISP+オプションで決まります。
この合計額から、おうち割光セットなどの毎月割引があるものなどが割り引かれます。
キャリア | 通話 | 通信 | ISP | オプション |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ | シンプルプラン カケホーダイライトプラン カケホーダイプラン | シェアパック(複数回線でシェア) データパック(1回線向け) | spモード | |
au | (通信・ISPとコミコミ) シンプル、スーパーカケホ、カケホ | auフラットプラン auピタットプラン | (通話・通信とコミコミ) | |
ソフトバンク | 通話基本プラン | ウルトラギガモンスター+ ミニモンスター | (通話基本プランに合算) | 定額オプション 準定額オプション |
NTTドコモは、通話・通信・ISP・オプションをそれぞれ1つずつ選ぶ仕組み。
通信は家族向けに複数回線をシェアできるシェアパックと、一人向けのデータパックに分かれています。
NTTドコモの料金プランの詳しい解説はこちらから。
この記事では、家族向けの「シェアパック」に焦点を絞って解説します。
auは、通話・通信・ISPが全部コミコミになっています。
auの料金プランの詳しい解説はこちらから。
一人向けの通信プランのみ提供されています。
ソフトバンクは、通話とISPがコミで、それと別に通信プランを選ぶ仕組みになっています。また、ドコモ・auとは異なり、通話定額・準定額(5分以内無料)はオプションとして提供されています。
ソフトバンクも一人向けの通信プランがメインで提供されていますが、「みんな家族割+」に家族で入ることで、安く運用できます。
ソフトバンクの料金プランの詳しい解説はこちらから。
各キャリアの複数回線契約による割引
次に、各キャリアの複数回線契約による割引施策を見ていきます。
キャリア | 光契約以外の割引 | 光契約時の割引 |
---|---|---|
NTTドコモ | シェアパック・データシェアオプション (主回線のデータ量を副回線に分け合い) | ドコモ光セット割 (主回線に適用,シェアパック契約時は割引額up) |
au | - | auスマートバリュー (家族回線全てに適用(回線数上限あり)) |
ソフトバンク | みんな家族割+ (ウルトラギガモンスター契約者のみ割引) | おうち割 光セット (家族回線全てに適用(回線数上限あり)) |
NTTドコモは、シェアパックでおトクにデータ量を分け合い
NTTドコモは、複数回線契約者向けに「シェアパック」を提供しています。
主回線の方がまとめてデータ量を契約し、副回線は「データシェアオプション(500円)」に加入することで、主回線のデータ量を分け合うことが出来ます。
シェアパックは以下のとおりです。
・ウルトラシェアパック100(100GB)
・ウルトラシェアパック50(50GB)
・ウルトラシェアパック30(30GB)
・ベーシックシェアパック(~30GB)
ベーシックシェアパックは、使ったデータ量に応じて料金が変動します。
段階制プランの家族シェア版です。
NTTドコモの光セット割は、シェアパックに対しての割引になりますので、基本的には主回線のみ割り引かれます。
auはauひかり加入でスマートバリューを適用!
auはauひかりに加入すると、基本的には回線ごとにそれぞれ1000円割引になります(一部容量を除く)。
ただし、光回線とのセット割以外にはとくに複数回線契約による特典割引はありません。
ソフトバンクは、「みんな家族割+」と「おうち割 光セット」でいいとこ取り
ソフトバンクは、ウルトラギガモンスターに加入している方を対象に、「みんな家族割+」で1回線に付き最大2000円割引になります。
2人、3人、4人以上で割引額が異なるので注意。
人数のカウントは、「ミニモンスター」の契約者も対象です。
また、ソフトバンク光の契約者は、「おうち割 光セット」で1回線に付き1000円割り引かれます。
ウルトラギガモンスター契約者でソフトバンク光も加入していると、結構お得になります。
4回線でシミュレーション…最も安くなるのはどこだ!?
それでは、料金比較をします。
今回は、4回線契約する想定でシミュレーションを行います。
光セット割なしでの比較
今回も、通話は「シンプルプラン」で、パケットパックを変動させての比較とします。
ドコモはシェアパック加入(月々サポートの対象ですが適用なし)。
auとソフトバンクは1人向けプランのデータ量を足し合わせをしています。
単純に足し合わせた容量で比較する、というのも、少しおかしいと思いますので、参考までに見ていただければと思います。
4回線全員がライトユーザーの場合、最安はau(2980円)。
次いで、ドコモ(3280円)、ソフトバンク(3980円)の順になります。
全員がヘビーユーザーの場合は、程度にもよりますがソフトバンクが最もお得になります。
ウルトラギガモンスター+の威力は凄まじいです。
ただ、例えばひとり10GBで収まる場合などは、ドコモのシェアパック50GBでも同程度の料金になるので十分だと言えます。
docomo withを適用させると…
次に、au/ソフトバンクの分離プランに合わせて、ドコモもdocomo withを適用させた場合です。
4回線ともライトユーザーの場合、最安はドコモの1,780円。
安さはダントツです。
ソフトバンクの場合、ライトユーザーが一人いても、トータルの料金がそこまで変わらないのですが…
auやドコモはライトユーザー向けプランが安いので、結果的にはお得になります。
特にドコモは、ライトユーザーだからといって一人あたりのデータ量の上限が決まっているわけでもないので、適切なシェアパックを選べば、非常に安く運用できます。
例えば、MATTU家では4人6回線でも、シェアパック30GBで全然余裕です。
外出先でよくテザリングでデータ通信したりもしますが、全然事足ります。
一人50GB使うのが、かなり難しいですね…
光回線セット割を考慮してみると…
最後に、光回線セット割を考慮してみます。
ドコモであれば、ライトユーザーで1,580円/人、シェアパック50でも3,430円/人と、非常に安いです。
ソフトバンクのウルトラギガモンスター+も、4,480円/人とお得な印象を受けますが、やはりちょっと高めな印象。
auは、スマートバリューしか割引がないのが少し痛い形になりました。
あなたにとって最適なプランは見つかりましたか?
ドコモ、au、ソフトバンクの3社のひとり向け料金プランを見ていきました。
・docomo withや月々サポートを駆使すれば、安さが際立つNTTドコモ
・ライトユーザーにはバランス良いが、家族割引が弱いau
・とにかく使いまくりたい方にはオススメのソフトバンク
という、それぞれのキャリアの特性が見えてきます。
ひとり向けプランと、そこまで大きくは変わらなかったですね。
ぜひ、次のキャリア選びの参考にしてみてください。
各キャリアの料金プランの詳しい解説は…



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