こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
知る人ぞ知るデジタルペーパー兼AndroidタブレットのBOOX Note 10.3が、国内発売されることが発表されました。
5月前半にAmazonなどで発売されます。
今までのBOOXシリーズとは一線を画した、操作性や機動性を売りにしています。
今回は、DPT-CP1と比較しながら、使い勝手を比較していきましょう。
ONYXのデジタルペーパーBOOX Noteとは?
ONYXという中国メーカーが世に送り出すBOOXシリーズの最新作、BOOX Note。
BOOXシリーズは液晶の代わりに「電子ペーパー」を使ったタブレットを作っています。
今までのBOOXシリーズの端末はAndroid4.0〜4.4でRAM1GBという非常に低スペックのものでした。
そのため、入れたいアプリも入れられない、もっさりしすぎてしまう、などデメリットの方が目立ってしまっていました。
今回発売するBOOX Note 10.3は、Android6.0でRAM 2GBと、大幅に強化されています。
RAM2GBだと心細いのではないのか?という意見も出てきそうですが、そもそもデジタルペーパーなので、動画やゲームなどの高負荷な動作はもともと合いません。
そういう用途で使うなら、iPadなどのタブレットの方がいいと思います。
読む、書く、に適した抜群のスペック
BOOX Noteは電子ペーパーを採用しているため、文書を読む、メモする、に非常に秀でています。
読む、に秀でたPDFリーダー「NeoReader2.0」
NeoReader2.0というアプリがプリインストールされています。
PDFを取り込むと、余白やコントラストの調整を自動的に行えます。
そのため自作の電子書籍であっても、PC側で読みやすくするための手間をかける必要がないのがメリットです。
自分の文字や線を書き込むことも可能です。
書き込みは、筆圧検知や傾き検知に対応したNoteアプリで!
Noteアプリは、筆圧検知や傾き検知に対応しています。
※サードパーティのアプリへも、アップグレードで対応予定。
嬉しいのが、手とペンのタッチを自動的に切り替え、手をついたまま書くことができる「パームリダクション機能」にも対応しています。
直感的にメモが捗ります。
Wacomのデジタイザー技術を搭載しています。
※Galaxy noteシリーズのSペンも使えるとのことです。
充電不要なのはデカい!!
その他にも…同じwacom feel ITテクノロジーを搭載した以下のペンでも使えます。
・ドスパラ raytrektab DG-D08IWP のデジタイザペン
サイドボタン無しですが、今の所、BOOX Noteに入っているアプリでサイドボタンは使われていないので問題ないです。
・東芝 デジタイザーペン PADPN003
太めのペン軸になります。筆圧検知が2,048階調でちょっと劣りますが、使用上の問題は無しです。
(Sebastian Poeさんにコメント頂きました。ありがとうございました)
もちろん、2画面メモにも対応していますよ!
DPT-CP1とBOOX NOTEを比較してみる
私はDPT-RP1を持っていますが、それのA5版サイズであるDPT-CP1が6月に発売されます。
サイズはCP1のほうが近いので、こちらと比較してみることにします。
スペック | BOOX NOTE | DPT-CP1 |
---|---|---|
大きさ | 249.5×177.8×6.8mm | 243.5×174.2×5.9mm |
画面サイズ | 10.3インチ | 10.3インチ |
重さ | 325g | 240g |
ペン | wacom feel対応 Galaxy noteのSペンなど使用可 充電不要 | 専用ペン 充電必要(充電1回で一ヶ月) |
OS | Android 6.0 | Android(カスタム) |
Wi-Fi | 2.4GHz | 2.4GHz,5GHz |
RAM | 2GB | 非公表(1GB?) |
ROM | 32GB | 16GB |
ポート | USB-C | Micro USB, NFC |
Bluetooth | 4.1 | 4.2 |
Google Play | ◯ | ✕ |
スピーカー | ステレオ | ✕ |
付属品 | BOOX NOTE本体、ミヤビックス製ディスプレイ保護フィルム、Anker製ACアダプター、保護ケース | スタイラスペン、USBケーブル(約1.5m)、替え芯、芯抜き、ご使用になる前に(保証書一体型) |
大きさはBOOX Noteの方が大きく、厚く、微妙に重い様子。
このように、微妙にBOOX Noteのほうが大きいですが、ほとんど変わりません。
ただ、もともとDPT-RP1が、体感が抜群に軽かった(スペックの重さは349g)ので、体感はそれほど変わりません。
BOOX NoteのWi-Fiは5GHz帯非対応です。
スピーカーはステレオというマンモス仕様…
ソニーでは別売りのACアダプターや保護ケースも付属品として発売されるのは嬉しいところ。
BOOX Noteの価格は6万9800円(税込)と、DPT-CP1 よりわずかに安い程度。
使用者の声を見ていると、かなり満足度はたかそうです。
手に入れるのが楽しみ…!!!
マイナーアップデートされた新しいBOOX Note Plusが発売されています。

デジタルペーパー(QUADERNO、DPT-RP1・DPT-CP1、BOOX Note)レビュー記事一覧
クアデルノ QUADERNO A5(第2世代)
QUADERNO A4/A5(第2世代)は、2021年7月8日に発売されました。前作やDPT-RP1と比べても、格段に書き心地など向上しております。


Sony デジタルペーパー DPT-RP1,DPT-CP1
DPT-RP1については、開封の儀、書き心地、使い心地など、いろいろレビュー書いています。
参考にしてみてください。










ONYX BOOX Note 10.3
ONYX BOOX Note 10.3も、入手次第レビューを上げていきます。お楽しみに。





コメント
某掲示板でも書きましたが、BOOX Noteで使えるペン、以下の物も動作確認済みです。
・ドスパラ raytrektab DG-D08IWP のデジタイザペン
サイドボタン無しですが、今の所、BOOX Noteに入っているアプリでサイドボタンは使われていないので問題ないです。
・東芝 デジタイザーペン PADPN003
太めのペン軸になります。筆圧検知が2,048階調でちょっと劣りますが、使用上の問題は無しです。
Sebastian Poeさま
コメントありがとうございます!wacom Feel IT搭載ペンだと使えるのですね!
記事にも追記させていただきました。ありがとうございました!