こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
今回は、デジタルペーパーDPT-RP1を約1か月使ったレビューを書きたいと思います。
長期間使ってきて、感じたことをつらつら書きます。
ハードウェア面
端末の電池持ちは、1週間程度
端末は電池持ち1週間程度です。
設定は、BluetoothだけON、Wi-FiやNFCはオフにした状態です。
おそらく端末上部にバッテリーが格納されているのか、時折端末上部がほんのり暖かくなることがあります。
(充電などしていないのですが…)
Bluetoothをオフにすれば、もうちょっとのびると思います。
ペンの充電は、全く問題なく、数週間持っています。
手を付けながら書ける、が…
手を付けながら文字を書けます。まさに紙のような書き心地です。
これは、おそらく広範囲でタッチしている場合は無効になる処理がされているのではないかと思います。
実際、2本以上の指でページ送りをすることはできません。
ピンチアウトの操作(縮小4×4表示へ移行)のみはできる、といった感じです。
ペンを画面上に置いた状態で、メニュー操作などが出来ません。
これが地味に不便だなーと思ったりします。
紙だと結構紙上にペンを置くことがあったりするので、「あれ、効かないぞ、どうしてだろう」と戸惑うこともしばしばありました。
ページ下部で文字とペン先がずれる現象あり
ペン先の摩耗が起因しているのかわかりませんが、ページの最下部(端っこ)で文字とペン先がずれ、変な時になることがありました。
これは、以前yPadというガントチャート付きスケジュール帳が使いやすいという記事で、テンプレートを作りDPT-RP1上で手帳内の見本の内容を書き込んだ中身です。
最下列の12/6のところ、全体的に、変な感じになっています。
これ、毎回なるわけではないのですが、たまに最下列の反応がおかしくなる時があります。
また、ペンで文字を書くときに認識されないことも、たまにありました。
ペン先の摩耗
最初の1週間は、ペン先はフェルト素材のほうを使用していました。
一週間で、ここまで摩耗しました。左が使った方、右は新品です。
現在は、POM素材のほうを使用しています。
書き心地は、ボールペンっぽい!
こちらも、左が使った方、右が新品です。
フェルトと違って摩耗で毛羽立たないのでその点では使いやすいと思います。
摩耗したことがわかりにくいかも。
個人的にはPOMのほうが好印象ですが、鉛筆っぽい書き心地を好む人だったらフェルトのほうがいいかなと思います。
ソニーストアが最安値です。
ソフトウェア面
UNDO機能欲しい!
消しゴムが線ごとの削除(タッチした領域ごとではない)ので、想定外のところが消えた時に戻ることが出来ないのがきついです。
というわけでUNDO(戻る)機能が切実に欲しいです。
「範囲選択」→移動・コピーの流れ、めちゃくちゃ便利
「メニュー」→「範囲選択」→文字の移動やコピーの流れをめちゃくちゃ使っています。
すごく便利です。
上の動画でも3:06ぐらいからデモしてますが、これ非常に便利すぎます。
ぜひ、これをメニューから外に出して、虫眼鏡の並びに持ってきてほしいです。
拡大のアイコンあんまり使わないから、それと入れ替えでもいいくらい。
また、ペン上部のボタンを押しながら範囲選択すれば、手書きだけでなくPDFのスナップショットが出来る、みたいなこともできたら最高です。
(現状は、手書き部分しか他文書にコピーできないので、スナップショット機能欲しいです)
PC・クラウド同期周り
PC・クラウド同期周りは、母艦PCが周りにいる分には、非常に満足です。
ただ、出先で配られた資料をスマホのカメラなどでキャプチャ撮って、それをデジタルペーパーに転送して書込み、みたいな感じで使いたいことがしばしばあります。
その時に、手元にPCがないとDPT-RP1に飛ばせないのは非常に不便です。
AndroidやiOSでも対応させるか、クラウドとWebDAVなどで同期できるようにしてほしいです。
ちなみに、同期フォルダ内にPDFファイル以外のファイルがあった場合は、そのファイルは同期されません。PDFファイルのみが同期されます。この機能、地味に便利だと思います。
DPT-RP1を周りに見せた時の反応
最後に、DPT-RP1を周りに見せた時の反応をまとめておきます。
ポジティブ
・軽い!
・サクサク表示がすごくいい!
・書き心地いい
・「できる人」感が出ている
ネガティブ
・高い…
・書く時の若干のDelayが気になる
・大きい(半分サイズがあれば,なおいい)
高い、に関しては、まあ一応法人向け端末なので、それを個人で買うのはちょっと割り切る勇気が必要だと思います。
A4主体の人ならこれで全然問題ないのですが、携帯性を考えると半分のサイズのものもあってもいいのかもな、とも思います。
やはり、研究者は結構食いつくようで、母校の研究室を訪問した時も、教授にかなり興味津々に尋ねていただけました。
それだけ研究用途には優れた端末なんじゃないかと思います。
非常に満足度の高い端末です
ホント買っていてよかったと思います。
ソニー開発者によれば、今後も声に応えてアップデートする、という話もきいているので、要望はどんどん声に出したほうがいいのかと思っています。
この端末は、本当にいろいろな可能性を秘めています。ぜひ、お近くのソニーストアや大学生協で触ってみてください!
デジタルペーパー(QUADERNO、DPT-RP1・DPT-CP1、BOOX Note)レビュー記事一覧
クアデルノ QUADERNO A5(第2世代)
QUADERNO A4/A5(第2世代)は、2021年7月8日に発売されました。前作やDPT-RP1と比べても、格段に書き心地など向上しております。


Sony デジタルペーパー DPT-RP1,DPT-CP1
DPT-RP1については、開封の儀、書き心地、使い心地など、いろいろレビュー書いています。
参考にしてみてください。










ONYX BOOX Note 10.3
ONYX BOOX Note 10.3も、入手次第レビューを上げていきます。お楽しみに。





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