こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Xperia PROは1080pでのHDMI入力にも対応していますが、公式のYouTubeアプリからのライブ配信は720pまでの対応となっています。
せっかくのプロ向け生配信機材「Xperia PRO」ですので、4Kとは言わないまでも1080pでの配信をしたいところ。
Android向けのエンコーダー配信対応アプリを使うと、Xperia PROなどでも1080pや(一応4Kでも)配信可能です!ご紹介していきます。
Androidでエンコーダー配信できるアプリ「Larix Broadcaster」を使おう
Androidで高画質配信するには、エンコーダー配信できる「Larix Broadcaster」を利用すると便利です。
インストールして開きましょう。
1080pや4Kでの配信も可能

設定>Video>Video sizeから、解像度を選択可能です。
初期状態では4032×3024になっていたので、変更必須。
4Kや1080pでの配信が可能です。
FPSも変更可能

FPSも変更できます。Video sizeの一つ下にFPSの項目があります。
デフォルトだと30fpsまでの配信になっていましたが、一番下の15-60 variable rateを選択すると、60fpsまで配信ができます。
オーディオ(音声ソース)設定

音声ソースも、「Default audio source」を選択すれば、HDMIから入力した音声をそのまま配信できます。
配信先の設定

配信先を設定する場合は、設定>Connectionsをタップします。
配信先を設定すると、チェックにマークがついている配信先に映像が出力されます。
初めて接続先を設定する場合や、接続先を追加する場合は「New connection」をタップします。

YouTube Liveで配信する場合は、
Name:(自分のわかりやすい名前を入力)
URL: rtmp://x.rtmp.youtube.com/live2/xxxx-xxxx-xxxx-xxxx (xxxx~はストリームキー)
YouTubeの管理画面はlive2までのURLとストリームキーが別々に記載されていますが、ここのURLにはlive2の後にスラッシュ(/)をつけて続けてストリームキーを記載します。
その下のモードは、音声と映像を両方配信する場合は「Audio+Video」、その下にIDやパスワードが表示される場合も空欄のまま「SAVE」をタップします。
実際に外出先でXperia PRO+VLOGCAM ZV-1だけ持って、配信してみた
Xperia PROとVLOGCAM ZV-1をHDMIケーブルで繋ぎ、これだけで配信してみました。
機材の構成は、ほんとに「スマホとカメラ」だけ

実際に撮影に使ったZV-1とXperia PRO。
HDMIケーブルで繋いだだけです。
あとは、Larix Broadcasterを立ち上げ、1080p(今回は30fps)で配信してみました。
実際に生配信した様子
実際に生配信した様子は以下の通り。
ちょっと長いので、途中から再生する設定にしています。
(興味ある方は巻き戻していただければ…)
ZV-1は手ぶれ補正はON(アクティブではない)ので、若干の手振れがあるのはお許しください。
ただ、ZV-1のマイクは本当に優秀で、このような外での配信では本当によく音を拾ってくれます。
Xperia PROの配信は、やはり電波に依存しているところはありますね。
全編LTEでの配信となっており、池の奥側は電波が悪く途切れがち。しかし、道路側(西側)は比較的安定して撮れています。
スマホからLTEでの歩きながらの生配信で、これだけ綺麗に安定して撮れるのはすごいです。
歩いて撮っているとやはりちょっと少し画像が荒くなるのかなぁという感じもします。
できれば立ち止まって定点で置き、ある程度の速度が出ることを確認してから生配信したほうが良さそうですね。
ちなみに、ZV-1を40分ぐらい持ち続けながら歩いて生配信しましたが、ZV-1の重さでも徐々に重く感じました。
α1など一眼の大きなカメラを持ち歩いて生配信する場合は、重さにもご注意ください……。
VR-1HDやATEM miniなど、ストリーミングミキサーで配信すると、さらに配信クオリティーが上がる!
VR-1HDやATEM miniなどのAVストリーミングミキサーで配信すると、HDMIソースの切り替え・クロマキーやPinP、音声エフェクトなど、ググッと配信クオリティも上がります。
実際に配信テストした様子を編集したのが以下の動画です。
(該当箇所から再生されます)
上の動画もXperia PRO(LTE回線)からの配信で、PCがなくても高いクオリティーの配信が可能です。
かなり便利。
Xperia PROで生配信しながら、配信中にもらったチャットコメントを1台のスマホで確認
Xperia PROで生配信していると、もらったチャットコメントをみて反応したくなることもありますよね。

そんな時も、Xperia PROは21:9の細長ディスプレイであることが生きてきます。
左側にはLarix Broardcasterでの配信画面、右側にはYouTubeアプリでの実際の配信画面(上の例では前日のアーカイブ)をマルチウインドウ表示しています。
こうすることで、映像を確認しながらコメントも確認できる、一石二鳥な感じになりますね。
Xperia PRO一台で、YouTube Live配信なんでもいけそう
いいエンコーダー配信のツールがないか探していましたが、今回紹介した「Larix Broadcaster」がめっちゃいい感じです。
外部カメラともHDMIでつなげますし、VR-1HDやATEM miniなどを使えば凝った配信もHDMI一本ですみます。
HDMIだけで配信できれば、USBポートは充電にも回せますので、配信中は電池残量を気にせず安心して配信に専念できますね。
ちなみに、上でもご紹介した公園での40分の配信で、Xperia PROのバッテリーは94%⇨66%まで減りました。
今回ご紹介した配信テストは全てLTE回線でのテストになるので、Wi-Fi環境下ではもう少し安定して、綺麗な画質で配信できます。
生配信を多用する身としては、PCを何台も持っていかずに、1台がスマホですむというのは非常に便利になったなと感じます。
Xperia 1 IIとXperia 5の価格・レビューまとめ
※Xperia 1 IIとXperia 5はDual SIM+おサイフケータイ(FeliCa)搭載のSIMフリー版として、ソニーストアで国内発売されます。

Xperia 5 IIとXperia 1 IIの価格
Xperia 5 II(6.1インチ,21:9)
契約 | MNP | 新規契約 | 機種変更 (5G⇒5G) | 契約変更 (3G,4G⇒5G) |
---|---|---|---|---|
ドコモ(11/12発売) | 77,000円 (▲22,000) | 99,000円 | 99,000円 | 99,000円 |
au(10/17発売) | (▲22,000) | (▲11,000) | 5,500円CB | 5,500円CB |
ソフトバンク(10/17発売) | 93,600円 (▲21,600) | 115,200円 | 115,200円 | 115,200円 |
Xperia 1 II(6.5インチ,21:9)

シネマワイドディスプレイ(21:9)なXperiaのレビュー一覧
Xperia 1 II




サイドセンス・おススメ設定
サイドセンスは、エッジのショートカットから簡単にアプリやマルチウィンドウを呼び出せる機能です。




ディスプレイにHDMI出力
Xperia 1やXperia 5はHDMIケーブルをつないでディスプレイに映像を出力できます。

Xperia 1のレビュー



Xperia 1 カメラのレビュー


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