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Galaxy S22 Ultraは、最大45W充電(超急速充電2.0)でどれだけ早く充電できる?CIO LilNob C2A1で検証レビュー

Galaxy S22 Ultra(2022)

こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

Galaxy S22 Ultraは、最大45Wの急速充電に対応しています。
Galaxy S22 Ultraの端末上では、「超急速充電2.0」と表示され、非常に速い速度で充電できるのかとびっくりします。

しかし、トータルで充電に要する時間は45Wと25Wでそんなに変わらない、という話もあり、実際に充電に45Wで充電できるのか?どれだけ高速に充電できるのか?非常に気になりますよね。

また、Galaxy S22 Ultraの45W充電を実現するには、充電器が単純に45W出力できるだけでは利用できません。

今回は、CIO様より、Galaxy S22 Ultraの45W急速充電にも対応した「CIO LilNob CIO-G65W2C1A」をご提供いただきました。
Galaxy S22 Ultraが実際に45W充電に対応しているのか、またどれだけ早く充電できるのか検証していきます。

商品提供:株式会社CIO

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Galaxy S22 Ultraで最大45W充電をするための条件は?

Galaxy S22 Ultraは、最大45W充電に対応しています。
歴代の端末では、Galaxy Note10+やGalaxy S20 Ultraでも対応していたのですが、1年半のときを経て久しぶりの対応となりました。

ただし、単純に充電器が45W出力に対応しているだけでは、45W充電はできません。

最大45W充電を実現するためには、「PPS充電」と「5A」が必要

Galaxy S22 Ultraで最大45W充電を実現するには、「PPS充電」と「5A」が必要です。

PPS充電(Programable Power Supply)とは、簡単に言えば「スマホが必要な電気量に合わせて、充電器からの供給量を自動調整してくれる」という機能。
スマホが必要な電力に合わせて電圧/電流を細かく変動させることで発熱を抑え、無駄な電力を発生させずに効率的に充電できます。

Galaxy S22 Ultraをはじめ、Galaxyシリーズのスマートフォン・タブレットなどでは、このPPS充電(Samsungの呼称は「Super Fast Charging」)に対応しています。

最大出力Samsungの呼称条件
45WSuper Fast Charging 2.0(超急速充電2.0)3.3-11V / 4.05A (PPS)
25WSuper Fast Charging(超急速充電)3.3-11V / 2.75A (PPS)
15W急速充電PD 2.0, QC 2.0, AFCなど
10W通常の充電

Super Fast Charging(PPS充電)でのサポートは、Galaxyデバイスでは25W・45Wの2種類があります。

45W充電をする場合は、電流は4.05Aが必要です。
(電流は4.05Aに達する可能性があるため、5A対応ケーブルが必要です)

世に出回っている45W対応充電器は、PPS充電には対応していても3.0Aまでの対応、というものも多いので、注意が必要です(執筆時点では)。

大人気なCIO LilNob 2C1Aでは、最大65W出力!PPS充電+5A出力にも対応!

今回、CIO様より大好評発売中の「CIO LilNob 2C1A(CIO-G65W2C1A)」をご提供いただきました!
LilNob 2C1Aを使って検証していきたいと思います。

LilNob 2C1Aは、最大65Wでの充電が可能です。

LilNob 2C1Aのパッケージ

USB Type-Cポートが2つ、Type-Aポートが1つの、合計3ポートが搭載されています。

充電ポートは、USB Type-Cが2つ、Type-Aが1つ

LilNob 2C1A本体の大きさは、65W・3ポート充電器としては非常に小さいです。
下の写真では、MacBook Pro M1(2020)に付属されていた60W充電器を並べてみていますが、半分ぐらいの大きさ。

そのほか他社のGaN2ポート充電器なども持っていますが、3ポートでこの大きさはびっくりです!

製品仕様。1ポート最大65W!2・3ポート使用時もUSB-C1は45W出力対応

Galaxy S22 Ultraを使う上で最も注目しなければならないPPS充電については、

3.3V-11V / 5A

の表記がありますね!5A出力にちゃんと対応しています。

USB Type-Cを1ポートだけで使う場合、最大65Wの充電が可能です。
USB-C1を挿しながら、C2でも充電する場合、C1は45W・C2は18Wの充電が可能です。

MacBook Pro M1(2020)1台に挿した場合、57Wで充電できました

3ポートすべてを使って充電する場合も、USB-C1は45Wを維持。
USB-C2とUSB-Aは5V/3Aの出力が可能。

全てのポートにGalaxyを挿して測ってみた場合

詳しくは動画でもレビューでまとめていますので、ご覧ください。

実際にGalaxy S22 UltraをLilNob 2C1Aで充電してみると…

実際に、Galaxy S22 UltraをLilNob 2C1Aで充電してみました。

ちゃんと、「超急速充電2.0」の表示が出ています。
9V・4.05Aで入力され、36Wの充電ができていました。

何度か充電を試していますが、だいたい36-38W近辺が最大のようですね!

Galaxy S22 Ultraの45W充電(超急速充電2.0)、どれだけ早く充電できる?

Galaxy S22 Ultraの45W充電(超急速充電2.0)は、25W充電(超急速充電)と比べて実際どれぐらい早く充電できるのでしょうか?

実際に充電して検証してみました。

※端末の状態・温度・外気温など、いろいろな要因で充電時間は変化する場合があります。

Galaxy S22 Ultraの充電時間を比較

では、充電時間を比較していきます。
充電している様子をカメラで撮影し、電池残量が5%増えるごとにプロットしています。

青い線が45W充電、オレンジ色が25W充電です。

0%から50%まで回復したのに、45W充電の場合29分、25W充電の場合40分かかっています。
90%までの充電では45W充電で56分、25W充電で74分。
フル充電までは、45W充電の場合72分、25W充電の場合91分かかっています。

トータルすると、20%程度高速に充電できている、というのがわかります。

充電速度の違いは?

45W充電も、25W充電も、ずーっと同じ電力が供給されているというわけではありません。
スマホに供給されているワット数の変化を、イメージとして図にまとめてみました。

超急速充電(25W)のイメージ(グラフの線は、実測値ではなく変化をイメージ図として書いたものです)

25Wの超急速充電は、ずっと25Wで充電しているわけではなく、だいたい25~27Wあたりで充電するのと、8W程度で充電するのを繰り返しています。
発生している熱などの要因があるのかと思います。